決死の作戦
攻略法は見つかるのか!?
さて、俺は満のおかげで死なずに済んだ
しかし、攻略法が見つからない
「くそっ…どうすればいいんだよ…」
考えても何も思いつかず、刻一刻と時間が過ぎていく
残り時間 1時間30分
これまで勝ち残ったのはゼロ人
だが、死んだのも最初のやつを抜けばゼロ人
攻略法さえあれば…
「!!っ…」
そこで透に1つの考えが浮かぶ
この絶体絶命の境地を一気に打開する解決策を
しかし、その考えはなんの勝算もなく賭けのようなもの
必ずしも成功するわけではない
「みんな…聞いてくれっ!」
俺はみんなにこの作戦を話した
「ほぉ…面白い考えだな…」
満は気に入ったようですぐにのってきた
「だけど、死ぬかもしれねぇんだろ!?俺はまだ死にたくない!勝手にやってろ!」
「悪いけど私も死にたくないから…」
みんなは死を恐れて乗り気ではない。だが、この作戦には人数がなにより大事であった
「今やらないでどーすんだよ!!このまま野垂れ死んでお前らはいいのかよ!?どーせ死ぬならとことんやるしかねーだろ!いい加減…覚悟をきめろよ…っ!」
正直綺麗事を並べただけ。俺だってこんな作戦はしたくない
しかし、希望の光はこれしかないのだ
「…ーーっ!わかったよ!」
「ありがとう!」
みんなは俺に押し負けたようだった
「いいか。作戦の内容はこうだ」
まずタイムリミットが30分になるまで待つ。これは何か起こるかもしれないしな。
タイムリミットが30分切ったら教卓にいる先生に質問するようにして4.5人近づく。俺はその中に混じってるからな
それで、俺が質問するためにあげた手を下ろす。その瞬間に俺の周りにいた人達で先生を抑える。
最後にみんなでたたみかける。たたみかける時は満の指示に従ってくれ。
みんなは静かに頷く
そしてみんなはタイムリミットまで待つ
この短くて長いような時間をひたすら待つ
その瞬間はすぐに訪れた
「よし…みんな…いくぞっ!」
タイムリミット
0時間30分
作戦の成功はいかに…