#78 北へ・・・! その2
「と、いうわけでお前ら明日朝5時集合な!」
親指を立てながら言う
「どういうわけだか、わかりませ~ん」
もっともな蘭の言葉
「少しは、説明して」
あくまでも、クールな月乃
「わたし、起きれるかなぁ?」
マイペースな真由美
「行くのは、決定事項なのね」
言いながらも、楽しそうなゆうき
「よし!これで、4人確保だぜ!!」
が、目標はあくまでも10人である
「あなた達、相変わらず賑やかね・・・」
呆れ顔で、春香がつぶやいた
瞬間、優気の瞳が光を放つ
「委員長!」
両手で、春香の肩を引き寄せる
「な、なによ・・・!?」
思わず動揺する
「もちろん、一緒に行くよな!?」
有無を言わせず詰め寄る
「な?な?な!?」
乾いた音が、響く
「とりあえず説明してくれるかしら!?」
身に危険を感じ、おもいっきりノートで叩いてしまった
「じ、実はな・・・」
頭をさすりながら、事の顛末を説明する
「大体の事情は判ったけど・・・」
一同が優気に、視線を注ぐ
「結局、何をするの?」
真由美が、尋ねる
「知らん」
あっけらかんに言う
「知らんって・・・あんたねぇ!?」
思わず叫ぶ春香
「だって、あの人(真理センセ)の言い出したことだぜ?」
全てを悟ったように、肩をすくめる
「私達の、理解なんて届くはずもないね」
月乃も、悟ったようだ
「でも、あと4人はどうするんですか?」
蘭が、人数を確認しながら言う
優気
ゆうき
真由美
蘭
月乃
そして、春香
この場には、6人しかいない
「委員長、頼む」
ある意味、投げやりな優気
「仕方ないわねぇ・・・」
「あの子達も、誘ってみるわ」
あの子達、もちろん『フォーシーズン』のメンバー達のことだ
真夏
秋乘
美冬
みんな私の大事な仲間たち
そして、かけがえのない親友たちだ
「でも、それでも一人足りないわよ?」
「あと一人、かぁ・・・」
唸りながら考え込む
「・・・・・・・・・・」
誰か忘れてるような・・・
「・・・・・・・・・・」
みんなで、考え込む
「「まぁ、いっか」」
みんな、同じ答えに行き着いた
「そ、そりゃないぜ~っ!?」
泣き叫びながら、タケルが飛び込んできた
「だって、お前スポンサーだろ?」
今回の資金は、おそらく全てにおいて『大和重工』から出されることは容易に想像できる
それが『あの人』先勝真理の侮れないところである。
「よし!そんじゃ明日朝5時集合な!!」
とりあえず人数も揃って一安心
かくして、一同の旅路は幕を開けるのだった




