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トラブルメイカー -To Love Maker-  作者: TAMA-RUN
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#59 Summer Song Story その16

♪縁は異なもの味なもの 明神様の下町で

袖振り合ったその日から めぐりはじめた風車


青い蕾を指折およびをる 無垢なあんたの罪深さ

両国橋の夕凪に 燃えるさざなみ 屋形船


月に叢雲むらくも花に風 浮世の恋はせつなくて

無碍むげに散りゆく運命さだめなら 今宵咲き乱れて 夢花火


恨むまいぞえ小夜嵐さよあらし


*『小夜嵐』 Word by HARUKA*


舞い散る桜吹雪に、溶け込むように舞い踊る五人の少女達

その舞いは見るものを引き込みうつろわせる。


「あのダンスどこかで・・・?」

会場の脇で見守っていたトリニティがつぶやく


そのダンスは、第一回『SSSシャイニングスターステージ』の決勝で競い合った

Extremeエクストリーム』のダンスによく似ていた


「そう・・・そうなのね」

運命とは不思議なものだと思う


私たち『Platinaプラチナ』が

『フォーシーズン』に想いを託したように

あなたたち『Extreme』も『花房組』に想いを託し

この場処で競い合うことになるなんて・・・


「でも、その勝負は永遠に付けられない」

悲しそうにに彼女達を見つめる


「ハルカ!次の曲、スタンバッて!!」

真夏が急かすように言う


彼女たちのテンションは既に最高潮になっている

このままの勢いで駆け抜けるつもりでいる


「あの子達、只者じゃないわね!」

流石は決勝にまで上り詰めてきただけのことはある

どうして今まで無名だったのか、不思議なくらいだ


「さぁ!負けられないわよ!!」

「もちろんですわ!」

「当然!」

たぎってきたぁ!」

それぞれが激を飛ばす


「・・・!?」

ふと、目の前の景色が歪む


「・・・な、なんで・・・?」

一瞬、何をしていたのか解らなくなる


「どうした?ハルカ!?」

真夏が、不思議そうに覗き込む


「な、なんでもないわ・・・」

軽く頭を振って気を取り持つ


何かが、消えてしまうような感覚に捕らわれる


ステージには、たくさんのファンが待っている

そのファンたちと、キラメキを分かち合う為にステージに立つ


だが、ステージに立った瞬間異変が起きた


「・・・・・なんで・・・・?」

愕然とつぶやくハルカ


その様子に、ざわめき立つファンたち


「どうしたの!?」

「顔色が悪いぞ!?」

心配そうに問い掛ける秋乘と真夏


「具合でも悪いの?」

ハルカの肩を抱き、心配そうに覗き込む美冬


「歌えない・・・」

その場にしゃがみこんでつぶやく


「なんで・・・?」

「さっきまで、歌えてたのに・・・?」

さらに困惑しているハルカ


「消えていく・・・・」

「嫌だよ・・・嫌だよ・・・こんな時に・・・」

ポロポロと涙を流し声を荒げる



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