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イソジンの歌

夏。花火

作者: イソジン

8曲目

水に染まった袖を 不安げに絞って


君は「冷たい」って僕を睨んだ。


夜に染まった外を 楽しげに歩いて


ドン。となる空を二人で見上げた。



二人で行きたいけど誘う勇気がない。


けど何人かと行くのもそれは違う。


そんなことを考えて いつのまにか夏。



夏休みのギリギリまで考えていたけど。


勇気をだし、誘ったあなたは「いいよ」と言う。



高鳴る鼓動を抑えて。心の中でガッツポーズを


どこよりも最初に花火上がる。


進みだす僕の青春。止まらない心臓の音


ありがとう夏。




青に染まった浴衣。恥ずかしげに笑って


君は「見ないで」って顔を隠した。


人に染まった道を 寄り添って歩いて


ふわり。香る君の匂いに踊った



手をつなぎたいけど握る勇気はない。


けどここで諦めるのか俺は…?


そんなこと考えて いつのまにか夏



どのタイミングで握るか考えていたけど


勇気だし、握った手を君は握り返した



手の震え抑えて。心の中でガッツポーズを


これだけでどこまでも満足だ


進みだす僕の恋愛。速まる心臓の音


これからが夏



上がる花火はどれも綺麗で。


花火色に染まる君の顔も綺麗で。


離すタイミング 忘れた手がやけに熱い。


消える花火はどれも綺麗で。


花火色に染まる世界も綺麗で。


いつまでもどこまでも続けこの祭り



花火が終わって。火薬の匂いがして。


帰り道を手を繋いで歩いた。


なぜか緊張が。ただいまと顔出して


赤くなる。僕に君が囁く。


ここからが夏。
































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