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狐の面は月見て笑う  作者: 衣桜 ふゆ
『氷』たちの紅
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Ⅰ.制御②

少し腹が立ったまま、氷美は門の出口へと向かう。

悔しいが、零のように塀を飛び越えることはできないのだ。

仕事は明日実行することになる。

「…や、氷美って!」

後ろからまだ零の声が聞こえる。

「待てっつってんじゃん!」

しつこいなぁと氷美は思った。自分のせいだから必死で追いつけよ。

「このっ……やりすぎ女!」

ぶちっ

「好きでやりすぎてるわけじゃねーよ!」

やりすぎ女だと?

こっちだってやりすぎて後悔してるんだよその後悔のネタを一つ増やしたのもお前が原因だろうがそれなのにお前がそう言うこと言う権利があるのか!?

「や、だってお前がとまんねーんじゃん!」

「お前と話す気ないんだよ。あんた一人で仕事やれば?は、どうせ私はやりすぎますよ、やりすぎる私は不要ですと?じゃぁおまえ一人でやってみればいいじゃん。ちゃんとできるんならね!」

「いや、そこまで言ってないんだけど。」

「私にとってはそれと同じなんだよ!」

零は落ち着きまくっている。それがまたいらつく。

そうやって零とのケンカに氷美は集中しすぎた。


「…誰か、いるの…?」



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