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トラブルメイカー -To Love Maker-  作者: TAMA-RUN
23/167

#23 ハルカなる挑戦!

 

 幾多もの光に彩られたステージで

私たちは今日も唄う。


たくさんの声援を受けながら

共に唄い

共に笑い

共に分かち合う


私たちは、アイドル!


今日もまた

心地よい疲れの波に流されて


未来あしたへと踊りだす


私たちは、アイドル!

みんなに、きらめく時間を見せてあげる!!


たくさんの声援を受けながら

今夜も時間は過ぎていく





「こら!そんなにくっつくんじゃねぇ!!」

必要以上にくっついてくるゆうき


「いいじゃなぁ~い♡」

わざとらしく言う


「大体、何でお前が隣なんだよ!?」

確か隣の席は、タケルだったはずだ。


ふと、あたりを見渡す

教卓の隣にタケルの席が、ちょこんとあった


「・・・・・」

ただ、呆然とその席に座るタケル


「・・・・・むぅ~っ」

真由美が、ふくれっ面で睨んでいる。


すべての黒幕【真理センセイ】の命により

このクラスに転入(?)してきたゆうき


それに呼応して騒ぎは、どんどんデカくなる一方である


「ちょっと、いい加減にしなさいよね!!」

遂に、怒りを爆発させたのは

こ のクラスの委員長を務める優等生


【田村春香】

クラス一のお堅い生徒である


「大体、あなたがハッキリしないからいけないんでしょう!?」

人差し指を突きつけて睨みつける


眼鏡のレンズが無機質に優気を写し込んでいた。


「お、俺のせいかよ!?」

「当然でしょ!」

鼻先がひっつきそうなほど間近で言い放つ


その様は、獣同士の睨み合いの様だ


「無責任にも程があるわ!」

「何の責任だよ!?」

売り言葉に買い言葉


「自分の彼女に対してよ!!」

「彼女じゃねぇ!!」

「違うもん!」

何気に真由美の声が交じる。


「あきれた!」

更に眼光が光る


「二股掛けてるの!?」

「誰がだよ!!?」

完全に誤解されている。


「昼の連ドラみたいだね?」

「・・・・・はい?」

外野で月乃が蘭に言う


「やがて、委員長も巻き込んでドロドロの恋敵に・・・」

やたらに大きいヒソヒソ声でつぶやいた


「なるわけないでしょ!!」

「ならねぇよ!!」

春香と優気が同時に叫んだ。



 まったく・・・

なんてクラスになったのかしら


移動中のバスで、今日のことを思い返す


「アイドルやるより疲れるわ・・・」

深い溜息が窓を曇らせた


私は、アイドル

今日も、みんなにキラメキの時間を過ごしてもらう


私は、アイドル

もう一人の自分とは違う


窓に映る自分に言う


ここからは【田村春香】じゃない

ここからはアイドルユニット

Forseasonフォーシーズン』の【ハルカ】


今日も一生懸命、アイドルこなします!




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