第97話 総当たり戦
予選トーナメントも終了し、前日の興奮も冷めやらぬまま翌日を迎えた
「さぁーー!テメェらー!昨日の興奮は冷めてねぇよなぁ!
盛り上がってっかー!?」
「うおーー!!アリエルちゃんを出せぇー!」
「アマラス引っ込めー!」
大歓声!
「聞こえねぇ!
さてさてぇ!前回迄はオッズが付けられないとの理由で賭け事は無かったんだが!」
「どうなるー?」「勿体ぶんなー!」大歓声!
「今回は賭け有りー!」
「うおーー!!!」大歓声!
「オッズはこちら!!」
コソコソ小声
「キョウイチロウ様!ボーっとしてないでモニター出して下さいよ!オッズ表!早く!出して!出して!」
「アリエル…アイドルは早くぅ♡とか!出して♡出して♡なんて言わんぞ」
「うっさい!黙れ!変態妄想野郎!」
(っ゜∀゜)≡⊃)∀゜)∵グハァ!
_:(´¬`」 ∠):_「ううぅ…アイドルは…殴らな…ぃ…」バタン
「司会のアマラスが戦線離脱につき!此処からはアリエルに変っわりまぁーっす!」
「うおー!アリエルちゃーん♡」
手を振るアリエル♪
「オッズは此方!」
ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル
慌ててオーロラビジョンを投映させるキョウイチロウ
「一番人気は!何と!ルドウィン選手!0.5倍!
二番人気はアイナイナ選手!2.5倍!
三番人気はクリスティー選手!3.0倍!
四番人気は!アグラディオ選手5.5倍!
そして五番人気は!アリアドーネ選手ぅ!8.7倍となりました!」
「それでは!一戦目は!アイナイナ選手とアグラディオ選手!運命の悪戯かぁ夫婦対決だぁ!」
「アナタ!負けを認めるなら今の内ですわよ!」
「( ゜□゜)アハハ/\/\/\!
笑わせる!賭けてくれた人とエルフ男子の期待は裏切る事は出来ん!
お前こそ覚悟しろ!アイナイナ!」
「フフフ…良いでしょう、力の差というものを見せつけてあげますわ!」
「ハン!お前の剣など届く前に決着よ!」
「言いましたわね!吐いた唾は飲み込めませんわよ!」
「おぉーっとー!お互い煽る煽るぅ!このまま夫婦仲が悪くなってしまうのではと心配する程、バチバチの火花が散ってますねー!
特別ゲストのキョウイチロウさん?展開的にはどう思われますか?」
「アグラディオ選手はアイナイナ選手に懐に入られない様に遠距離で勝負を決めたいでしょうね!
アイナイナ選手はアグラディオ選手の矢の雨をかい潜り懐に入らないといけない!
アグラディオ選手が遠距離攻撃の手数で決めれれば勝つ事が出来る筈ですが…
いかんせんスピードで勝るアイナイナ選手の動きを止められるかが鍵かと」
「解説…普通ですね」
「(。=`ω´=)ぇ?普通じゃ駄目なの?」
「誰もが想像出来る範疇かと」
「手厳し!」
「( ^∀^)アハハ/\/\/\
開始の合図を待つばかり!皆さん!熱いバトルを期待しましょう!」
「試合開始!」
「アローレイン!」
「おお!?アグラディオ選手!開始早々全力だぁ!」
「手加減して勝てる相手かよ!全力出しても足らねぇくらいだ!」
「アイナイナ選手弾く!避ける!」
「アグラディオ選手は矢の雨に何か織り交ぜないとキツそうですね…」
「と?言いますと?」
「クリスティーさんがやったみたいに暗器ナイフに痺れ針を混ぜるみたいな、一捻り無いとドンドン近付かれてます!」
「エアリアル!エアロバースト!」
「おぉーっとー!矢の雨に魔法を混ぜて来たぁ!アイナイナ選手の足が止まった!」
「流石に簡単には近付かせてもらえませんか!」
「ったりめぇだ!近付かれたら終わんだろうが!」
「アナタは昔から手数ばかりですね!私を口説いた時みたいに!」
「うっせ!そのあの手この手で!一緒になって可愛いセイラが産まれたんだろうが!今回も堕ちとけ!」
「笑止千万!色恋と一緒にしないで下さる!」
「 ( ゜∀゜)・∵ブハッ!アイナイナ選手ぅ!自分で口説かれた話しを持ち出して!色恋と一緒にするなとは!特大ブーメランが自分にブッ刺さったぞー!
