#28 ハルカなる高みを目指して! その2
「と、いうわけで」
「みんなには、トップアイドルを目指してもらうからね!」
いきなり、とんでもないことを言い切るゆうき。
「はぁ?」
「意図が見えない・・・」
「よくわかんないですけど頑張ります」
三者三様、それぞれが疑問を口にした。
「どうしてそうなるの?」
「たのしいから!!」
ゆうきが腕組みをして更に言い放つ
遠くで鳥が鳴いていた
「えっ・・・・と?」
真由美が理解しようと思考を巡らせる
「ギャラは?」
あくまで無表情に、つぶやく月乃
「私にもできるかな?」
意外に乗り気な蘭
「ただ、ひとつ重大な問題があります!」
真面目な顔でみんなを見る
「問題・・・?」
「それは・・・」
息を飲んで見守る
「あと一人足りないの~っ!」
腕を縦に振りながら叫ぶゆうき
「・・・・・ダメじゃん」
3人が同時につぶやいた
「と、いうわけで」
再び冒頭に戻る
「春香ちゃん、一緒にアイドルしない?」
ちょうど、通りかかった春香を引き込む
「出来るか!」
即答だった
「て、いうかなんで私があなたたちと!!」
言いかけてゆうきを隅に引きずっていく
「言ってることわかってんの!?」
「うん!」
大きく頷く
「私達は、対決しなきゃならないんでしょ!?」
「そうだっけ?」
「そうよ!!」
「・・・ちぇ」
ゆうきの行動に頭痛を感じる春香だった
「断る」
即答
「大体なんで私がアイドルなぞ・・・」
「センセイならいいセン行くと思うけどなぁ」
「断る!」
ここでも、良い答えは見つからないようだ
「ん~・・・」
『残りあと一人』
意外にもその現実が厳しい事に
頭を悩ませるゆうき
「あと、一人・・・」
「誰かいますかねぇ?」
「新キャラ投入?」
放課後の教室での作戦会議
もう少しで前に進めるというのに
こんな事でつまずいてしまった。




