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トラブルメイカー -To Love Maker-  作者: TAMA-RUN
80/167

#80 北へ・・・! その4

 今回、裏の支配者『先勝真理』の陰謀により

なぜか、最北の大地『ロシア』へと足を踏み入れた優気たち


吹きすさぶ吹雪の中に佇む『温泉宿』

それは、言うならば『魔窟』といえよう


「さて、それでは各自準備を整え『溶岩湯マグマエリア』に集合する事」

勝手知ったる、真理の言葉


「やたらと、物騒極まりない場所なんですケド・・・」

あからさまに不満をこぼす


「大丈夫ですわ、あくまで『温泉』ですから」

十六夜が、すかさずフォローする


「てか、温泉入るためにわざわざこんなところまで来たんですか?」

呆れた様子の春香の言葉


「ふふ・・・私が普通の温泉で満足するとでも?」

悪の首領よろしく、笑いを浮かべている真理


一同、思わず納得してしまった


「それにしても結局、人数足りませんでしたね?」

蘭が真理に問いかける


「そんなことはないぞ?」

揃った面々を眺めて言う


「ちゃんと『10人』揃っている」

またもや悪い表情かお


「俺もちゃんと頭数に、入ってたんっスね・・・」

思わず泣きそうになるタケル


もっとも『スポンサー』である事実は変わらないのだが


「何を言う、スポンサー?」

不思議そうにタケルを見る


「俺もやっと、人並みに一レギュラーとして認められたんだ~っ!」

感動の雄叫び


「あまりにも不憫ですわ・・・若様」

わざとらしく、ハンカチで涙を拭う(素振りの)十六夜


で、なんだかんだで全員が集合場所に集まった

その様子は『修学旅行』もしくは『合宿』のそれである


「先生、みんな揃いました」

その場を仕切るのは、やはり『委員長』な春香


「うむ、それではみんな楽しみたまえ!」


真理の号令を合図に、一斉に温泉へとなだれ込む一同


「って、ちょっと優ちゃん!!?」

真由美が、思わず叫ぶ


「あん?」

不思議そうに足を止める


「そっちは『男湯』だよ!」

「何言ってんだ?当たり前だろ?」

そのまま男湯に向かう


「だって優ちゃん・・・?」

咄嗟に腕を掴む


「あなた、女の子でしょ!?」

「・・・・・・は?」


何を言っているのか解らなかった


「俺が、女・・・?」

ふと、悪い予感が横切る


「・・・・・・・・」

恐る恐る、脇の鏡を凝視する


「・・・・・・・・」

そこには、豊満なバストを携えた女の姿


「またか!?またなのかぁぁぁぁ!!?」

猛烈な吹雪の中に、その叫びがこだました





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