気付いているのかー?(*≧艸≦)」
( ✧Д✧) キラーン
アリエルを睨むアイナイナ!
「怖っ!」
「その一瞬が命取りだ!アイナイナよ!」
「フッ!」
「っあっぶねぇ!殺す気か!あと半歩踏み込んでたらヤバかった!」
「くっ!流石はアグラディオと言った所でしょうか!やりますわね!」
「お前の手癖足癖は承知の上よ!」
「チッ!」
「旦那に舌打ちすんな!」
「本気で優勝を狙ってますから!」
「お前に勝ちは譲らん!」
「アグラディオ選手の矢は一体何処から出て来るのかー!?もう百本以上は打ってますが?意味が分からないぞー!」
「企業秘密だ!」
「でも…折られたり切られたりした矢は確実に減ってはいますね…
スロー再生してみましょうか?」
「キョウイチロウ殿!?アイナイナとのバトルが終わってからにして!」
「フフフ♪リサイクルですか?」
斬!!
地面に刺さった矢をぶった切るアイナイナ
「くっ!」
『マズいマズいマズいマズいマズいマズい!矢が尽きる!仕方ねぇ!』
「あぁー!?アグラディオ選手!地面に刺さった矢をリサイクルしていた模様!
アイナイナ選手に使えない様にされて万事休すか!」
「エアロアローレイン!」
「おぉー!?アグラディオ選手!普通の矢が尽きる寸前!
今度は魔法の矢を降らせアイナイナ選手を近付かせない!」
「そう来ましたか!でも魔力もいずれ尽きますわよ!」
ピンッ!
「くっ!?ツルが切られたか!?」
慌てて短剣を手に取り応戦の構えを取る
「遅い!!」
組み伏せられるアグラディオ
「これまでです!」
「アローレイン!」
「なっ!?罠!?自分事!?貫く気ですか!?ツルは切った筈ですのに!?」
「フフフ!横薙ぎの矢は俺には当たらん!
それにツルなんて魔法で何とかなる!」
トスットスットスッ
「矢尻無し!?」
アイナイナが捌き切れなかった三本の矢がアイナイナに当たって落ちる
「あったり前だ!何処の旦那が嫁に本気の矢を射る!」
「どうやらアイナイナ選手に矢が当たった場所は三箇所とも致命的な場所の様です!
アグラディオ選手の逆転勝利ー!」
「今回は譲りますわ…
私の負けです…勝ちを確信して気が緩んだ所に本命の攻撃とは…」
へたり込むアイナイナに手を差し伸べるアグラディオ
「今回はな…
練りに練った作戦だった…
アレで駄目なら無理だったな、運が良かっただけさ」
「勝者アグラディオ選手ー!惜しみない拍手をー!」
「よくやったアグラディオ!」大歓声!
「さて、総当たりの二回戦は!
アドリアーネ選手とー!
クリスティー選手ぅ!
今回も無限湧きの暗器が炸裂するかー!」
「始め!」
「エアロバーストぉ!」
「先制はアドリアーネ選手!」
「クリスティー選手!爆風に飲み込まれたぁー!
爆煙で目視出来ない!」
「エアロウォール!三面!」
「おおっとー!三方向から暗器が飛んで来たのを風の壁で塞いだー!
