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狐の面は月見て笑う  作者: 衣桜 ふゆ
『氷』たちの紅
26/47

Ⅳ.妖刀③

更新遅れましたすみません。

いつもいつもこんなことになりそうです。

ちょっぴり真面目に書いてみようかなぁとか思い始めてきました。

だけど、もはや誰sideだかもわかりませんw

適当におつきあいください(^ω^)

「さて、と………。」

零は膝に付いた土を払った。

ここはぼろアパートの庭。意外に広い。

手に鋼糸が着いた手袋をはめる。

はめたとたんに、ぞくっとしたよくわからない気持ちが零の中を駆け抜けた。

そう、この感じだ。

「準備はいいか、氷美。」

2メートルほど離れた場所にいるのは、刀の雪鶴を持った氷美。

緊張の面持ちだ。

いつもかぶっている狐の面は、ない。

紅の着物もまとっていない。

氷美の目には、日光に反射する刀がうつっている。

手が小刻みに震えているのが感じ取れた。

「…いいわ。」

「じゃ、行くぞ。」

零の軽い合図と共に、蜘蛛の糸のようなものが舞う。

反射しているから綺麗なのだが、立派な凶器だ。

「……っ…」

迫り来る鋼糸を流しながら、氷美は攻撃を試みる。

……………………


氷美の暴走をどうすればいいか?

一番簡単な方法がこれだった。

『戦うこと』

実際に暴走してみればいい。

何度も繰り返し戦い、そして、制御することに慣れればいいのだ。

雪鶴も、氷美も。


……………………

息が切れてきた。

身体が鈍っている感じがするのは、なぜだろうか。

さっきから零に押されてばかりだ。

守ることしかできない。攻撃をする暇がない。

「っ!」

鋼糸が氷美の頬をかすった。

この間の事件の時に受けた傷と同じ位置だ。

血が流れる感覚。


<<……!>>


誰かの声が聞こえた。

氷美の意識が急に引きずり込まれる。

何が起きた?

視界が遠のく。


「…ぁ」


零は鋼糸を慌てて抑える。

氷美の様子がおかしい。

小さなうめき声の後、氷美は膝から崩れ落ちた。

何が起きた?

頬の傷ぐらいで倒れるわけがない。

「おい、氷……っ!?」

鋼糸をしまって近づくと、不意に氷美がゆらりと立ち上がった。

2、3歩後ずさり鋼糸を構える。

油断していた。

「…?」

しかし、攻撃は来ない。

雪鶴を構えもしない。

「氷美…?」

反応がない。

「氷美。」

なんの反応もない。

うんともすんとも言わない。

「………ぁあ、なるほど。」

やっと氷美が行ったのはそんな言葉。

「本当に、すべて、我の責任なのじゃな。」

…まさか。いつ、どうやって。

「お前っ…!」

どうやって、――――

氷美・・は顔にかかっていた髪をかき上げた。


「雪鶴…!」


その瞳の色は、水色。



わけワカメ(^p^)ノ

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