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異邦の王は風に立つ 副題:天は彼を選んだ。だが彼は――この国の民すら信じてはいなかった。

作者:剣城大和
「四風十二国」――王の徳が国を潤し、王の驕りが国を腐らせる世界。
現代日本の高校二年生・水城遥は、学校帰りに不可思議な亀裂へ迷い込み、荒れ果てた大地に転落する。そこは白風国。王を失って久しく、飢饉と内乱に苦しむ国であった。

天の選定により、遥は否応なく「新たな王」として即位させられる。だが、民は異邦の少年を信じず、宰相・楓麟も冷徹に告げる。――「失敗すれば国は滅び、あなたも死ぬ」と。

隣国・紅月国の若き王・朱翔は武をもって白風国を併呑しようと虎視眈々と狙う。民の支持なき改革、飢える人々、迫る戦火。そして何より、遥自身の心の弱さ。「元の世界に帰りたい」という切実な願いが、彼を王から遠ざけていく。

それでも、寄り添う女剣士・藍珠の叱責や、民の小さな感謝の声に触れることで、遥は次第に「この世界で生きる意味」を見出していく。
――天はなぜ彼を選んだのか?
――徳とは何か? 王とは何者か?

少年は王として、人として、その問いに応えるため風に立つ。

主な登場人物

水城 遥(みずき はるか):高校二年生。天の選定により王に。強い正義感はあるが繊細で未熟。

楓麟(ふうりん):白風国の宰相。獣耳を持つ「風獣族」。冷徹で厳格、王を育てようとする。

藍珠(らんじゅ):元王家の剣士。民の出身。遥を試すように付き従う。

朱翔(しゅしょう):隣国の王。才覚あるが傲慢。遥の対になる存在。

世界観

四風十二国:四方の風を中心に十二の国が並立。

王は天に選ばれ、国と心身が連動する。王が病めば国も荒れる。

人外の補佐官(風獣族など)が統治を助ける。

異界と現実世界は「風門」でつながる。
第1章 異邦の召喚
第3話 即位の儀
2025/09/28 11:36
第2章 王なき国
第5話 民の声
2025/09/28 11:47
第3章 揺れる心
第9話 軍議の影
2025/09/29 07:42
第4章 試練の時
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