どう言う理屈だぁー!?」
「ファイアー!ボール!三連!」
「三方向に火の玉を放つアドリアーネ選手!」
「闇雲に打っても当たりませんわよ!」
「爆煙の中からアドリアーネ選手に暗器が飛んで来るー!
キョウイチロウ様!あの武器は?」
「チャクラムですかね?和名は円月輪しかも!」
「しかもぉー!?」
「五つ全部大きさが違う様です!」
「つまり!速度の違う大小の暗器と言う事でしょうか!」
「正解!アレは厄介ですよ!五種類の速度に慣れる前に片が付けられれば良いですが…
チャクラムは暗器です風切り音が無いのが特徴で音で判断出来ないんです!
爆煙があだに成りましたね…」
「(-ω- ?)んーーー?どう言う事だー?弾いても弾いても爆煙の中から暗器が飛んで来るぞー!」
「くっ!」
「どうやら弾いた先にクリスティーさんが周り込んで更に投げ付けている様ですね…」
「はぁ!?アドリアーネ選手は四方八方に弾いてますが!?」
「その全てに周り込んでます!早いですね!」
「そんな芸当が可能なのかー!?爆煙が晴れて来ました!」
シャッ!
両手にトランプを手に持ち広げる様な仕草でチャクラムを広げ投げるクリスティー
「クリスティー選手!更にチャクラムを増やす模様です!
投げたぁー!」
「数を増やしたとて無意味!爆風で弾き飛ばせば良いだけの話!
エアリアル…
(。=`ω´=)ぇ?」
カクン!力無く膝から崩れ落ちるアリアドーネ…
「上手に弾いていたアリアドーネ選手!
薄くて軽いチャクラムを爆風で弾き飛ばそうとしたその刹那!足の腱を切られた様だー!
その場に崩れ落ちたぁ!」
背後に周り込むクリスティー
アリアドーネは組み伏せられ首元にナイフを突き付けられる
「まいりました…」
「アルシアーナ!早く回復を!」
「かしこまりました!」
「一体全体どうなっているのでしょう!?
決着の結末が分かりません!
キョウイチロウ様!ご説明を!!!」
「はい!暗器なので武器の詳細な説明は出来ませんが!五種類のチャクラムで翻弄しつつ第六のチャクラムを使用したとだけ」
「六種類目の暗器が炸裂したと!?」
「そうです!」
「どうしても武器の詳細は秘密ですか?」
「クリスティーさんは次戦にも使いたい筈です暗器なので詳細を明確にしてしまってはネタをバラす事に成ってしまいます!
優勝者が決まってからなら良いですよ」
「確かに!アグラディオ選手の横薙ぎアローレインの様に手の内を明かしては警戒されますからね!」
「そこ!何気に!俺の事ディスってない!?」
「ディスってません!次回のバトルには使えないと言っているだけです!」
「くっ!」
「さぁ!アグラディオ選手の抗議は無視して三戦目行きましょう!」
「放置か!?」
「総当たりで押してますのでサクサク行きましょう!
三戦目は一番人気のルドウィン選手の登場だぁ!」
「うおー!」大歓声!
「(=`ェ´=)フフフ
私が一番人気とは、皆様のご期待に応えなくてはいけませんな」
「相対するは!アグラディオ選手!」
「( ; ゜Д゜)もう一度番狂せしてやるぜ!
何匹コウモリになろうとも全部射抜いてやる!」
「おぉ!意気込みは認めるが!可能なのかぁ?」
「試合開始の合図が出ました!」
「(-ω- ?)んっ?ルドウィン選手!?サーベルを抜いて正面に構えてー!カシャ!刀身を相手に見せる!
木製だぁーーーー!?」
「舐めてるのか!」
「キョウイチロウ殿と協議した結果、ハンデと言うやつよ♪かかって来るがよいぞ…」
「本当にその獲物で良いんだな?
アイナイナの時みたいに手加減しなくても?」
「良い!この木製サーベルでお相手いたす!」
「アローレイン!エアリアルアローレイン!
