第三話;初接触
周辺の探索と小麦の買い付けや出来れば鉱山資源も見つけたいから
海軍の探索艦隊を出していた......
「異常があるか聞いてみろ!」
山本がピリピリするのも無理はない
現実の世界と違い変な化け物がいる可能性があるのだ....
未だ日本はこの世界の生態系などは把握できていない......だから一刻も早く
文明国などから情報が欲しいのだ
「対空電探、ソナーともに反応なしとのこと大破している船舶に乗船しているのも
人に似ているようです!」
「そうか....警戒怠るな!我々もあの船の下に行くぞ!」
山本はとりあえずは安心した
外交団も何とかほッとしたようだ
「雷、電にて救助を開始するとのこと....」
「そうか我々も向かうと打電しろ」
「りょ、了解.....司令長官あの船に乗ってるやつら日本語が通じるんですって....」
一瞬山本はポカーンとした外交官もポカーンとした
「違う言葉しゃべると思ってた」
「俺も」
「あたりまえだよなぁ」
外交官は次々に口を開く
山本も口を開いた
「何と言っているのだ」
「お前たちは誰だ、あいつらと仲間か、変な船乗りやがって........野蛮国だなと.....」
山本は愉快そうにそうかそうかと笑っている
「すぐにこっちも行くまってろと送れ」
「はっ!」
山本は目標物の近くまで来てこう言った
「本当に木造船なのか」
「よし私もあの船の甲板に向かおう」
山本も木造船の甲板に向かうことに....
「こんにちは、大丈夫ですかな?」
山本は船員に聞いてみるが船員は
「うるせぇ!野蛮国のくせに!!」
と一蹴されてしまった....
一部の日本の海兵はこの言葉に怒り狂ってるやつもいたようだ....
野蛮国ってところに怒りを感じたんだろう
「よせ!お前ら....誰だか知らないが何しに来た...」
一人豪華そうな服に身を包んだ男が一人
船の中から出てきた
「我々は大日本帝国海軍周辺探索艦隊ですな」
「ダイニホン帝国?そんな国は聞いたことがないぞ!噓をつくならマシなのを付け...」
信じていない様子だった
「まぁさらに信じられないかもしれませんが我々の国は転移したようなのです」
「はぁ....転移ねぇ....転移....転移!?もしかして我々が召喚した国なのか!?」
召喚?
どゆこと?
「召喚?どういうことでしょうか?」
「我々の国は周辺国に悩まされていたため勇者を召還するはずが.....」
「間違えて我々とでもですか?」
「....はいすいません我々も国を召還するとは思ってもなかったので」
手違いで我々が呼ばれたようだ
山本も聞きたいことがあるみたく口を開いた
「それであなたは誰であなたの祖国はどこですか?」
「ああ、遅れましたなカッパーナ王国召喚国探索艦隊提督フラペーノです」
フラペーノか名前が違う国っぽいな....それはそうか