第2話 帰り道にて
「ナイスサーブ!!」
「ちゃんとディフェンスにまわれ!!」
「「はい!!」」
元気がいいね。テニス部とサッカー部かな?
放課後は部活動をやっている生徒が多いようで掛け声が聞こえてくる。
うちの学校はどの部活も強いらいしい。なので先生の指導も厳しくなっている。
僕は趣味に生きると決めているので、帰宅部に所属している。所属って笑
バイトもあるし、アニメも見たいし、ラノベも読みたいしね。時間がいくらあっても足りないくらいよね。
中学生の頃はテニス部に入っていた。
その頃はテニスアニメが流行り、自分も流行りに乗る形で軟式テニス部に入った。
アニメと同じ硬式が良かったけど、中学では軟式テニス部しか無かった。
30人くらいテニス部入った人がいて、びっくりしたのを覚えている。
先生もびっくりしたんじゃないかな?え、なんで今年はこんなに多いの?って。
ただテニスコートが4面くらいしかないからなかなかボールを打てなかったけど・・・
でも変な回転をかけてボールを打つのが楽しかったな〜。軟式だから回転をかけるとボールが変形するんだけどそれが面白い。
回転を凄いかけるとありえない方向に飛んでいくから絶対に打てないショートを考えるのが好きだった。
最後の大会では県大会まで行ったんだけど、1回戦で負けちゃった。まぁ楽しくやれたので良かったけど。ちなみに僕はシングルスで大会に参加していた。
あ、そうだ、またあのテニスアニメ見返そうかな。
最初の方は、出来そうな技とかあったけど、今じゃ凄い技とか出ててやばいよね。テニスとは?って感じ。五感が無くなる?は最強だった。
そんなことを考えてると。
「隼人はちゃんと勉強してるの?中間テストもうすぐだよね。赤点だけはだめだよ」
「ぼちぼちやってるよ〜」
「嘘でしょ!!深夜までアニメとか見てるんでしょ。部屋明かりついてるの分かるんだからね!!」
「うぅっ。。。」
バレてたよ笑
怒られちゃった。確かに昨日は録画していたアニメを見ていたけれども。
「僕はそこそこな点数が取れれば良いかなって。平均くらいが目標かな」
「そんなんじゃ、いい大学いけなくなっちゃうよ」
高校2年生の秋になり、そろそろ真剣に進路を考えなきゃいけない時期になってきてる。
僕はパソコンいじりが好きで独学でプログラミングの勉強をしている。
少し考えてるのは、IT系の専門学校に入ろうかなって漠然に考えている。確定ではないけどね。
「そうだね。もうちょっと勉強しようかな。学校に入れないと困るもんね。佳奈はちゃんと勉強してるの?」
「私は毎日勉強してるよ。じゃあ、隼人は頑張って勉強するように!!」
「りょ、りょうかい・・・」
釘をさされてしまった。
そんなこんなで僕は家に帰ったあとバイトに向かった。
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