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トラブルメイカー -To Love Maker-  作者: TAMA-RUN
26/167

#26 ハルカゼ(春風)吹く・・・!

「あぁぁ~っ!!」

頭を抱えて叫ぶ。


「しくじったぁぁ~っ!!」

思えば思うほど、迂闊だった・・・


「どしたん?春香っちは??」

出来たてのチャーハンをテーブルに置きながら尋ねる。


「あぁ、なんでもね・・・」

「正体がバレたんですぅ~」

真夏まなつ秋乘あきのが同時に応える。


「正体?」

イマイチ言ってる意味が解らない


「彼女、学校ではアイドルやってること隠してるの」

美冬みふゆがフォローする


ここは、彼女たち四人の溜まり場・・・

もとい、行き付けの店である


【まつかぜ-大和支店-】


彼女たちがデビューする前からの馴染みの中華料理店だ

そして唯一、自分達が素のままで騒げる場所でもある。


「そんなに大変な事なん?」

「いっちゃん、わかってないわねぇ・・・」

呆れたように声が割り込んできた。


「アイドルってのは【高嶺の華】なのよ」

ちっちっちっ

おタマを振りながら言う


「菜々っち?」

厨房に居るはずの彼女が何故?

一瞬、そんな考えが浮かぶがすぐにかき消された


「おい!菜々花!ナベ!ナベ!ナベ!!」

遠くで叫ぶ声が聴こえる。


「いっけなぁ~ぁい!!?」

慌てて厨房に駆け出す


「一体、何しに来たんだ・・・・?」

いつも慌ただしい、この店の日常であった


「で?」

再び春香に尋ねる


「正体がバレたってことは・・・」

首の前で手を横に切る仕草を取る


「・・・クビ?」

「あうぅ~っ・・・」

さらに頭を抱える春香


「どうだかねぇ?」

真夏が、からかうように笑う


「でも、あれから3日経つけど特に何も変わってないじゃない?」


確かに、屋上での一件から何一つ変わったことはない

いつもと同じように


【クラス委員長】

【フォーシ-ズンのハルカ】


この日常は、変わってはいない


「かえってそれが不気味だわ・・・」


「春香っち、お客さんだよ~」

いっちゃんが誰か連れてきた。


「やっほー♡」

そこには、一番恐れていた事態を予感させる人物が

手を振って微笑んでいた。




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