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トラブルメイカー -To Love Maker-  作者: TAMA-RUN
104/167

#104 特別篇 クリスマスラブソング 8

それは、全てが偽りの世界


全てが、一時の夢

全てが、幻の日々

全てが、逃避の果て


「諦めるな!」


全てが、夢だとしても

全てが、幻としても

全てが、逃げ場のない真実だとしても


彼の言葉は、全てを覆した

偽りが、事実を塗り替えた


そして、それが現実となった


私は、此処に居る

再び陽の光を、この身に受けて


「私は、みんなのおかげで此処に居ます」

静かに、しかし力強く言葉を紡ぐ


「みんなの想いが私に勇気をくれたの」

ふと、空を見上げる


満天の空には、無数にきらめく星の輝き


「あの星と同じように、輝く勇気を!」

再び、会場を見渡す


今日の為に集まってくれた、みんなの表情かお

みんなが、好きになってくれた私


「だから私は、みんなに伝えたいの」

決心して言葉を区切る


「私には、好きな人が居ます」


その言葉に、会場が静まり返る


「その人は今、自分から独りになることを選んだ」


「・・・・・・・」

メンバーたちも、マネージャーたちも止めることはしようともしない

彼女の決意は、自分の意思で決めた事


だから、止める権利はない

だけど、応援する絆はある


「行って来いよ、ハルカ!」

真夏が叫ぶように言い放つ


「そうですよ、彼にはハルカちゃんが必要なんでしょ?」

秋乘も止める気はない


「みんなだって、あなたの幸せを祈ってるわ」

優しい笑顔で、ゆっくりと手を取る


「だから、きっと帰ってきて・・・」

抱きしめて耳元で囁いた


「みんな・・・」

見渡せば、みんながそれを望んでいるかのように笑ってくれた


「あの子たち、知っていたのね・・・」

トリニティーが思わず手を伸ばそうとする


「信じてあげなくちゃ、私達はそうしてあげることしかできないわ」

彼女の手を遮って微笑むアフロ


「がんばって!」

誰かが、ハルカに声援を送る


「「待ってるよ!」」

その声に押されて、さらに声援が飛ぶ


「あなたには、私達がいる!」

「だから」

「信じるままに・・・!」

三人が彼女の手に、自らの手を重ねる


「・・・・・ありがとう」

いっぱいにあふれる涙もそのままに、言葉を告げた


「みんな!!」

そのまま会場に降り立つ


「行ってくる!!」

両手をいっぱいに振って叫んだ


その行先は、自ら望む場所

独りで全てを、背負うことを選んだ彼の傍へ


その先にある『キラメキ(未来)』を手にする為に

それがきっと自分の求めるものだと信じて


この世界が『本当』だと確かめる為に・・・!




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