第86話 アデルフォード
アデルフォード懐妊の知らせがキョウイチロウを始めとする全員に知らされ従者達に激震が走る
「この度は我が娘アデルフォードの懐妊の知らせをキョウイチロウ殿にする為、参上致しました」
(。=`ω´=)ぇ?
「アデルフォードがキョウイチロウ殿の配下に成った時に新しきスキルを取得しましてございますれば」
「えーーー!?」
「ちょっと待って…
ステータスは童◯のままなんだけど?それに未だ精◯も始まってない…」
「それにつきましては…
ノウェル殿のスキルにてキョウイチロウ殿の精◯は昨晩との事でしたが、我が娘アデルフォードが自らのスキルで取り込みました故に出なかっただけかと」
「(。=`ω´=)ぇ?イツ?」
「アデルフォード曰く、一瞬にお風呂に入った時と申しておりましたが?行為は無かったのですか?」
「無い無い無い無い無い無い!幼い身体の二人が仲良く洗いっこしてお風呂に入っただけです!!」
「幼い…キョウイチロウ様は少女趣味のお方でしたの?
だからわたくし達に興味を示さなかったと?」
「待ってセイラ!違うから!」
「では!何故?アデルフォード様がご懐妊なされているのですか!?」
「事実無根…な…筈…」
「それは私めが説明させて頂きまする」
「ルドウィン!?」
「我が娘の新しきスキルは選別受胎と申しまして、キョウイチロウ殿は品種改良と遺伝子組み替え結合のスキルをお持ちですよね?
そのスキルの派生スキルにございますれば、身体が直接触れ合ってさえいれば任意の異性から子種を選別して取り出し体内に取り込む事が出来まする
つまりキョウイチロウ殿の昨晩出る筈だった初めての精◯から選別して一番良さそうな子種を我が娘アデルフォードは取り込みましたので行為は無く、懐妊と相成りましてございます」
「えーーーー!?だからステータスは童◯のままなんですね」
「そうなります」
「今回は特例だよね!?普段はバンパイアってどうやって子孫を残すの!?」
「アデルフォードの母であり我が妻であるカーミラは、元人族でした」
「今もご健在なのですか?」
「いえ…
インプに魔王様が転生した時に内乱が起こり人族に攻められ我らの勢力図が魔王城のみと成った事がありました…
その時に人族から幼いルードリヒを庇い乳飲子であったルードリヒを残して…」
「そんな事が…」
「ですから此度の娘も懐妊は……ぶりの親族の誕生になります。
カーミラに孫を抱かせてやりたかった」(ノω・、)
コソコソ小声
「ルドウィン…」
「はい?」
「アデルフォードは幾つ?」
「本人が嫌がりますので年齢は差し控えさせて頂きたく…
一つだけ申し上げれば420歳まではバースデーケーキを用意して誕生日会をしておりましたが、それ以上は本人たっての要望で年齢不詳にしております」
「うん!もう聞かない!教えてくれてありがとう」
「何か問題でも?」
「幼女を妊娠させたなんて、普通の人としてアウトなんだよね…」
「あぁ…その点でしたら問題ないかと」
「今後アデルフォードは十月十日は安静にして産まれるのを待つ感じ?」
「いえ」
「いえ!?どゆこと?」
「キョウイチロウ殿のスキルに育成促進と成長促進剤錬金がございますればかなりの早期に産まれるかと」
「植物系のスキルの筈です!
駄目ですよそんなスキルを人に使っては!」
「別段問題無いかと」
「問題無いの!?」
「通常の半分の月日で出産になります
アデルフォードは早く会いたいと言っておりましたし好都合かと」
「そんな急激な成長で母子共に大丈夫なの?」
「何を今更!キョウイチロウ殿はご自分のスキルをお忘れか?」
「(。=`ω´=)ぇーと…??」
「我らはキョウイチロウ殿の従者に成った瞬間に主人のスキルを全て継承しておりますれば」
「あぁ〜ルドウィン達は部分解放じゃ無かったね」
「然り!キョウイチロウ殿のスキル無病息災がありますれば!アデルフォードが難産になる事も産後の肥立ちが悪くなる事は絶対にありませぬ!
