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どうやら悪役令嬢はお疲れのようです。  作者: 蝶月
城内動乱編
27/56

20話 爆弾の子供は勿論爆弾ですよ。 後

お願いします。

 ここは殿下が執務室として使っているとある一室。部屋の主である殿下は居ないが、そこで彼の部下である二人の少年少女が仕事をしていた。

 少女はくるくると動き回り、少年が気怠げそうに座る。少年は少し息が苦しいのか、顔を顰めながら騎士服の首元を緩めた。そして至極面倒そうに少女に淡々と指示を出していく。


「それこっちに置いて」

「はい」

「これ捨てておいて 」

「はいはい」

「あれ持ってきて」

「はいはいはい……ってなんで私が君の補佐しなくちゃダメなの?!」


 私はぐったり寝そべろうとしている少年を睨みつけ、両手の山盛り書類を置きながら怒鳴る。なのに全く気にしない私の同僚はその書類を指さして宣った。


「これ、全部終わらせて」


 ふぁ…と小さく欠伸をする。そして、俺は寝るとでも仰りたいのかセルフ腕枕で突っ伏した。いや、お前の仕事だろ。自分でやれよ!

 気合の入った突っ伏しように激しく頭を叩きたい衝動に駆られる。が、叩いた所で私の仕事が減るわけでもないので、震える拳を治めるように大きく息を吐いた。




 私の名前はセレスティナ・ハイルロイド。つい最近殿下に仕えることになった新米治癒師です。私と義弟の二人だけで殿下に仕えるのだと思っていましたが、既に赤騎士様が仕えていました。赤騎士様が仕えてるならそれでいいじゃん私達要らないじゃんとか思ってしまったのですが、そこは陛下の高尚(笑)なお考えがあるのでしょう。

 私はここに来てから、怪我を治して読書をして勉強して、とても優雅…ではないけれども仕える事にやりがい…も特に感じていないけれども…。兎に角家に居ている時と変わらない生活を送っていました。しかし、今は違います。その騎士様に出会って早二週間。私の一日が劇的に変わりました。




 お父さんの机よりはマシだけど、そこそこ多い書類を見る。これを一日でやれと言うのかこの騎士は。どうやったらこんなに溜まるんだ。そもそも赤騎士ってこんなに仕事があるものなのか。それよりも、私にも仕事があるのだが。

 正直、これをやらずに逃げてもいい。だが私は彼から恐ろしい事を聞いてしまった。


『お前がやらないなら殿下にやってもらうから』


 いや、だからお前がやれよ! 何故殿下にやらせるんだよ! お前の仕事だろ!え、何。君って怖いものが無いの? どれだけ動きたくないの? 殿下も何故怒らないの? キレていいと思いますよ?

 騎士が仕えるべき王族に自分の仕事をさせる、というなかなかスリリングな事をしている騎士様。これを聞いた私はやらざるを得なかった。殿下に押し付けるの、ダメ。あとこいつ、『私が出来る』と知ってからぐいぐい押し付けてくるようになった。


 立場も職場も所属する色も違う私達だが、殿下に関しては『同僚』らしい。やってる期間も立場も上の騎士様が仰っているから間違いない。

 もうあれですよね。『同僚』だから俺と同じ権限があるぞ。だから仕事を手伝ってくれるよな。って事ですよね。

 『同僚』だからお前は俺の仕事を全部出来るって事だろ、だからしろよ。って事ですよね。

『同僚』だから怒られる時も一緒だぞ、怒られたくないだろ仕事しろよ。って事ですかね。

 どういう事だよ同僚を何だと思ってるんだよ曲解しすぎだろ!


 いや、ここまできたら態とな気がする。これをする為に同僚だって言ったんだよ。だって殿下一人に任せるより私達姉弟の二人に任せる方が速く終わるもんね! 質も大切だけど量も大切だもんね! …仕事してほしい、切実に。……何故彼は殿下に仕える事が出来るんだろうか。本人が語ってくれないので謎である。


 …ふう、こんな事考えていても仕事は終わらん。とりあえずある程度分けよう。ぱらぱらと書類を捲って分類する。

 一つはディーアへの手紙の山。中身は知らない。

 一つは普通に赤騎士が書く書類の束。これは流石に出来ないんだが…。

 一つは先程言っていた共同作業云々の書類。これは…出来るか?

