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第80話 キョウイチロウの新たな従者

「(=`ェ´=)フフフさっきまで血液浄化が出来るかどうか五分五分だったけど

天照様のご配慮で浄化の成功率が八割にアップ♪

これならイケる!」


「キョウイチロウ様♪

私は何をすればよろしいでしょうか?」


「あぁ…

私の足を食べた子だね?

凶々しかった黒い毛並みが真っ白でサラサラの綺麗な毛並みに変わったね♪」


「そんな!?綺麗だなんて!」

(*/∀\*)イヤン


「神聖値も上がってるみたいだね」


「はい!私は魔族から神獣に進化した様です」


「ミノタウロスのままなの?」


「主人様の命とあらば擬人化変幻する事も可能です、この様に!」


「(;゜д゜)アッ…待って!今は駄目!待って!」


シュルルルルキュピーーーン♪


カシャン!


ミノタウロスサイズの鎧と言うか装備していた全てが人型に変幻した事によりすり抜けて足元に落ちる


クルクルと回って自分の姿を確認する


「 ( ゜∀゜)・∵ブハッ!

安定のお約束の!?全裸かよ!?服着てぇ!」


「はい!

しかし…

このサイズの服も甲冑も持ち合わせておりません」


「ですよ…ね〜」


「はい!私は人化の術は初体験ですので何処かおかしな点はございませんでしょうか?」


クルクル…人化した状態で両手を広げて回るミノタウロス(牝)

ピタッ!

クイッ!

「何処もかしこも見て!おかしくは無いか確認して下さいませ!」

お尻を付き出しポーズを決めるミノタウロス(女)


「ふぅ〜

流石はお約束というか…

核心部は尻尾で見えないのはありがたい」


「ムムムッ!尻尾が邪魔で確認して頂けないと!?尻尾も消せます!今直ぐに私は変では無いか確認して頂きたく!」


「(*/∀\*)イヤン」


「その様に両手で目を隠されては確認して頂けないではありませんか!

私は変ではありませんでしょうか!

しっかりと見て!確認して下さいませ!

さぁさぁ!さぁ!

胸の形と色の確認も一緒にして下さいませ!!」


クイッ!クイッ!腰をくねらせながらキョウイチロウにお尻を付き出しながら、胸を持ち上げながら近付くミノタウロス(女性)


「わざとやってる!?

有事の際に主人である私をバンパイア集団から守る気はありますか?

今の状況を説明するとバンパイアの能力だけを得る為に血液浄化中で気を緩めちゃ駄目な感じなんだけど…

怒るよ!」


「失礼致しました!

今!主人様に捨てられたら野良ミノタウロス(白毛)希少種となってしまいます!何卒!従者の末席に加えて下さいませ!」


「その…

取り敢えずそのポーズをヤメて!ミノタウロス化して鎧を着なさい!

その後!防御体勢に移行!」


「主人様の御心のままに!!」


シュルルルル


キュピーーーン♪


「あの…

さっきもそうだったけど…

ミノタウロス化する時とか人化する時に…

その…

魔法少女の変身シーンみたいな動きは必須なの?」


「そこは譲れません!」


「あっ…

そうなんだ…

取り敢えず鎧を装備しょっか」


「はい!…」


「どうした?」


「はい!お話しの前に鎧を着ます!

コレが人族に言うところの羞恥心と言う物なのでしょうか?少々気恥ずかしく…」


「そこっ!大事!」


「はい!かしこまりました!気を付けます!」


(゜ー゜)。。)゜ー゜)。。)ウンウン「大事、大事」


「つまり…

主人様はグイグイと迫られより…

その…

何と申しましょうか…

イヤン!見ないで!みたいなシチェがお好きと?

心得ました!!」


「勝手に自己完結して納得しないで!あと!シチェとかシチュエーションを略して言わない!」


「はっ!」


音声ガイダンス

「後、20%浄化が進めば血液浄化は終了します」


「!?この声は!?私が進化する際に聞こえた声!?何者なのですか!?」


「(-ω- ?)んーー?

何て言ったら良いんだろ?

多分だけど音声ガイダンスだから何者でも無いんだよね〜」


「何者でも無い者が声を発するのですか!?

