#48 Summre Song Story その5
遙か天を貫くように、そびえ建つ『塔』
世界のすべての関心は今、この場処に注がれている。
現在最高の技術を集結し、目指すは『月への架け橋』
だが、それは表向きの飾りに過ぎない。
そして、その計画は新たな段階へと移行した。
♪遥か遠くの空から
溢れ出すのは眩しい思い出
ここから今、歩き出すの
眩しい未来へと
星屑のように流れてく
めまぐるしいだけの現在の中
きっと出会える大切な仲間
さあ、行こう!
その手を取って、踏み出そう
怖がることなんてない
流れ着く幾億の光
そこに、きっとあるはずだから
それは奇跡のキラメキ
紡ごうよ 星屑のレジェンド♪
観客の大歓声を、その身に受けて
『Platina』は舞台から降りた。
その光景を目にしながら
計り知れない緊張が身体を縛り付ける
「これが、初代優勝者の歌声・・・!」
今なお色あせないそのキラメキ
だからこそ『伝説』
だからこそ『憧れ』
「負けられない!」
強く手を握り締めつぶやく
「負けるわけないさ!」
「そうですよ」
「私達だったら、絶対にね」
みんなが力を分けてくれる!
「みんな・・・!」
大切な仲間たちが居る
その言葉が私の緊張を切り裂いてくれた
「最高のキラメキ・・・!」
その決意を口にして
「みんなに届けよう!!」
心を一つに
「届けよう!!」
私たちなら、それができるから!!
4人で決戦の場に向かう
『光り輝く星のステージ』へ!
とある暗闇の中
「君たちにもうひとつ頼みたいことがある」
まっすぐに見据えながら言う
見据えた先にいるのは5人の少女達
どこか異質な存在を持つ者たち。
「私を、信じて欲しい」
彼女にして殊勝な態度だ
「この計画を止めることが、未来を救うことにつながるのだ・・・!」
彼女の背後のモニターに映し出されているのは『バベル』
大地と空を貫く一本の槍
それは、神々しく輝く『塔』でもあり
惑星と宇宙を繋ぐ『楔』でもある
「計画は、フェイズ2へ移行する!」
声高らかに指令を伝達する
「そして、手に入れる・・・!」
『SSS』会場をモニターが映し出す
「新たなる時代をこの手に!!」
身を翻し叫ぶのは『主任』と呼ばれた男だった