キョウイチロウ殿のスキルにより我らはより強く成ったのです!
我らが人族の子を宿すなど今まで聞いた事がありません!アデルフォードの懐妊は快挙なのです!
褒めてやって下さい」
「分かった♪で?アデルフォードは何処に?魔王領の自宅には帰れ無いよね?」
「はいキョウイチロウ殿のご好意でお借りしているテントに居ります」
「ルードリヒが付いてるって事?」
「はい、弟が欲しいと姉に甘えておりましたので、お前、叔父さんに成るんだぞ!
その様な有り様ではお前の望む甥っ子に幻滅されるぞ!」
「叔父さん!?甥っ子!?
父上!私に弟を下さい!」
「馬鹿を言うな!ルードリヒ!我が妻は生涯カーミラだけだ!
それに私の両腕にアーデルとルードリヒで寝ている添い寝に弟はお前と父の間に入るのは確定事項だそれでも良いのか?」
「父上が遠くなるのは嫌かな…」
「ほれ見よ!言わんこっちゃない!弟は諦めよルードリヒ叔父ちゃん!」
「∑(O_O;)ビクッ!?父上!?」
「ウフフ♪」
「事実だ!諦めよアハハハハ♪
と言う感じでして」
「何と微笑ましい♪」
「( ^∀^)アハハ/\/\/\
お恥ずかしい」
「(-ω- ?)んっ?何か感じない?魔族か?隠密?
気のせいか?」
「私は何も感じませんが?」
「ルードリヒ♪少し夜風に当たってきますわ」
「あまり長居して身体を冷やすといけないから羽織る物を取ってくるよ♪少し待ってて」
「ありがと♪ルードリヒ」
「う〜ん♪良い風…」
トスッ!
後ろから刺されるアデルフォードの胸には刃が突き出ている…
振り返るアデルフォード…
「貴女はファルスマイヤー?今まで何処に?」
ズバッ!
貫いたナイフでそのままアデルフォードを斬り捨てる
「あっ……」
ドサッ!
「アーデル!?
ルドウィン!敵襲だ!アーデルが危ない!縮地!神超え!」
レ(゜∀゜;)ヘ三ダッシュ
「キョウイチロウ殿!?」
「アデルフォード、よもやこの短時間で我が愛しの魔王様に仇なす五番目の召喚勇者の子など宿しやがって!この裏切り者が!」
ドスッ!ドスッ!
お腹を蹴り上げるファルスマイヤー
「姉様!姉様!私達も蹴って良い?」
ドスッドスッ!
「この子だけは…」
「あぁん!?お腹の子供を狙ったのに上手く避けやがって!蹴り殺してやるよ!オラァ!」
シュピーーーーン!!!
地獄の六姉妹の首が飛ぶイメージが過ぎる
「なっ!?」
自分の首が胴体と繋がっているを確認する六姉妹
「アーデル!アーデル!大丈夫か!ヒール!」
「イツの間に!?」
「あぁ〜姉様!コイツ!キョウイチロウじゃん!
アデルフォードの回復に集中してて無防備過ぎぃ〜!やっちゃお!」
「待ちなさい!」
「何?姉様?チャンスじゃん!」
「今すぐ!消えろ!」
シュピーーーーン!
ガクン!
近付こうとした末娘が…
タタラを踏む…
「えっ!?」
バタンッ
「あぁ!?私の足がぁ!?」
「早い!?皆!気を付けなさい!」
「今!それどころじゃねぇんだ!
消えろと言ったぞっ!
お前たちにも大切な家族が居るだろ!
これ以上此処に留まるなら殺す!」
「くっ!これ程とは!引きますわよ!」
「姉様!姉様ぁ!アイツ殺してやる!」
飛びかかる末娘
「やめなさい!」
シュピーーーーン!
ザクザクザクザクザクザクザクザクザク
細切れになり霧散する末娘
「消えろと言ったぞ!
