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プロローグ

乙女ゲームでもなく、悪役令嬢が主人公でもない、ファンタジー恋愛小説の幕開けです。

全55話で書き上げ済みです。

作者初の恋愛令嬢ものです。



 青い空は高く、夏の始まりを予感させる暖かな風が、レンガ造りの家々の間を流れる。

 石畳の道に馬車が行き交う朝早く、身なりの良い少女と少年が歩いていた。

 艶やかな黒髪の少女リリスとその従者である金髪の少年マリウスは、大通りから一歩裏道に入ったところに一人の老人が倒れているのを発見すると、リリスは慌てて老人のそばに駆け寄る。

 そのしわくちゃの浅黒い顔は青ざめ、息が荒かった。

 マリウスから水を受け取った少女は、老人の上半身を起こして飲ませると、少し落ち着いてきたようだった。

 日陰で、しばらく休ませていると、老人の顔色は見る見るうちに良くなってきたのが分かる。

 そして、白髪に近い銀色の髪を持つ老人は、少女たちにお礼を言うと、ゆっくりと立ち去ったのだった。

 少女はその姿を見送ると、舞い散る花びらの中、嬉しそうに学院へと歩き始めた。

本日、第一話公開予定

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