#34 キラメキ!ハルカ高くどこまでも・・・ その3
ついに、この時が来た
与えられた時間は三ヶ月
その間に出来る事は全てやったつもりだ
『キラメキが欲しい』
その一心でココまで来た。
付き合ってくれたみんなには、すごく感謝している
私は、輝けるだろうか?
たくさんの人に愛されて
たくさんのキラメキを振りまいて
たくさんの想いを残して
誰よりも輝き続ける
『アイドル』のように・・・!
深く、深く、深呼吸する
「緊張してるのか?」
意外そうな顔で訪ねてくる
「まさか、本気でココまで来るとは思わなかった」
私の思考に応えるようにつぶやいた
「当然でしょ?」
おどけるような仕草で言葉を返す
「みんなの・・・」
「そう、みんなのおかげでココまで来れたんだから!」
そう言って、みんなを見る
蘭ちゃん、月乃ちゃん
そして、真由美ちゃん・・・
みんなが一緒に付き合ってくれたから
「って、オレが抜けてるんですけど・・・」
いきなり女にされてまで、付き合ってきたってのに
肝心な貢献者はないがしろなのか?
「もちろん、感謝してるよ!」
じっと見つめてくる
「ありがとう・・・」
満足気に言う
「何言ってんだよ?」
「まだ、終わってもいないっての」
「そうですよ!」
横で会話を聴いていた蘭が、グッと両手を握ってきた
「目標は優勝、でしょ?」
真由美も両手を重ねてくる
「やるからには、勝つよ・・・!」
ゆっくりと両手を重ねて言う月乃
『トラブルメイカーの皆さん、ステージへお願いします』
スピーカーから指示が入る
「行こう・・・!」
みんなの手を取って、力強く言い放つ
みんなの意思が一つになる
キラメキを手に入れて
キラメキを振りまいて
キラメキを伝えていくために!
「あなたたちが、ワタクシたちのお相手でございますか?」
通路に出たところで声を掛けられる
そこにいたのは
可憐な衣装に身を包んで微笑む『メイド』
そして・・・
「・・・・・お前、ナニやってんの?」
優が思わずつぶやいていた
「お・・・わたしは『タケル』ではないですよ・・・!?」
挙動不審なメイドの一人が否定した
その姿は、どう見ても『タケル』だった
なぜかメイド服を着ているケド・・・




