第一話;帝国の道
兵器説明少し雑だったかもしれない
1970年
皇紀2630年を祝う観閲式を開催していた
ガタガタと音を鳴らしながら威風堂々と走る55式戦車と60式戦車
熱意に満ちた顔をした日本陸軍将兵の姿
うるさいほどのヘリ春雷の羽の音
ジェット戦闘機烈電の姿
国民皆が目をかがらせて見ていた観閲式の途中にそれは起きた
「おい今日の赤さんの動きはどうだ?」
こう聞いたのは総理大臣の 富田成義
国民からの人気も高く陛下にも気に入られている支持率は常に90%以上を保っている
「はい少し軍事的な動きが衛星から見られたので大陸間弾道ミサイルの準備はしています」
応えたのは国防大臣の 金木利通
内閣の一人有事の際の対応が素早く何回もこの国はこの男に助けられた
「今日は観閲式だ、兵力が薄くなったところを突いてくるかもしれない....」
「確かにそうですね....少し揺れていますか?」
金木の言うとおり震度1程度の地震が起きていたのだ
「このくらいの揺れだすぐに収まるさ」
「そうだといいですね」
少しこの二人は日和見しすぎていたのだ
「総理!!大変です!」
「なんだ!何が起きた!」
「爆撃機でも飛んできたか!?」
二人は気づいていなかったいや国民のほとんどが気づいていなかった
日本本土全域で地震が起きているとは(外国領地含むが中国沿岸と朝鮮半島、満州は含まない)
「気象庁から...「日本全域での地震を確認」とのことです!」
「日本全域だと!?」
「赤さんの新型兵器か?!」
その時一番大きな揺れが起きた
「う!、でかい揺れだ!」
「どうなってやがるんだ!」
その時世界から日本が消えた
「... ... そうり!...総理!!」
富田は目が覚めた
そして一瞬で我に戻った
「お、おい!我が国はどうなったんだ!!」
「落ち着いてください今の状況をお話しします」
金木は淡々と話していった
一つ外国にあった大使館職員が何故か本土にいること
二つ外国との連絡がつかないこと
三つ衛星はあること
四つ朝鮮半島などが見えずユーラシア大陸とは違う大陸を発見したこと
五つ太平洋にあった諸島などは日本と来ているが中国沿岸や朝鮮半島などはないこと樺太はある
この五つが今わかっていることだったらしい
「信じられませんが地球とは違う世界のようです」
「ああ、確かに信じられないな....」
絶句していたこんなことがあってもいいのかと....
「日本には資源という資源はないですがこれから内需はどうしますか総理」
「ああ、株価が下がるなこれは」
そう日本には資源という資源はないのだ見つかっている石油も三国戦争の時に使いすぎたため
埋蔵量も少ない。
このままではまずいが電力には困らないから少しほっとはしている....
「原子力発電でよかったですね」
「本当だな」
こうして帝国は異世界に転移したのだった
帝国はどのような道をたどるのか....