かつての仲間が進化する際にも聞いた事がございません!」


「あぁ(;゜д゜)この音声ガイダンスは私の従者にしか聞こえないみたい」


「ほほぅ…興味深いです」


「でも良いの?魔王軍を裏切って私の従者になっても?向こうに旦那さんとか子供とか居ない?大丈夫?」


「主人様は先程、集中を要すると仰いました!私の事は後回しにして頂きお話しは後でと言う事で!」


「どうした!?」


「バンパイア共の目に光りが戻りつつあり…

跪いてはいますが一緒に殺意も膨れ上がって来ておりますれば!

後集中めされよ!」


「(;゜д゜)アッ…言われて気付いたよ!

血液浄化だけを進めたら私は人に戻って手足は血液になっちゃうんだった!

バンパイアロードの権能も血液操作も同時進行でマスターしないと!」


「早く取得して下さい!

多分ですが先輩従者達も主人様を心配なさっておられる筈です

魔王軍もバンパイアが主人殿の手に堕ちルドウィン殿の様に動かせると勘違いして撤退しておりますれば、事の重大性を鑑みるにきびすを返して攻撃に転じるやも知れません!」


「(*゜∀゜)*。_。)*゜∀゜)*。_。)ウンウンそれはマズいよね、私も失血死したく無いから急ぐよ」


「お急ぎめされよ」


『天照大神さま…

聞こえますか?セイラ達を有事の際の護衛としてコチラへ寄越してもらえませんでしょうか?』


∑(O_O;)

「来たぁーーーー♪」


「天照様!?」


「セイラ!キョウイチロウからの意思疎通が来ましたわ!」


「キョウイチロウ様は何と!?」


「血液浄化と血液操作に重点を置いて取得するのでバンパイアロードの権能である魅了が取得出来なった場合に護衛に来て欲しいと言っています!」



「それではお側に行っても良いと言う事ですか!?」


「(*≧艸≦)フフフ♪セイラ、貴女少し大人になりましたわね?」


「(。=`ω´=)ぇ?」


「今までの猪突猛進な貴女でしたら…

アクセラレーター!ブーストぉ!と叫んで走って行ってた所ですわよね?」


「(*/∀\*)イヤン」


「それで良いのです、急ぎ過ぎてそのままのスピードでキョウイチロウに全力で抱き付こうものなら全てが水の泡になる所でした」


「それ程までに今回のスキル習得は繊細な作業なのですね」


「然り!

バンパイアか否かの瀬戸際!」


「私がエルフに戻れるか否かの瀬戸際でもあると」


「賢い子は好きよ♪セイラ、熱い抱擁は後にして全員で主人を守りに行きなさい」


「キョウイチロウがバンパイア堕ちしてしまったら我ら神話の神々との縁は切れます!

声掛けは良いです、かたわらにてキョウイチロウを信じて従者として控えなさい

あとラフティーナや」


「はい…天照さま」


「キョウイチロウのサプライズを暴露するのは忍びないですが…

我らを戦力として呼ばなかったキョウイチロウも悪いのですコレは罰ですね」


「はぁ…」


「ラフティーナ…

キョウイチロウはセイラの実家での挙式に貴女にも花嫁衣装をと製作をお願いされてますわ♪」


「旦那様ぁ」

。゜(゜´Д`゜)゜。


「一つ残念なお知らせになるかしら?天御桙命あめのみほこのみことは麻、綿、絹、織物と関係が深い繊維染織・服飾全般を司る神ですので監修を


織物技術の神である建葉槌命たけはつちのみことが技術を


機織りの神である天棚機媛命あめのにたばたひめのみことが服制を


衣類の繊維材料の神である布帝耳神フテミミが布をと我ら神話の神々が作るのですから完成は和装になりますわ

私が着ている衣も天棚機媛命あめのにたばたひめのみことこしらえた物です、どうですか素敵でしょう?」


「天照さま♪私も旦那様同様に貴女様方、神々への信仰を誓います今後ともよろしくお願い致します」

(ノω・、)


「我らは人々へ恩恵を授け発展と幸せを願いますが信仰が無ければ消えゆく存在ですよろしく頼みましたよ」


「必ずキョウイチロウ様がお作りになられる仏像を信仰の対象としお祀りさせて頂きます」


「(*≧艸≦)嬉しい♪」


「あら可愛い♪キャワてらす様♪」


「んもぅ!セイラのシャイてらすといい貴女達と来たら困った子!

早くキョウイチロウの元に行きなさい!

