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友人・痛風・野獣

作者: みくた

 友人とカップ麺を食べながら他愛もない話をしていると、彼は最近痛風を患ったと言う。

 彼の好物はビール、魚卵、カップ麺と痛風に良くないもののオンパレードだ。

「お前、好きな物ほぼ食べれないんじゃねぇか?てか、カップ麺食ってちゃダメだろ。」

「病気ごときで好きな物をやめられるかよ。」

 俺の問いに友人はそう答えると、麺を食べ終えスープだけになったカップの中に米を投入し、さらに卵を割り入れた。


 そして、彼は今も痛風の痛みに野獣のような雄叫びを上げながら、好物を食べ続けている。

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