次は無い!」
「キョウイチロウ殿ぉ!」
「くっ!ルドウィンか!?目的は果たした!引くよ!」
「はい!姉様!」
「アーデル…?」
「ゴフッ…父さま…しくじりましたわ…
まさか此処でファルスマイヤーを仕掛けて来るとは…」
「アデルフォード!喋るな!」
「キョウイチロウ殿…無理です…」
「何がだよ!ルドウィン!諦めんな!ふざけんなよ!俺が治してやる!待ってろ!ヒール!ヒール!」
「ファルスマイヤーの短剣は呪われた武具です…
アーデルの鞭と一緒で傷の不再生が付与されてます…」
「血が止まらない!何で止まんねぇんだよ!止まれよ!止まれ!」
「キョウイチロウ…」
「喋るなアーデル!」
「ウフフ♪貴方に託しますわ…」
「だからアーデル!喋るなって!」
「この子だけは…」
ズブズブ
自分のお腹に手を突っ込むアデルフォード
「お前!?何を!?」
「私の心臓とこの子を一つに…」
ズブズブ
自分の心臓を抉り出すアデルフォード
「駄目だ!アデルフォード!やめるんだ!頼む!」
「ウフフ♪頼みましたよキョウイチロウ…」
サァーーーー
砂になり霧散していくアデルフォード…
「アーデル!アーデル!アーデルぅぅぅぅ!!」
「…」ザッザッザッ
「ルドウィン!何処へ行く!?」
「我が最愛の娘アデルフォードの仇を討ちに!」
「一人では無理だ!アーデルが託したこの子は誰が面倒を見るんだ!俺では昔話しは出来ない!お前が!ルードリヒと共に可愛がらないと駄目だ!」
「では!この行き場の無い怒りは何処へぶつければ良いのです!
教えて下さい!キョウイチロウ殿!
あぁぁアーデル!アーデルぅ!」
「父上!アーデル姉様は?」
「お前!今まで何処に!」
「姉様が身体を冷やさない様に羽織る物を取りに行ってました!それで?姉様は?」
「魔王の刺客、ファルスマイヤーに殺されて砂に成って霧散したよ」
「キョウイチロウ様!?ご冗談を!姉様は?
…嘘ですよね?冗談ですよね?先程までウフフ♪と私に微笑んでくれてました!」
「ルードリヒよアデルフォードは…」
「嘘だ!信じない!姉様はそんな簡単にヤラれない!僕なんかよりずっとずっと強いんだ!」
「アデルフォード…」
「はい♪何ですかキョウイチロウ」
「アデルフォード!?何処だ!?」
「新しい命の一部と成って少しだけ一緒に居られますわ」
「アデルフォード!心配させやがって!」
「でも…私が居たらこの子の個性が消えてしまいますわ、それにこのままではこの子も…」
「どうすれば良い!?」
「誰かのお腹に受胎するのがベストですけど…
キョウイチロウの血液の中でも生きられますわ
でも赤ん坊サイズまで大きくなるから男性では無理かしら」
「アイテム袋に入れて私の血を入れ続ければどうだ?」
「肌身離さず持っていて下さる?人肌の温もりは必須ですわ」
「分かった!それで行こう!」
「お待ち下さい主人様!」
「ルイーズ?」
「アデルフォード様、このルイーズめのお腹に来ては下さいませんか?」
「女性のお腹が一番ベストね!お願い出来る?」
「はい!」
「最短で出産させるにはルイーズの負担が大きいから普通にいきましょう」
「(=`ェ´=)フフフお任せください!最短だと何日ですか?」
「従者全員で交代して育成促進をかければ早いですが…
毎日1か月分の成長をするとルイーズの負担が計り知れないわ」
「そんなモノはやってみないと分かりませんわ!
過負荷なら遅らせれば良いだけの事!
先ずはやってみましょう!」
「ルイーズ!くれぐれも無理は駄目よ!」
「はい!アデルフォード様!このルイーズに全てお任せください!」
「アーデル?」
「はい何ですキョウイチロウ?」
「お前の子供の意識はいつ頃目覚める?」
「…」
「お前…子供の自我が目覚めると同時に消えるつもりだっただろ?」
「…」
「おい!アーデル!ハッキリ言え!お前は消えるのか?」
「消えませんわ」
「本当だな?お前も子供も無事に産まれるって事だな?」
「…」
「どうなんだ?」
「。゜(゜´Д`゜)゜。無理ですわぁ〜!!