恥ずかしいからその呼び方はヤメてくださいまし」


「天照大神さまごめんなさい…

我ら天照大神さまのご加護の元、全力をもって旦那様を守り天孫降臨を成し遂げ御礼と変えさせて頂きます!

行って来ます!

でもキャワイイ天照さまは譲れませんわぁぁぁぁぁ!!!」

レ(゜∀゜ )ヘ三ダッシュ


「!?本当にもぅ!あの子たちときたら!プンプンですわ!」


「その割に嬉しそうですな♪」


「須佐男!?皆んな!?

そっ…

そんな事は…ありませんわ…」


(´゜ω゜):;.’:;ブッ

「ツンデレと言うやつですか!?」

( ^∀^)アハハ/\/\/\

( ^∀^)アハハ/\/\/\

( ^∀^)アハハ/\/\/\


「皆んな…

笑い過ぎです!!!」


「イカン!天照さまが天岩戸に逃げてしまう前に落ち着かせるのだ!」


「天照さま!コチラの生地ですが出来栄えのご確認を!」

「天照さま!コチラの染織の色合いのご確認を!!」

「天照さま!採り物はコレでよろしいでしょうか!」

「天照さま!織り上がった衣の肌触りのご確認を!」

「天照さま!服制した角隠つのかくしの出来栄えのご確認を!」

「天照さま!装飾品の髪飾りは菊!桜!藤!どれを模した物に致しましょう!」


(ここで言う採り物とは

巫女が舞や祭祀の際に持つものを採り物といいます。鈴もその1つです。

採り物は神楽における依り代としての役割があり、しばしば神の分身そのものとして扱われます。

宮廷での御神楽では、榊・みてぐら・杖・ささ・弓・剣・鉾・ひさご・葛の9種類を指します。)


「(。=`ω´=)えっと…」


ホッと胸を撫で下ろす須佐男

前回は自分の不手際で引っ込まれてしまったので必死である



「キョウイチロウ様ぁぁぁぁ♡」


「おっ!?流石はセイラ♪一番乗りか?」


「はい!キョウイチロウ様のセイラです!

キョウイチロウ様のセ・イ・ラが!

キョウイチロウ様をお守りに参りましたわ!」


「そこ!?二回も言うところ!?」


「重要ですわ!わたくしセイラは身も心もキョウイチロウ様の所有物!

全てをお好きに欲望のまま貪って頂いても結構です♡」


「…」

「…」


「ヤメてセイラ!後輩従者がドン引きしてるから…」


「強烈なお方ですな主人様…

しかし今は有事ですのでお控えめされよ…

感じませぬか?イツ…バンパイアが主人様の束縛から逃れるやも知れない状況にて

公爵級のルドウィン殿とその嫡男ルードリヒ様とご息女そくじょのアデルフォード様辺りは警戒が必要かと」


「(-ω- ?)んっとねぇ〜私?

私を警戒してるのぉ〜?もう五番目の召喚勇者の魅了からは抜け出してるよ〜♪」


「なっ!?

ではルドウィン様とルードリヒ様も!?」


「(-ω- ?)んっとねぇ…

あの二人は未だかな?」


「一体全体!?どう言う経緯でアデルフォード様だけ!?」


「私?受け入れちゃったからじゃないかな?」


「はぃ!?」


「私から殺意は感じる?」


「感じません」


「ふっふ〜ん♪」

アデルフォードは自慢気だ…


「どう言った事でしょうか??」


「あぁ〜!?何コレぇ〜!?イェス?ノー?私的には良いと思ったけど聞いちゃうそれぇ〜♪」


「あぁアデルフォード様♪何と可愛いらしい♡」


「セイラとやら!」(`・д・)σ メッ


「( ゜д゜)ハッ!」


「私が可愛いのは知ってる♪虜になるのも分からないでもない!

けど私が気に入ったのはキョウイチロウ♡

だ・か・ら♡

私を好きになって伴侶になって良いのはキョウイチロウだけぇ〜♪

イェース♪」


音声ガイダンス

「始祖バンパイアクイーンのアデルフォードがキョウイチロウの従者(嫁)になりました

権能とスキルを習得しました」


「従者(嫁)!?」


「皆んなぁ〜!今日からはキョウイチロウが主人だよ〜♪

私の♡だ・ん・な・さ・ま♪」


ザザッ!!一斉にアデルフォードに向き直り恭順の意を示すバンパイア達


「アデルフォード様の御心のままに!」


「なっ!?」


「グギギギ…」

歯軋りをするだけで未だ動けず自我を保とうと必死になっているルードリヒ

「アーデル姉は自由奔放が過ぎる!魔界にいる友はどうするのです?」


「あぁ…(-ω- ?)んーー

何とかなるでしょ〜♪」


「楽観的が過ぎる…

姉さまのそう言うところが苦手なのです」


「あぁ酷いんだぁルードリヒぃ!