 最後の一つは私が書く書類。子供な上に新米なのだが一応治癒師なので。束ではないのが嬉しい。


  まず私の仕事から終わらせようか。

鍛錬場での出来事がきっかけで治癒師になった私。仕事をし始めた当初は、何故こんな子供が治癒師をしているのだと言われるかと思ったが、そんなことは無かった。いつの間にか信頼を得ていた。理由は簡単。鍛錬場の問題を解決したからだ。

 あの事件で私の好感度が上がりに上がった。治癒師がまだ到着していなかったあの時、治癒できる人間が私だけだった。

 倒れている騎士を片っ端から回復させて他の治癒師が来るまで持ちこたえたでポイント。ついでに地面を直したでポイント。最後に、誰にも止められなかったバカを止めたで大ポイント。

 あの時ばかりは自分の魔力量に感謝した。セレスティナは結構魔力が多いらしい。バカを止めなくちゃいけないので全快は出来なかったがある程度は治せた。それが、救急車が来るまでの人工呼吸的な感じで良かったらしく、その後本職がきちんと治してくれた。

 そこら辺を総合して信頼を勝ち得たらしい。良かったな私。


 ついでにルクシオはあの後白騎士候補生になった。彼は決して脳筋ではないのだが、赤騎士のような信者でもないからなぁ…。まあどちらかと言うと、己の力至上主義の白の方が似合ってる気がする。

 緑のままじゃダメなのかって? だめだめ、緑が無理って拒否ったから。ルクシオは扱いきれないらしい。誇りある緑は白寄りの卵を白に投げつけたのです。白は白で欲しいって言ったから良かったらしいが…ルクシオで遊ぶ気なら全員潰してやる。


「……っと、こんなものかな」


 まだ新米治癒師なので提出する書類が少ない。社会人だった私からすれば易しすぎる書類は半刻とかからずに終わった。この調子でじゃんじゃん終わらそう。次の山に取り掛かろうと手を伸ばす。

次は…これかなっと。


「…あ」


 手紙やらなんやらが積まれた一山がディーアの頭に雪崩込んだ。埋もれる前に一際大きな手紙の束が頭に刺さった気がしたが…寝ているヤツが悪いんだ。私は悪くないもん。見る見る内に埋もれていくディーアを放置して、新たな書類に取り掛かった。




「っふぁ…。あ、これで終わりか」


 最後の書類をチェックして隣の束に乗せる。多い多いと思っていたけど実際やったら正午に終わった。なんとか村の様子系のやつを省きまくったからかもしれない。

 けど大変なのは…目の前のこれかな。

 斜め前を見ると大きく崩れた手紙山が見えた。その隙間から少し長めの髪がこんにちはしている。


 そう、これはディーアを飲み込んだ紙山だ。彼は朝から今まで埋もれながら寝ているのだ。きっと彼にとって紙山が崩れようが自分に雪崩込もうが関係無いんだろう。それを動かす方が億劫。体を動かすぐらいなら埋もれるのも一興、なんて考えていそうだ。なので今の今までこんな事に。


「ディーア様ー? ディーアさーん。起きてください、昼ですよ」

「…」

「ディーアー? あれ、生きてる? 死んじゃった? あらー…残念。惜しい人を無くしたー」

「……」

「…ねえディーア。起きないの? 私、午後から別の仕事あるから早く昼食とりたいんだけど」

「………」

「……おいディー坊。いい加減にしないと熱湯ぶっかけんぞオラ」

「………ん」


 ディーアがふらりと腕を伸ばす。どこかを指しているみたいだ。その方向を見ると…。


「…あぁ、紅茶入れろってか」


 毎度毎度淹れろって言ってくるから慣れてきたよ…チッ。せめて渋くなれと適当に茶葉を入れて適当に湯を注ぐ。で、適当にカップにいれて彼に差し出した。


「はい、飲んで」

「…ん」


 彼が伸ばした腕でガッとカップを掴んで引っ込める。どうなっているのか見えなかったがカップは手紙山の中に消えていった。…人間あの体勢で飲めるものなのだろうか。ディー坊はある意味神秘的な存在だ。

 紙山からごくごく飲む音が聞こえる。なんていうか物凄くシュールな光景を見せつけて、彼は漸くお目覚めになった。


「あー紙山がー」

「ん…。ふぁ…」


 ばっさばっさ落ちる手紙なんて気にせず体を伸ばす。小気味いい音が鳴る理由は無理な体勢で寝たからだと思われる。そんな彼は眠そうに目を擦って再度大きく欠伸をした。何度見てもイラッとするな…。


「おはよう眠り姫。寝癖ついてるけど」

「…嘘つくな。寝癖がつくような寝方なんてしてない」

「眠り姫は突っ込まないんだ」

「寝てるのは本当だからな」

「…あ、そう」


 ……なんだろう、この虚しい感じ。ディー坊とか眠り姫とか言っても全然怒らない。これが妹が言っていた『優しい』なのだろうか…。私には怒ることすら面倒臭い物ぐさ太郎にしか見えないのだが。

