#32 キラメキ!ハルカ高くどこまでも・・・ その1
光あふれる舞台に立つ
そこはもう、今までの自分ではいられない場所
たくさんの想いを唄に込めて
たくさんの人へと届ける為に
「さぁ!みんなに、キラメキを届けに行くわよ!!」
私自身を、奮起させる『決め文句』で激励する。
今夜の為に、たくさんの想いを積み重ねてきた
誰よりも高く、誰よりも眩しく、
そして、誰よりも強く!
今年こそは絶対に負けられない!
応援してくれるみんなの為に
何より、私自身の約束の為に!!
「次のチャレンジャーは・・・」
司会者が、言葉を溜めながら舞台上を観る
「人気急上昇のユニット、『フォーシーズン』だ!!」
名前を呼ばれた瞬間、すごい歓声に包まれる
その歓声を受け、私たち自身高揚していくのが解る。
「対するは・・・」
再び言葉を溜める
「復活のレジェンド『platina』!!」
私たちの最初の相手は、よりによって初代
『SSS』優勝グループ
私の憧れでもある人たちだ。
「お互い、最高のステージにしよう!」
握手を求めてきたその手を、ゆっくりと握り返す
緊張、興奮、感動
いろんな感情があふれてくる。
遠くで、声が聴こえる
一人で、道に迷って泣いてる私の手を引いて
とびきりの笑顔で、私を呼んだ。
「ここは、俺の秘密の場所なんだ!」
そこは公園の草むらを抜けた小さな高台
陽はすでに沈み、星がきらめき始めている。
「空が、すぐそばにある・・・」
その景色に目を奪われて、泣くことも忘れてしまった
「まるで、ステージの上にいるみたい・・・」
思わず呟いた。
彼はただ、満面の笑みで見つめていた
「遥か、遠くの空から♪」
いつも聴いていた歌を口ずさむ
それが私の初めての唄
いつかテレビで観て
いつか自分も唄いたい
たくさんの人に
キラメキを届ける
たくさんのアイドルたちのように・・・!
そして、今
私は・・・私たちは此処に居る
たくさんの人に
キラメキを届ける
アイドルたちの一員として・・・!!




