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孤独──死に至る病
孤独を考える。
孤独で死ぬのは、一人暮らしの人間じゃない。
孤独で死ぬのは、家族と過ごして無視される人間だ。
死に至る孤独という病は、1人で在ることではない。
それは、自分という存在が無いと突きつけられること。
孤高の戦士という言葉がある。
理解者などなくとも、ただ一人で生きられる人もいる。
自分という存在を、自分自身が認めているからだ。
さて、一人は嫌だと他人に合わせ、仲間の中に溶け込んで、偽りの自分を演じる人間は孤独ではないと言えるだろうか。
本当の自分を誰も知らない。
これもまた孤独だ。
周囲の誰もが、本当の自分を知らないという孤独──これが最も危険な死に至る病。