 ゲームって良い所しか見せないんだね。今まで生活してきてよくわかったよ。とりあえずこのゲームをやるならディーアは絶対攻略しない。やる前にストレスで禿げて爆ぜるわ。


 ディー坊は床に落ちた束を魔法で拾いながら、違う書類に手を伸ばした。勿論寝そべったままで。どれだけ動きたくないんだろうこの人。彼はそれらを軽く流し読み、数枚取り出していく。


「え、今からやるの?」

「ん。期限が近そうなやつがあったからな」


 ああ、結構あるな。と、束を机に置く。こ、こんなにあるの? よくあの一瞬で判別したな…。


「あー…なるほど。これは流石に出来ないな」

「できそうなヤツはやっておいたからあとは全部やってね」

「…ふぅん」


 面倒臭い、なんて言葉が出そうな表情で起き上がって、近くのペンを持つ。ペン尻でコツコツと机を叩いて書類を一枚、ぼんやりと見始めた。そして…


「……はあ、適当でもいいか」

「え、」


 小さく呟いたかと思えばその紙をさらさらーっと書いて横に置いた。…え、ちょ…え? ……え?

 置かれたそれを手に取って見てみれば、とある仕事についての問題点と対処法が書かれていた。適当と言っている割に適当感手抜き感ゼロの完璧な報告書だ。急にどうしたんだ。誰かと入れ替わったのか?

やる気ない彼からは考えつかない速さで書類を捌いていく。それを何枚か見るが全てが完璧だ。その光景に衝撃を受けていると、いつの間にか全てが終わっていた。


「あー…全部終わったわ」


 ペンを投げ捨ててぐいっと体を伸ばす。やらなくて良いやつまでやってしまった、とため息をついた。が、それよりもさ。


「そんなに速いなら自分でやればいいじゃん!」


 私より少ないとはいえ速すぎるだろ! 数分しか経ってないのに事典ぐらいの太さの書類束が終わってるんだが?! やれば出来るんじゃないか!

 うがー! と紙を投げるとそれをキャッチして束に乗せられた。なんとも面倒そうに私を見てくる。てか、何やってんだよコイツって顔で見てくる。もうやだこの人。


「落ち着けよ。喚いた所で頭の造りは変わらんぞ」

「五月蝿いな! 私だって頑張ったんだよ!」

「そうだな、がんばったがんばったー」

「ぐ…ウザい……!」


 棒読みと等閑な拍手にイラッとする。ペンを投げつけるが彼はそれをキャッチして元ある位置に戻した。何なんだこいつは…!


「まあ落ち着け。お前にも出来る事があるぞ」


 ぬぅぅ…と唸る私を宥めるように、厚みのある手紙を見せた。それをくるくると滑らせて私の手元に寄越す。それは朝、崩れた時にディーアの頭に刺さった手紙だった。明らかに単行本程の厚さがあるこの手紙。一体どうしろと言うんだ。

 憮然とした表情でそれを手に取る。ずっしりとした重みと滑らかな感触の…何これ? 手紙にしては厚さと重さが凄いんですが。


「ここ何日も仕事を手伝ってくれたからな。俺からの信頼の証と思って開けてくれ」


 赤い髪を揺らしてにっこり笑う。しっかりとした口調は冗談や等閑を一切含まず、その言葉が本気である事を示してくれる。こういう時、彼が攻略対象である事を思い出させてくれる。美形って本当に得だな。キラキラして見えるよ…。

 けどさ、これ…ディーア宛じゃないの?


「開けないのか?」

「ディーア宛なんでしょ? 私が開けるわけには…」

「いいんだよ。信頼の証だって言っただろ? 中身を見ても誰にも漏らさないと信じて渡したんだ」

「ディーア…」


 そんなに信頼してくれるのか…。なんだか感動する。ここ数日間イライラを我慢してよかった…。感動で目を潤む。うん、それだけ信頼してくれるなら私も期待に応えよう。

 そっと手紙を開けようとペーパーナイフを差し込む。差し込んで切るように………あ、あれ?


