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僕を見つけて欲しい! 逆シンデレラ男。

作者: 七瀬



僕の見た目は、、、中の下ぐらだと思う、、、。

地味で、僕自身はカッコ悪いとは思っていないのだけど、、、?

凄くカッコイイとも思えないほど中途半間な男だ!


勉強やスポーツも、まあまあ出来る程度で、、、。

明るい性格でもなく、地味過ぎる訳でもない!!!


多分、、、こう言うやつが一番モテないんだと思う...。

どっちかに振り切れるほど、あるのであればモテる可能性もあるんだろうな...?


不気味過ぎると、、、?

当然! モテないんのだけど、、、【マニア】がいるから。

だから、案外そんな奴でも彼女がいたりして、僕は羨ましなと見てるだけ...!


取り柄のない僕がモテる訳もなく......!

勇気を振り絞って好きな子に【告白】すれば、、、フラれる。


『ごめん、ほんとさ~ 加藤クンって、、、中途半端な感じなんだよねぇ~ 

タイプじゃないけど、、、? そんなにカッコ悪い訳でもないしさ~! 

でも付き合うまでもいかない感じで、、、ホントごめん。』


なんか、、、一番カッコ悪いフラれ方のように感じる...。



だから、、、僕は一大決心をすることにした!!!

僕を好きな女性に僕を見つけてもらおう!


なんと!? 『逆シンデレラ』になろうと決めた!!!



僕はそう決めてからは、飲み会や合コンに友達同士の付き合いにも

どんどん顔を出すようになった!


何処に出逢いがあるかわからないからだ!!!



そんなある日の飲み会で、、、何時もは同じようなメンバーで飲むのだが

その日は違った!


僕の友達が新しい女の子たちを連れて来たんだ!

人数は、何時ものメンバー5人と新しく来た女の子が3人。


この日は、僕もテンションが上がった!

僕のタイプの女の子が1人いたからだ!


天真爛漫で明るい女の子だ! 笑うと更に可愛い。

誰にでも気さくに話しかけてくれて、こんな僕にもとっても優しい。


僕は、 『ビビッと』この子だと想った!!!

運命の人なんだと、、、。


僕はどうにかこうにかして、彼女の気を引こうとして必死だった!

でも、そんな時に僕のライバルが現れた、、、!?


名前は、日向と言う男、、、。

僕も地味で中の下だけど、、、?

この日向も、僕とほとんど横並びで一緒だと思っている!!!


こんなやつに、、、【ノアちゃん】を取られてたまるか!?



そして、僕は実行に移した!

『逆シンデレラ作戦だ!!!』

僕の履いてきた靴を片方置いてきた...。


いつか必ず、、、ノアちゃんは僕の靴を見つけてくれるはずだ!

それまで、ひたすら待っていよう!


何日も何日も、ずっとずっとノアちゃんから告白される日を夢見て僕は

待っていた!!!



【片方の靴を見ながら、、、。】

酒のつまみにして、、、。

ノアちゃんとうまくいっている妄想をしながらチビチビとお酒を飲んで

僕とノアちゃんが良い方向へ向かうように願っていた......!





そんな時だった、、、!

まさかまさかだけど、、、!?


あの日向とノアちゃんが付き合いだしたと言う噂を耳にする...!?


【嘘だよね! 嘘だと言ってくれ~!!!】


でも、、、それは直ぐにわかる事となった!

日向がノアちゃんを飲み会に連れて来たからだ!!!


【マジか!? なんでそうなるんだよ!】


僕の心の中は、複雑な気持ちと苛立ちでいっぱいだった!


日向は、僕にこんな事を言ってきた!


『待ってても! 好きな子とは付き合えないぞ! それと、、、お前?

片方、靴を忘れてたよな? ほれ、持ってきてやったぞ!』

『はぁ...!?』



僕はその日、何も言わず家に帰ってしまった!


二度と、、、『逆シンデレラ作戦はしない!』と決めた!


これからは、もっと積極的にガンガン押していくぞ!

【待っていても、僕みたいな男には時間が勿体ない!!!】


『今日から、遊び三昧や~ 必ず! 彼女作ってみせるぞ!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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