この子に心臓は二つありますが意識迄は二つに出来ません」
「くっ!どうすれば…
しかしこのままではこの子アデルフォードの子供の命が危ない…
ルイーズ!すまない頼む」
「はい!」
「待たれよ!」
「ルドウィン!?何故だ!?事は急を要するのでは!?」
「フフフ…
これも又、運命か…」
「なんだ?どう言う事だ?説明してくれ!」
「普段は何処に私が出掛けようとも我が城の二人で暮らした部屋の棺の中で眠って居る筈だったのです」
「?(-ω- ?)んっ?何の話し?」
「我が妻カーミラの事です…
何故かは分かりませんでした…
初めてなのです」
「だから何がだルドウィン?」
「妻を棺事連れ出したのは今回が初めてなのです…
今思えば妻は娘の危機を察知していたのでは?と思える程です」
「それがアデルフォードと何の関係が?」
「我が妻の遺体にアデルフォードの心臓を入れて復活させ身体を得たアデルフォードがキョウイチロウ殿のお子を産むのです」
「そんな事が可能なのか?」
「可能です!」
「ですが…」
「何だ!?何か問題でもあるのか?」
「我が妻カーミラの遺体を使いアデルフォードを復活させ子供を宿すには血が足りません」
「どうすれば良い!?」
「私達の血を使って下さい!」
「お前たち!?」
現れたのはイツから居たのか!?アデルフォード配下の女性バンパイア達
「しかし…」
「やはり私達では始祖クラスのバンパイアの血液には役不足ですか?」
「そうだ!質より量が必要に成って来る!純血種女性の全ての血が必要…
それはアーデルが望まぬ…」
「私の血では?元々私の血液の中でとの話しだったよな?この子は私の子でもある!血縁者の血であればバンパイアの子達の血と足してまかなえないか?」
「それでしたら…
うん!いけまする!」
「では!急ごう!
アデルフォード!元の幼い身体が良いとかの有無は言わせないよ!お母さんの身体で復活するんだ!」
「はいキョウイチロウ♡貴方と共に生きられるなら受け入れます。
父さま…愛しの母さまの身体を…私なんかにごめんなさい」
「何を言うかアーデルよ!
カーミラとの思い出は永遠だ消える物では無い!
私は今!お前たちと共に進む未来の方が大切なのだ!
カーミラとの思い出以上の幸せをこの私に!
もう二度と微笑んではくれないカーミラではなく可愛いお前が私に微笑んでくれるならそれ以上の幸せは無い」
「父さま…ありがとう…」
「フフフ♪それにな、お前はどんどん若かりし頃のカーミラに似てきているんだ♪そのお前すら私の前から居なくなるなんて考えただけで気がふれるわ!
普段は静かに我が城で眠るカーミラが何故か私のアイテム袋に居る
母がお前の危機を私に知らせたとしか思えない!
カーミラの身体で復活せよ!アデルフォード!」
「はい父さま!」
「では始めるぞ!
指先で良い!傷を付けて血を流してくれ!」
「分かった!」キョウイチロウ
「はい!」バンパイア純血種女性達
「ルードリヒ!いくぞ!
アデルフォードの心臓と分離した後!お前の血で!その子を生かせ!」
「はい!父上!お任せください!姉様の子供は私が守ります!」
キョウイチロウと純血種バンパイアの血がアデルフォードとその子に集約され渦を巻きながら一つになり大きな血の塊が出来る
「分離!」
その血の塊は二つになり脈打ち始める
より大きな方の塊が棺の中のカーミラに吸い込まれて行く
ピクン!
少し跳ねる様に動いた後…みるみる顔の血色が良く成って行く
「良し!定着したな!ルードリヒ!子供は大丈夫か?」
「勿論にございます!姉様の子供は私が死なせません!」
「良し!定着したアデルフォードに着床させるぞ!」
「イツでもいけます!」
小さい方の血の塊がカーミラに吸い込まれる
「ルドウィン!成功か!?起きないぞ!」
「今!終わったばかりにございますれば!慌てめされるな!大丈夫!術式は完璧でした!数刻もすれば起きるかと」
「良かったぁ!ありがとう♪ルドウィン!ルードリヒ!皆んな!」
「いえ!礼を言うのは私の方にございます!
