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秋ちゃんの彼氏

ぼやっとしてます。

すみません。

夕飯は秋ちゃんに手伝ってもらって作った。

アボカドサラダにクリームスパ、コンソメスープと簡単なものにした。

兄を泣かすのは勘弁してやった!


「ヒヨリンお料理上手!お嫁に欲しい。」

「ありがとう!私も秋ちゃんの側に居ると元気出るから彼氏居ないならお嫁に欲しかった!」


秋ちゃんには歳上彼氏が居る。

最近出来た彼氏だ。

羨ましい!

たしか図書室でよく会っていた、雪兎さん達と同い年の先輩だ。

なかなかのイケメンだと聞いている!


「受験生だから邪魔しないようにしないと。」


そう言ってた秋ちゃんがスッゴく可愛かった。


「秋ちゃん彼氏居るんだ。」


雪兎さんが秋ちゃんに話しかけると兄が首をかしげた。


「雪が女の子をちゃん付けしてるの珍しい!知り合い?」

「いや、日和が秋ちゃんって言ってだから。それしか知らないってだけ。」


雪兎さんの言葉に私は少なからず安心した。

秋ちゃんがニヤニヤ私を見る。

雪兎さんを好きなの黙ってれば良かった………


「秋ちゃんの彼氏さんはたいちゃん達と同い年だったよね?あんまり会えなかったりする?」

「そんなことないよ!お互いに好きな本読んだり勉強したり一緒に居るけどお互いに邪魔しない!みたいになってきたかも。」

「それ………楽しいの?」

「それが心地いいから付き合ってるんだよ。」


秋ちゃん大人だ。

なんだか羨ましい。

側に居るだけで良いだなんて素敵だ。


「まあ、もう少し手を出してくれても良いのに!って思う。」


秋ちゃんの言葉に私は赤面してしまった。


「秋ちゃん?」

「好きだからそう言うことも考えちゃうって話。」


お、大人だ。

私にはまだ未知の世界の話ですよ。


「彼氏ってちなみに誰君?」


兄は少し考えながら言った。


「えっと、三木谷達也(みきたにたつや)先輩です。」

「ミッキーか………たぶん嫌われたくないからじゃないかな?」


兄はどうやら秋ちゃんの彼氏と友達みたいだ。


「ミッキーここ最近幸せそうだもんな!」

「太陽がムカつくって後ろから蹴り入れてたぞ。」

「裏切り者!雪がやれって言ったんじゃんか!」


かなりの仲良しさんだと言う事はわかった。


「三木谷はヘタレだからな。可愛い彼女に嫌われるぐらいなら我慢するだろうな!まあ、健康な高校生男子だからな………相当我慢してると思うぞ。」


雪兎さんの言葉に秋ちゃんは目をパチパチしばたかせた。


「私に魅力がないからじゃなく?」


兄と雪兎さんはニコッと笑った。


「「そんなわけない。」」


秋ちゃん!羨ましい!

兄はともかく雪兎さんに魅力があるって言われて羨ましい!

私も雪兎さんに魅力あるって言われたいよ。


「私から押し倒せば良いって事?」

「秋ちゃん!女の子が押し倒すのはありなの?」

「いざとなったら女は度胸でしょ!」


秋ちゃん!男前だよ!

格好良すぎだよ!


「まあ、三木谷先輩は押し倒してもスルーされそうで怖いけど。」

「「ないないない。」」


兄と雪兎さんのシンクロ率が半端ないです。


「ミッキーだって男だよ!可愛い彼女が頑張ったら理性なんて、なにそれ美味しいの?だよ。」

「確かに、自分の彼女が頑張ったらそれは理性とか言ってらんねえな。」


雪兎さんは優しい顔で秋ちゃんを見て頭を撫でてあげていた。


「ひよ、お前はまだ解らなくて良いからな!」

「私だけ仲間外れ!」


兄はしみじみとそう言った。

私だって興味がない訳じゃないんだよ!

少しふくれて見せると雪兎さんに頭をポンポンされた。


「いちゃつく相手が居ないなら仕方ないだろ?だk」

「さっきヒヨリンのパパさんが彼とイチャイチャするなって言ってたよね!」


秋ちゃんは私にウインクして見せた。


「秋ちゃん!」


雪兎さんはフリーズ。

兄は物凄い怒った顔をした。


「ち、違うよ!お父さんは別に……」

「ヒヨリンの好きな人は手強いって有名だもんね!」

「秋ちゃん!止めて本当に止めて!兄怖い!」


私は秋ちゃんの肩をつかんで揺さぶった。


「冗談なのに!」

「えげつないから!冗談なのにえげつないから!」


その時私は兄に肩を捕まれた。


「ひよは、誰といちゃつくって?」

「違うよ!お父さんが雪兎さんがいるなら、雪兎さんばかりに構ってるとたいちゃんがすねちゃうぞって言ってただけだよ。ね!秋ちゃん!」


私が必死に言うと兄は秋ちゃんを見つめた。


「ご、ごめんなさい。ちょっとしたドッキリのつもりだったんです!」


秋ちゃんも兄の迫力につい謝ってしまっていた。

兄怖い。


「ひよの好きな人って?」


兄の一言に秋ちゃんは視線をそらした。


「黙秘します!」

「黙秘?ひよ!」

「兄!それ聞いてどうするの?」

「殺す!」

「言うわけないじゃん!」


私は兄から雪兎さんの方に視線をうつした。


「日和は好きな人が居るのか?」


雪兎さんは本当に驚いた顔をしていた。


「………居ますけど………いいでしょ!」


私の言葉に兄は雪兎さんに抱きついた。


「雪!ひよがひよが~!」


なぜか雪兎さんも兄を抱き締め返していた。


「絶対許さん!雪と一緒に邪魔してやる~!」

「無駄な事しなくて良いから!」

「日和が大事だから言ってるんだ!」

「雪兎さんまで?なんで?私だって普通の女の子でしょ!秋ちゃん!」

「私はヒヨリンの味方だよ。」

「秋ちゃん好き!」


私は秋ちゃんに抱きついた。

そこで居間のドアが開きお父さんが入って来ようとしてフリーズした。


「お前らなにやってんだ?」

「………薔薇百合ゴッコ?」

「今すぐ止めなさい!」


あれ?さっきも同じような事があったような?


「親父!ひよが好きな人居るって!」

「ああ、知ってる。」

「お父さん絶対秘密だからね言ったらお母さんに無いことばっかり言うから!」

「太陽!秘密だ。」

「裏切り者!親父はひよが心配じゃないのか?」

「日和が決めたなら仕方ないだろ?すでに身辺調査もすんでるしな!」


父よ!雪兎さんの身辺調査なんかしてたの?

バレたら雪パパに笑われるよ!

必死か?ってツッコミ入れられちゃうよ!


「おじさんが認めた相手だと言う事ですか?」

「そうなるね!」


父よ!なぜ嬉しそうなんですか?

私は秋ちゃんの方を見た。

あきらかに、予想の斜め上の大惨事になったと思っているようですね。


「じゃあ、私と秋ちゃんは帰るね!」

「送って行くか?」

「北森さんに送ってもらうから、お父さんは二人を足止めしといて!」

「まかせろ!」

「親父の裏切り者!」


私は秋ちゃんの腕をつかんで逃げた。

学校のバックを北森さんに預けたのは正解だったようだ。







なんだかすみません。


展開を考えると、終わってしまいそうです。

すみません。

もう少し頑張りたい。


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