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異世界からの侵略を最強な運で解決してしまった  作者: 龍虎
前編1:やはり運の運は最強?
2/8

転校生シア(前編)

最初見てない人は最初から見てね。

 昨日、運は帰宅してからあの船を思い出してニヤニヤしたり、運も思春期の一少年なので昨日言われた一緒に情報収集する少女は、一体どれくらいの可愛さなのだろう、と考えたりした。結局、野球少女なはずなのでやはり可愛いというよりかはよくてもカッコイイという感じなのだろうなーという結論に至った。


転校して来るという少女の魔球も気になったりしながらソワソワして運は登校した。そうして席に着くとホームルームの開始にはまだかなり時間があり暇なので友喜と何かを話すため運は友喜のほうに駆け寄り話し始めた。


「おい、友喜例の作戦もうすぐで決行するべきじゃないか?」

「あーそうだな日曜に暇ができたから実行しよう。」

「相変わらずカブトムシ狙いか?」

「当たり前だろ!そっちこそどうせまたノコギリ狙いなんだろ」

「当たり前だ、ノコギリを狙わずしてなにを狙う」


ちなみに説明しておくといま話しているのはカブトムシ,クワガタムシ捕獲作戦のことだ。運と友喜は毎回初夏になると夏休みにこの作戦を実行しようと計画を立てるのだが、なぜか毎回友喜がこの時期に我慢できなくなって実行に移すのだ。もちろんその理由は友喜がカブトムシを愛してやまないためである。だから運が先に提案するのは珍しいことなのだ。そんな風に説明しているとついにホームルームがはじまり、教室に先生が入ると言った。「えーもうすぐで夏休みですが新しい生徒がうちのクラスに来ることになりました。どうぞ。」


するとドアが開き銀髪の少女がその長髪を少し風でなびかせながら教壇の隣に立った。そして一言「私の名前は秋葉あきば シア」といって、勝手に空いている席に座った。ちょうど運の左斜め後ろだ。


ちなみにシアの容姿は明らかに運が想像していた野球少女とは呼べない姿だった。シアン色の瞳に、サラサラの銀髪の髪。きれいに整った比較的小さな顔、そしてまるで雪のような白い透き通った肌。体もボン・キュ・ボンとはいかないが、中学生並みの慎ましい胸・見事に引き締まったウエスト・女子高生のものとは思えない色気のある尻、つまり最初のボンがないだけでそれ以外は文句のつけようのない体である。


その銀髪美少女ことシアは運と同じく運と仲良くしろと言われていたのか運には「よろしく」と挨拶をした。一方運はボーイッシュでカッコイイ女の子を想像していたので、かなり驚いている。もちろんこんな美少女が現れ、名前だけを言うという斬新な自己紹介をされると、クラスもざわめきだした。


男子のほうは大抵「かわいいなー」とか「なんで運だけは挨拶されたんだよ」という風に騒ぎ出している。一方女子のほうは恐ろしいことに大抵「なにあの子感じわるー」とか「なに!名前だけとか仲良くする気ゼロじゃん」と騒ぐ、クラスの中では仲良くしようという人は少数派のようだ。そしてさくらだけは、ほかの人と違いとてもシアを警戒している。特に運に挨拶したあたりから。ホームルームは先生が騒ぎを鎮めて終了した。


もちろん運はシアにあのありえない動きをする魔球とか、一緒に野球部に入らないかとかいろいろいいたいことがあるのだが想像してた人物よりも可愛すぎるのでまだちょっと心の準備が終わってないのである。


だから運はちょくちょく後ろを見て話しかけようとするのだが話しかけられない

。というのを繰り返していた。それにもちろん気づいていたシアはなんでこちらをちょくちょく見てくるのか解らず不思議そうに運を見ている。さっきから警戒していたさくらはそれを見て明らかに不機嫌になっている。そして友喜はそれをみてニヤついている。そして男子は大抵シアをみて友喜とは違う意味でニヤついていた。


女子は

「あのシアって言う人運君と相思相愛じゃん」

「どっちとも一目ぼれとか超ドラマチックー」


という風にそれを見て恋バナというものをしている。さっきまでの嫌そうにしていたのは、なんだったんだというぐらいの切り替えの早さだ。


そして「キーンコンカーンコンキーンコンカーンコン」一時間目がはじまった。すると奇妙なことが起きていた!なぜか本来寝ているはずの馬鹿三強が起きているのである。またクラスが騒ぎ出した。あちらこちらから「おーすげー」とか「こんなことが起きるなんて、人類滅亡するんじゃないか」とか「運君シアさんのために張り切ってるね」と聞こえてくる。言っているのが微妙に当たっているのが面白い。


もちろん彼らはまじめに授業を受けるために起きているのではない。それぞれ理由があるのである。運は昨日考えた結果、まじめに授業を受けたほうが情報収集できると考えて、友喜はシアと運が面白いから。さくらはシアと運を監視するためだ。さくらに関してはさっきから監視というよりも相手に殺気のこもった視線を向けているのだが、もちろんそんな事情はつゆしらず先生は(まじめに授業を受ける気になってくれたのか)と思い感動で泣いていた。そんな中シアは(ここの世界の学校はこんなにもにぎやかなんだ)と思い心なしかうれしそうな表情をしていた。


珍しく馬鹿三強が寝ていなかったという現象以外はなにも普段の授業と変わらず過ぎていった。そして、時は昼食。いつも仲良く昼食を摂る馬鹿三強だが、今回は一人多かった。その一人は誰かというとシアである。友喜が運に気を利かせて『もちろん運がシアに恋をしているという勘違いをしてのことだが』シアを昼食へと誘ったのだ。いまだにいろいろ聞けなかった運には絶好のチャンスである。ちなみにさくらは一緒に食べることを友喜に告げられると不機嫌そうな顔をしたのだが。


