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防御力0素早さ99999の俺どうすればいいよ?
裏社会で結構有名だった俺は、泥棒を生業としていた
どんなものでも盗めるが、絶対につかまらなかった
しかし人間、失敗の一つや二つはある
盗みに関しては完全無欠の俺だったが、私生活はかなり乱れていた
面倒くさがり屋だった俺は、床が見えなるほどゴミを出していなかった
それが運の尽きだった
「ぐちゃっ」
聞きなれない音と共に意識は遠のいていった...
目が覚めると、見知らぬ所だった
覚えているのは小指に強烈な痛みが走り悶え、棚を倒し下敷きになり...
思い出すのも嫌だ
ふと手を見ると知らない手だった 足も 体格も
全てが俺の知っているからだより小柄なのだ
周りを見ると辺り一体野原で、バカでっかいトカゲや口が4つに裂けてる鳥なんかも飛んでた
「えっ」
前にこんなことを聞いたことがある
死んだと思ったら知らない体になってたり、突然変異したとしか考えられない容姿の生き物などがうじゃうじゃいる世界に飛ばされたりする
いわゆる「転生」だった