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23 合わせてみる?

 本当なら、小屋の中にトイレが有る方が良いんだよね。

 最悪でも工事現場とかに有る仮設トイレみたいな感じじゃないと嫌だな。


 小屋に入ってウンウン唸っていたら、テーブルの上の木皿に入った空魔石が目に付いた。

 何気に2つほど手に取ってみる。


 これじゃあ小さすぎて、付与に制限が有るんだよな……。

 アイテム鞄を創る時に感じた感覚を思い出し、どうしたものかと考えた。


 あの時、基準を下げたり、減らしたりしないと付与出来ない事を感覚的に悟ったんだけど、魔石が小さすぎるって事が原因だってわかったんだよね。

 ということは、大きい魔石を用意出来れば良いんだけど、魔石って魔獣から取れるんだよね?

 それこそ私には無理だし。


 そういえば、小指の爪くらいの大きさのこれは、クズ魔石と呼ばれる一番小さい魔石らしい。

 親指の爪くらいのが小魔石で、結界に使われているうずらの卵大の魔石が中魔石。

 大魔石はピンポン玉くらいの大きさが有るという。

 それより大きい特大魔石っていうのも有るらしいが、ドラゴンからしか取れないそうで、とても希少との事。



 ふと思いついたんだけど。

 魔石を2つ使って付与とか、魔石を2つ合わせて1つにするとか出来る気がするんだけど……。

 自問自答のように付与に付いての感覚を呼び起こす。


 ……なんか出来るっぽい。


 八重子さんに怒られちゃうかな? と思いながら、クズ空魔石2つを一緒に握り込んで想像具現化してみる。

 ついでに神力も込めるような感覚を想像したら、しっかり虹色に輝いてます。

 出来ちゃいましたよ、小魔石。

 実験も兼ねてもう一度小魔石を創り、最後に小魔石2つを合わせると?

 おお、凄いじゃん想像具現化さん。

 中魔石を創ることに成功したよ!? 

 コレより大きい魔石は出来るのかな?


 ああそうか、レベルが上がらないと無理っぽいな。

 それでもコレが創れたら、()()が出来るよね。


 ある程度の予想を立てて、必要な物を用意するために八重子さんに声をかけた。





『で? 中魔石まで創っち待ったようだけど、これからどうするんだい?』


 トイレ小屋の手前の地面には、拳大の石10個の山と20個の山。

 あとは中魔石1つに小魔石が2つ。


「まあ見ててよ」


 何となく胸を張って、石10個の山と少魔石に手を置く。


「想像具現化」


 唱えながら、思い浮かべるのは日本の水洗トイレ。

 手洗いとタンクが付いたオーソドックスな形の物だ。


 虹色に輝いて出来たのは真っ白な水洗トイレ。

 右横のレバーに虹色魔石が付いてるんだけど、水に関係しているだけ有って少し水色っぽい。

 アレだね、用途に合わせて属性が変わるんだね。


 確認が終われば、次はトイレを乗せる土台だ。

 コレが一番重要な所。

 中魔石と石20個の山に再び手を置く。

 この時思い浮かべたのが、トイレが乗るくらいの大きさの台。

 だけどその台には小さな引き出しがあって、その引き出しがアイテムボックス容量無限が付いているって物。

 コレが最も必要な()()だ。


 時間停止や極遅などの成約を一切付け無かったので、なんの制限も無く創る事が出来た。

 神水を流すから臭いや汚れは気にしなくても良いはず。

 無限なのに引き出しを付けたのは、()()()()()()に取り替えられるようにだ。

 まあ、その時が来ない事を願うばかりだが……。


 お次はトイレと土台を合わせるように想像具現化し、最後に小屋の中にトイレが収まるように、また具現化を行う。


 どうしてまどろっこしい事をしているかというと、想像具現化のレベルが低すぎて、いっぺんに出来ないからである。


 早くレベルが上がらないかな〜。

 心から願う私であった。

お読み頂き有難うございます。ブックマーク・評価の方よろしくお願いします。



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