#47 Summre Song Story その4
「次のチャレンジャーは・・・」
司会者が、言葉を溜めながら舞台上を観る
「人気急上昇のユニット、『フォーシーズン』だ!!」
名前を呼ばれた瞬間、すごい歓声に包まれる
その歓声を受け、私たち自身高揚していくのが解る。
「対するは・・・」
再び言葉を溜める
「復活のレジェンド『platina!!』
私たち以上の歓声を受けて、ステージ上に立ったのは
『SSS』初代優勝グループ
私の憧れでもあり、目標でもある人たちだ。
かすかに残る私の過去の記憶・・・
私は過去3年前からの事を覚えていない
目覚めたのは、とある病室の一室
『身体的異常は認められない』
精密検査の結果から、この街にある『学園』へと通うため
その学園の管理する『学園寮』に住むことになったのだ。
自分のことをすべて忘れたはずなのに
彼女達への思いだけは忘れていなかった
私はそれにすがるように、少しでも自分を保つために
アイドルになることを決意した。
そして出会ったのが
『陽菜守 真夏』
『紅葉 秋乘』
『細雪 美冬』
私にとっての親友たちであり
同じ夢を掴む大切な仲間たちだ
「お互い、最高のステージにしよう!」
声を掛けられて、意識が現在に引き戻される
目の前に居るのは
『platina』のリーダー『トリニティ』
握手を求めてきたその手を、ゆっくりと握り返す
「あなたたちが、資格を持つ者か・・・」
まっすぐに私を見つめる
「期待してるわ・・・!」
握られた手に力が込められる
「全てを統べるその『歌』で、未来を勝ち取りなさい!」
その表情は怖さを感じさせるほど、真っ直ぐに私を見据えている
「もちろん、そのつもりです!」
同じように、その瞳を真っ直ぐに見据えて答えた
全ては、この日のために
私たちは此処まで頑張って来たんだから・・・!