キョウイチロウ殿が異変に気付きアーデルの元に駆けつけて下さらなければ、我が娘は生きては居なかったでしょう重ね重ね礼を言わせて頂く!
我が娘を救って下さり誠に有難うございます!」
「私達からもお礼を!我らがアデルフォード様をお救い下さり誠にありがとうございました♪」
キャイキャイ姦しくキョウイチロウを囲むバンパイア純血種女性の面々
『うわ!?バンパイアって綺麗な人しか居ないの?それに何か良い匂いが…』
「こらぁ!お前たち!そんな目でキョウイチロウ様を見るんじゃない!
キョウイチロウ様はアーデル姉様の旦那様なんだぞ!」
「キョウイチロウ様…
お顔がニヤけてますわ…まんざらでも無い感じですの?」
「セイラ!?」
「アンナ様や五指に一途な思いを熱く語っていたお方と同一人物とは到底思えませんわ…
私の子!とか仰ってましたわ…
もう父親としての自覚が芽生えましたの?
セイラ泣いちゃう!」
「嗚呼ぁ〜(′□`*=*′□`)ああぁ〜」
「目薬ですわ」
「セイラぁーー!
又、私を揶揄って!
あっ待てこら!」
レ(゜∀゜;)ヘ三ダッシュ
「何ですの?騒がしいですわね!」
伸びをしながら棺から起き上がるカーミラの身体を得たアデルフォード
「アデルフォード!?」
「アデルフォード様ぁ!お帰りなさいませ!」
逃げた筈のセイラが一番先に抱き付く!
「んもぅ!セイラ!貴方って子は!
ウフフ♪ただいま♪」
「おぉアーデル(ノω・、)」
「。゜(゜´Д`゜)゜。姉様ぁぁぁぁぁ」
「お二人ともそんな風に男の方が泣かれては身内として恥ずかしいですわ」
(σ・д・)σ 「父に向かって恥ずいとは!言うねぇ!アーデル!」
「ウフフ♪本当にもう駄目かと思いましたわ」
両手を広げるアデルフォード
近付き抱き合う親子
「アデルフォード…お帰り♪」
「姉様ぁ!。゜(゜´Д`゜)゜。」
「貴女達もありがとう♪心配掛けたわね」
「アデルフォード様ぁ!お帰りなさいましぃ…
我ら一同、お側に居ながらアデルフォード様の危機に気付けませんでした申し訳ございません…」
「良いのよ、相手はあのファルスマイヤーでした、貴女達では太刀打ち出来ず被害が大きく成っていたでしょう…」
「アデルフォード?そのファルスマイヤーって?あの年増の事?」
「 ( ゜∀゜)・∵ブハッ!( ^∀^)アハハ/\/\/\
確かにキョウイチロウから見れば年増ですわね
ウフフ…(*≧艸≦)
( ^∀^)アハハ/\/\/\」
「そこまで笑う事かい?」
「だって!そうではありませんか!
( ^∀^)アハハ/\/\/\
ファルマはあれで魔界では見目麗しい部類に入っていて容姿端麗でファンも多い、そんな方を…
年増…
( ^∀^)アハハ/\/\/\」
「うんうん♪元気そうで何よりだ!子供は?」
「はい!母子共に無事ですわ♡
貴方の子供です貴方と同等かそれ以上の規格外な子になると思われますわ♪」
「うわー♪ヤンチャな子になるのかな?」
「過保護にしなければ大丈夫かと」
お腹を摩り…その確かな息遣いを確認するアデルフォード
「大切に育てますわ」
「私達も協力する♪」
「はい♡」
「我らも!」
「はい父さま♪」
「ルードリヒ叔父さんも忘れないでよね姉様!」
「ウフフ♪頼みましたよ小さな叔父様♪」
「姉様!酷い!」
( ^∀^)アハハ/\/\/\
ルドウィンの機転により事なきを得たアデルフォード達の高らかな笑い声が夜空に吸い込まれていった。
明日からは大人になったアデルフォードとの日常が始まる
キョウイチロウは二度と不覚は取らないと心に決め密かに対策を練るのであった