からのー!
アローレイン!」
「おぉー!?アローレイン三連!?アグラディオ選手ぅ!手加減無しだー!」
「(=`ェ´=)フフフ♪望む所!」
横薙ぎに木製サーベルを矢の雨に振るルドウィン…
風圧で矢が舞い散る
「なっ!?そんな馬鹿な!?だが!魔法の矢は風圧でどうこうなるもんじゃねぇ!喰らえ!追加のエアリアルアローレイン!」
ルドウィンはサーベルを鞘に戻し両手を広げる!
と同時に魔力を帯びた斬撃が飛ぶ!
上空が煌めく!
キラキラキラキラキラキラ!
ボボボボボン!全て相殺される魔法の矢!
ルドウィンの遥か上で全ての魔法の矢が斬撃で爆散する!
「規格外!何だそりゃ!強すぎて!笑っちまうぜ!
仕方ねぇ!奥の手を出すか!」
「(-ω- ?)んーーー?アグラディオ選手懐から何か取り出した!二枚のブロマイド!?それを投げた!」
( ✧Д✧) キラーン
「ルドウィン選手!一目散に落ちる寸前の二枚のブロマイドを拾いに行ったぁ!」
「嗚呼♪ルードリヒ♡何と凛々しい♪
此方はアーデル♡しかも以前の♪可愛い♡可愛い過ぎる♡」
正座して二枚のブロマイドを両手に持ち交互に何度も見返すルドウィン
「終わりだな…」
アグラディオに首元にナイフを突きつけられるルドウィン
「アグラディオ殿?コレは?」
「負けを認めるならその二枚はやるよ!」
「そんな事で良いのか!?負けを認めよう!」
「はぁ!?( ; ゜Д゜)!?勝者アグラディオ選手!?
キョウイチロウ様!アレは!?」
「この為か…」
「どの為でしょう?」
「昨晩…アグラディオさんが私の所に来て…
映像はキョウイチロウ殿の記憶から投映出来るなら紙にも投写出来ないかと問われ…
勿論アイナイナさんとセイラのを要求されると思い快諾したんですが…
要求されたのが進化前のアデルフォードとルードリヒ…
ルドウィンの愛娘と愛息子のブロマイドでして」
「卑怯!アグラディオ選手の奥の手は卑怯千万!」
「戦略勝ちと言ってくれ♪」
「相変わらずですわね…」
「アイナイナよ!理由はどうあれ勝ちは勝ちだ!」
「はぁ…」
深いため息を付くアイナイナ…
今回の入手経路は分かりましたが…
あの人が首からさげるロケットペンダント…
私達三人の写真入り…お揃いで三つ…
一体全体…どうやって作ったのか…未だに謎ですわ…
「さぁ!卑怯なアグラディオは、さて置き四戦目!行きましょう!」
「名指し!?酷くね!?」
「まんま!黙って次の姑息な手でも考えとけ!」
「アリシアちゃん辛辣!」Σ(・ω・ノ)ノ!?
「( ^∀^)アハハ/\/\/\」会場は大爆笑!
「次はアイナイナ選手とクリスティー選手!夫婦対決の次は無情にも姉妹対決!
アイナイナ選手もう負けられ無いぞー!」
「クリスティー姉さま…
貴女…異常な強さを身に付けましたわね?」
「キョウイチロウ様の、お力の一端ですわ♪」
「ズルいですわ!」
「本気で来なさい!」
クリスティーの膨れる殺気は以前ものとは比べ物にならない!
会場に気絶者続出!
「ひぃーーー!?姉さま!?」
「手加減は致しませんわよ!」
「ズルい!せめて私も進化させて貰ってから!」
「泣き言を!」
「ごねるアイナイナ選手を尻目に開始の合図は無情にも始まるーー!!」
「くっ!?クリスティー姉さま!殺気を押さえないと観客が!」
「結果は!後からキョウイチロウ様のスロー再生で見ればよろしい!」
「そんな無茶苦茶な!」
アドリアーネとの対戦の三倍はあろうかと言う数の暗器がアイナイナを襲う!
