第4話 アルバイト
僕が働いている本屋は結構人気がある。古書から新書まで品揃えが良いので地元民は良く利用している。僕も休日やバイト終わりに利用している。
そのアルバイト先には自転車で向かっている。家から10分くらいの場所にある。
この自転車は、ある漫画を読んで欲しくなったので、いい自転車を買っちゃった(≧∇≦)b
あ、自転車じゃないか、ロードレーサーだね。まぁ自転車って呼ぶよ。
自転車を買うことを決めてから3ヶ月くらい必死にバイトを頑張った。とにかく頑張った。その3ヶ月は何個もバイトを掛け持ちしてた。バイト→家→学校→バイト→家→学校・・・の繰り返してアニメどころじゃなかったね。魔の3ヶ月だった。。。まだ録画したアニメ見れてない。
ほんと自分を褒めたい!!
目標のためなら頑張れるんだって。
自転車が買えた時は本当に嬉しかった。それからはどこに行くにもこの愛車に乗って出掛けている。今度、遠出して海にでも行ってみようかな。あ〜風が気持ちいい〜。
* * *
アルバイト先に着いた僕は、店先で掃除をしているバイト仲間を見つけたので挨拶をする。
「高田さん、お疲れ様です」
「隼人くん、お疲れ様〜」
挨拶を返しくれたのは、高田美紀さん。
小柄でかわいい感じの先輩だ。
高田さんは同じ高校の3年生で、大学進学を目指しているのでもう少しでバイトを辞めるみたい。
1年以上一緒にバイトをしてきて、色々教えてもらっていたので、辞めると聞いて少し寂しい気持ちだ。だけど、大学受験じゃしょうがない。大学に入れるか入れないかで人生が変わると思うし。
「高田さん、今日はお客さん結構来てますか?」
「う〜ん、いつも通りかな。っていうか高田さんじゃなくて美紀って呼んでよ〜」
半年くらい前から名前で呼んでって言うようになったんだけど、なにかあったっけ?
仲良くなったって思って良いんだよね?
「先輩ですし、ちょっと恥ずかしいです。慣れたら呼びますよ」
「本当かな?いつになったら呼んでくれるのかな?楽しみにしてるよ?」
ほんとかわいい先輩ですね。
名前で呼ぶのは幼馴染の佳奈くらいでほかは名字で呼んでいる。
初対面から名前で呼ぶのはおかしいから最初は名字で呼ぶことになるけど、途中から名前呼びにするのって結構難しいよね。急に呼んだら、え、なんで?ってなりそう笑
名前で呼んで良いよって言われたからタイミング的には良いのかな?
「そのうち呼びますよ〜、さ、さ〜て今日もお仕事頑張りましょう!!」
「もぉ〜話をそらした〜」
よしバイト頑張るぞ〜。
こうして3時間のバイトを頑張るのであった。
* * *
仕事は楽しいけど、疲れるもんは疲れるよね。
「隼人くん、お疲れ様〜」
「お疲れ様でした。気をつけて帰ってくださいね」
高田さんも僕と同じで10分くらいの場所に家がある。前に一度お邪魔させてもらったことがある。
「はは、ありがとう〜隼人くんも気をつけてね。バイバイ〜」
高田さんは元気だなぁ〜。
よし!!家に帰りますか。
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