そして、運はついに聞きそびれていた質問をシアにモグモグと弁当を食べながら聞いた。「シアさんって魔球が使えるの?」シアは(なにを言っているんだこの少年は)と思ったがちょっと考えると(自分が魔法で動かして運に当てた球を魔球と勘違いしているのか)と気づいた。そしてこの世界には魔法が存在しないことも思い出した。だから魔法で動かしたなどと普通は言ってはいけないのだが協力関係のある少年には話してもいいかな、と思い。三人がしばらくシアが返答しないので注目している中、シアは無表情で「放課後に教える…」といった。


運はこのことを聞かないと野球部に一緒に入ろうなどと誘えないのでネタがつきてしまい困っていた。するとすぐになぜか怒り気味のさくらがシアに質問した。


「どうしてほかの人に比べて運と親しげなの?」

「知り合いだから…」


シアは正直あの質問をされて困った。もちろん協力関係などとは言えないからだ。シアは(うまくごまかせたな)と思い心の中でガッツポーズした。そんな中さくらは納得した様子で、シアに対する殺気が含まれた視線もおさまっていた。まわりにいる女子は恋バナのネタを無くしたのと最強の恋敵が増えるかもしれない、ということで暗くなっている。


その後さくらは心を許したようで「好きな色は?」とか「すきなドラマは?」などのような質問をたくさんした。シアは別におしゃべりするのが嫌いというわけではなく内気なだけらしく、嬉しそうにさくらと話し、かなり仲良くなったのか洋服をふたりで買いに行くということになっていた。内気なシアももう心を許したらしい。


そんな女子トーク(?)で昼休みも終わり、シアはそこそこ頭がいいということが判明した以外は特に何もなく時間は過ぎていき、「キーンコンカーンコンキーンコンカーンコン」6時間目もおわり何事もなくホームルームが終了した。運は約束通り放課後になったのでシアの元に駆け寄り「で、魔球なの?」と聞くと「屋上で話す…」というので二人で屋上にいくと、ここの世界の住人である運には衝撃的な事実をシアは語りだした。


「あれは魔法で野球ボールを操作した」

「え、魔法ってそっちの世界にあるの!」

「ある。」

「じゃあ野球をやっているというわけではないのか。」

「そう。」

「ねぇ魔法を見せてよ」

「あらかじめ鉄を仕込んであるこの球なら動かせる」


そういうとシアはあの運にぶつけた野球ボールを出し、「鉄よ、我に汝の動きを任せたまえ」というと本当に野球ボールが動き出した。「おーすげー」運が思わずそんな言葉をもらすと心なしか嬉しそうな表情をした。さっきの笑顔もそうだが、誰もその微妙な変化には気づいていないだろう。そしてボールは少女が「解除せよ」というと浮くのを止めてストンとシアの手の中に収まった。


もちろん自分も魔法が使ってみたい運は「俺もできる?」と聞いた。するとシアは「できない」と答えた。すこしがっくりした運は自然と首が下に向いた。すると今までシアの魔法に夢中になって気づいていなかった光る円を見つけた。(あの船でワープするときに乗った円に似ていたため恐らくまたあの船に入れるのだろう)と思い運がシアに聞くとやはりそうだったらしく魔法覚えられなった悲しみはもう帳消しにされたどころか嬉しさに変わったらしく嬉しそうに光る円に入っていった。そのあとにシアが続いて入った。


あの光る円は前、運が乗った円とつながっていたらしく前、運が乗った光る円の上にワープした。あとからその後ろにシアもワープしてきた。二人がそろうとあの個性のかけらもない影の薄い人が自動扉から入ってきて「隣の部屋にいってヘルメッドをかぶってください」というとすぐに出て行ってしまった。(まぁべつに命令に背く理由もないしさっさと終わらせてしまおう)と思っているシアとは違い運は部屋中を見回して楽しそうに眺めていて長時間ここに居たそうだ。そんな様子を見てシアはこのままだと行かないだろうなーと思い「行くよ」といい運を引っ張り出して強引に隣の部屋にはいった。


そこは驚くほど何もなく、ただ白いベッドとその上においてあるコードにつながれたヘルメットが二組おいてあるだけだ。シアはやはり使い方をしっているのかヘルメッドをつけベッドに横たわると目を閉じた。運は馬鹿だがさすがにシアをまねればいい事ぐらいは解ったのでヘルメッドをつけベッドに横たわると目を閉じた。


起きると運はなぜかあのワープさせる円のところに一人で居た。運はあのとき寝てしまったのだろう、と結論付け、ふと円をみるとなぜか光っていなかった。たぶん、動作ができるときだけ光っているのだろう。そんなことを運が考えていると何かが来て円が光りだした。何かは「早く飛び込んで」といったので、今回、運は素直に飛び込んだ。するとワープした場所は運の家の近くだった。運はラッキーと思いながら家に帰るのだった。

最後まで(?)見てくださりありがとうございました。見てくれた皆さんどうかお暇があれば、不満を書いたり、評価をしてくだされば幸いです。今回も著名な作者さんたちに比べるとやはり字数が少ないです。最強や魔法というタグでたどり着いたかたもいると思いますが、それらの要素が出てくるのは、後編です。すみません。前編はSFが微妙に混ざった学園コメディーな感じでいこうとおもっているので。次回はシアとさくらでショッピング!運と友喜で虫取りだー!というかんじで番外編という感じです。次回も見てね。

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