「くっ!?単調な軌道のアローレインと違って不規則!?且つ!速度にも緩急が!?
この数!捌き切れる筈がありませんわ!」
逃げる先にも飛んで来るチャクラム…
弾いても弾いても投げ直されるチャクラム…
「此処!」
カキン!コン!
「それも弾き避けますか!?」
「何ですの!?風の動きを読んで防ぎましたが!?ヤバい物が混じってますわね!
手応え的に透明のチャクラム!?
そんな物!?何回も避けられる訳無い!」
プス…
「痺れ針!?くっ!?暗器で気を逸らして本命はコッチでしたか!?」
バタンっ!
「アイナイナ選手動けないー!
勝者!クリスティー選手ぅぅ!!
一番人気のルドウィン選手が一敗をきし!
二番人気のアイナイナ選手が二敗目ーー!
番狂せの連続ぅ!
敗者のチケットが会場を紙吹雪の様に舞うぅー!
白熱する総当たり戦!波乱を帯びてまいりました!」
「本当に読めませんね〜
でもそれが又。面白い♪」
「確かに!
それでは本日最後の五戦目!
アイナイナ選手とルドウィン選手!
結果はオッズ通りなのか!?
はたまた!番狂せが起こるのか!?
試合開始の合図ぅー!」
「これ以上は負けられぬ故、許せアドリアーネよ!」
「どこまで通じるか!全力で当たらせて頂きます!」
「来い!」
「はい!出し惜しみ無しでまいります!ルドウィン殿!胸をお借りします!」
「此方からは行かん!先行は譲る!お前の力を見せてみろ!」
「ファイアボール!三連!」
「三連が限界か!限界を突破しなくては我は倒せんぞ!」
「ファイアボール四連!」
ボボボン!
「くっ!一発の威力が違う!?押される!アクアウォール!」
「逆属性か?効かんよ!」
「なっ!?炎がアクアウォールを貫通するなんて!?そんな馬鹿な!?」
アドリアーネのアクアウォールが水蒸気になり霧散しルドウィンのファイアボールが四方向から迫る!
「マズいね!アクアバレット!フロストウォール!」
ルドウィンのファイアボールが爆散する中!
キョウイチロウの繰り出したドーム状の壁に守られるアドリアーネ
「特例ゲストが防御壁を行使した事によりアドリアーネ選手は無事!
勝者ルドウィン選手ぅー!」
「くっ!何て奴だルドウィン!
ブロマイドが無ければ矢事、ファイアボール如き初期魔法で俺事、消し炭に成ってる所だ!
規格外が過ぎる!
その頂点がキョウイチロウ殿…だと?…
勝ち筋が想像出来ん!」
唸る様にぼやくアグラディオ…
「選手の体力を考慮して本日は此処までとしたいのですが?如何でしょうか?キョウイチロウ様?」
「私の特製ドリンク飲めば行ける行ける!
もう五戦!いっちゃおー!」
「(。=`ω´=)ぇ?」
「とりま、選手は手元にあるドリンク飲んで♪」
\\\└('ω')┘////フォーー!?
「何ですのこの飲み物は!?シュワシュワ!?」
「特製回復ドリンク♪ラムネ味炭酸です♪皆?行けるっしょ?」
「何だか分からないが!?選手全員の同意は得られた様です!試合再開ーー!!」
「うおーーーー!!」大歓声!
その後、ルドウィンはアグラディオに負けたのみで残り全勝
アイナイナはアドリアーネに勝利するも一勝四敗
クリスティーはルドウィンに負けただけで同じ四勝一敗
アグラディオは最初の番狂せ勝利だけで三敗し
アドリアーネは全敗
後日、ルドウィンとクリスティーの同率決勝戦が行われる事と成った