「…ねぇディー坊。これ開かないんだけど」

「あ? …お、本当だ」


 ディーアがそれを手に取って眺める。首を傾げてナイフを差し込むと呆気なく開いた。


「開くじゃん」

「あれ、おかしいな…」


 全然切れなかったのになぁ…。まあいいか。

 中身を取り出して机に置く。一枚一枚丁寧に折られているらしく、そこはかとなく狂気を感じる。この量の手紙を一枚一枚綺麗に折ったのかこの人は…。

 真っ白な紙なのに禍々しさが感じられる手紙を一枚、手に取る。急に感じ始めた紙の重さに唾を飲み込んで開い………


「『好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです好きです』……うわぁ」


 一枚の紙一面に綺麗な文字が綺麗に並ぶ異様な内容。所狭しに『好きです』がびっしりで気持ち悪い。禍々しさが感じられるんじゃない。禍々しいその物だったんだ。狂気じみてる。

 私は何も言わずにそれを閉じる。何も見てない。中身は真っ白だった。そうだ、真っ白だ。ふふふ、と微笑みながら袋に戻す。見てないぞー!


「これ二枚目な」

「……『愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています愛しています』」


 そっとディーアの手紙を取り、元に戻す。私は何も知らない。知らない知らない。


「三枚目がこれ」

「…もう読まないよ!」


 開こうとする手紙を奪い取り、全部元に戻す。ぐしゃってなったけど気にするか!


「なんてもの見せてくれんのよ! 気持ち悪い鳥肌ヤバい!」

「これ誰が書いたんだろうな。最近毎日届くんだよ。スゲェよな、どんな気持ちで書いてるのか聞いてみたい」

「聞くな。もしかして他の手紙もこんな感じのなの…?」

「流石にそれは無いな。『あなたの事が好きですわー』的なのはよく来るが」

「何がどうなったらそうなるのよ!」

「え? …まあ色々だよ」

「色々ってなに」

「……聞きたい?」


 にやぁっと暗く笑って私を見る。心底楽しそうに笑う様子は悪そのもの。背筋がぞわっとする。ああ、駄目だ。聞いたら後悔するって本能が叫んでる。青ざめる顔を押さえて、急いで制止する。が、その前に御丁寧に教えてくれた。


「俺とアルの周りにはいつも蛾がいっぱい飛んでるワケよ。優良物件なのに婚約者がいないからな。けど殿下に虫なんて付けるわけにはいかないだろ?」


 だからさ、と話を続ける。


「俺に集中させようかと思って片っ端から落とした。こういう時に権力って良いよな。俺って白騎士だし公爵家だろ? 友好的に接したらぼろぼろ落ちるんだよなー」


 しかも俺美形だからなぁ…落ちる落ちる。


 はっ、と鼻で笑いながら冷たい目で手紙の山を見る。バカだよな、と吐き捨てて一気に手紙の山を燃やし尽くした。灰すら残さないのは気持ち悪いと思っているのか、令嬢の健気な恋心を消し去りたいのか。罪悪感はない、と顔が言っているので両方な気がする。

 令嬢達よ、何故こいつに恋ができるんだ。もっといい男がいるだろう!


 ディーアは分厚い手紙を持って目を眇める。イラついているのかそれをトントンと机に叩きつけた。


「俺に付き纏ってきても面倒だろ? だからこうやって心が折れるように後始末するわけさ。まあ流石にあの分厚いのは初めてだけどな」

「……ソウデスカ」

「アルに付き纏うよりマシだろ。考えてみろよ、アルの横で大きい顔をして付き纏う女を。絶対邪魔だぞそいつ。後々始末しろって言われるぐらいなら先に始末するね」

「…自己中だ」

「当たり前だろう?」


 にっこり笑っている癖に翳りきった目を手紙に向けて燃やし尽くす。気持ち悪いとばかりに手を叩いて立ち上がった。

 気分最悪、と目が翳っているのに彼は私にありがたいと言う。意味が全くわからない。首を傾げて彼を見ると、だってな? と口角をゆるりと上げて宣った。


「今度からいい盾が出来たじゃないか」

「え、」

「こんな状況を見たら優しい同僚は助けてくれるよな?」

「え…え?」

「いやぁ、流石陛下だ。殿下に媚を売らず、俺にも興味を持たない令嬢を探してくるなんて。彼には敬服する」

「いや、ちょ」

「これから頑張ってくれ」


 仕える主と同僚が困ってるんだから、な?


 彼は優しく私の肩を叩いて微笑む。彼の『出来る事がある』の意味がわかって、顔がさぁ…と蒼くなった。これ、信頼じゃない。嵌められたわ。

主人公はあの事件のお陰で耐久力の高い治癒師として認められました。鍛錬場は誰かさんのせいで戦闘に巻き込まれるので不人気なのです。治癒師は今、新たな人材を求めています。

ディーア安定のクズ。自分が楽するためなら他人なんて知ったこっちゃありません。しかし、やれば出来るのでクビになりません。

ディーアにしか開けられない手紙です。まあ呪いの手紙なんで。


ありがとうございました。

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