私に旦那様が出来たんだよぉ〜♪喜んで祝福してよぉ〜!

もう一緒に寝てあげないんだからねぇ〜」


「バッ!?バカな事を言わないでよ!姉さん!皆が勘違いするじゃ無いか!

姉さまが私の棺桶の横で泣くから仕方なく…」


「結局一緒に寝るのですね?…

それは…

ツンデレですわね」

「はいセイラ様…間違いなくツンデレかと」

セイラとミノタウロスは顔を見合わせて頷き合う…


「なっ!?身体の自由さえ効けばお前たちなんか一瞬の内に」


音声ガイダンス

「バンパイアロードのルドウィン・バルトウェーインがキョウイチロウの従者になりました

権能とスキルを習得しました」


「ふぅ〜♪諦めよルードリヒ!

主導権はキョウイチロウ殿にある!

我らを殺そうと思えば自害せよと命令するだけで済んだ事…

我らはキョウイチロウ殿のお目溢しで生きておる」


「なっ!?父様!?動けるのですか!?

ならば五番目の勇者を殺す恰好の機会!」


「はぁ〜

ルードリヒよ我らはキョウイチロウ殿に生かされておると言ったであろう、そして諦めよとも」


「なっ!?ではキョウイチロウに恭順の意を示したと!?」


「そそっ」


「軽っ!」


「それとな、キョウイチロウ殿はバンパイアロードの私より格段に強いぞ!

知りたくは無いか?その強さの源を?

なっアデルフォード♪」


「はい♪父さま従者になっただけで♪この数々のスキル入手♡更に増えると予想されると思うとワクワクが止まりません!」


「クフフ♪長い事生きて来たがこの歳になって従者になっただけでこの恩恵はヤバいな♪」


「ですです♪」(*≧艸≦)


「そんな!?あり得ない!キョウイチロウは神の使徒ですよ!我ら魔族に恩恵など与えられる筈がありません!」


「(-ω- ?)んーー?

では今の私の状況は何と説明する?」

そう言うと自分のステータスを開示しルードリヒに見せる


「なっ!?父上が神の使徒に!?

何ですか!?その大量のスキルの数は!?

キョウイチロウの加護!?

馬鹿な!?あり得ない!!

どうやって!?」


「(-ω- ?)んっーー?

分からん!」


「軽っ!?」


「お前の頭が固いだけじゃね?

なぁアデルフォードよ」


「そそっ♪」


「私は数千年と言う月日を自己スキルアップに捧げて来たが…

こんなに一瞬で強くなれるとはまるで…」


「父さま♪そこは向こうの言葉ではチートと言うらしいですわよ」


「( σ ・д・)σ そぅ!それよ!私が言いたかったのは!」


「と言う事で早くお前もキョウイチロウ殿に恭順の意を示せ!そして共に挨拶をするぞ!」


「私の主君は魔王様です!そんなに簡単に寝返る事は出来ません!」


「はぁ〜

だからぁ〜良く聞けよルードリヒ

動ける様になっても勝てないんだって…

先程も申したであろう、我らの命はキョウイチロウ殿の手中にあると、拒否権は無く主導権は向こうだと

何度言わせるんだ物分かりが悪過ぎるぞ!

駄々をこねる子供か?」


「父さま!父さま!しょうがないよ!ルードリヒ子供だもん!」


「なっ!?私は子供ではありません!」


「えぇ〜!?だったら現状を把握出来るでしょ〜?

出来無いって事は…」


「子供じゃーん!」

「子供じゃーん!!」


「なっ!?父上まで!?

くっ!!」


「あのぉ?家族トリオ漫才は面白いんですけど…

もう少し静かにして頂けるとありがたいんですけど」


(。=`ω´=)ぇ?

(。=`ω´=)ぉ?


「すみません!セイラ殿でしたか?愚息が失礼を!」


「いや…

(y゜ロ゜)yアナタたちもです!」


「∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!コレはコレは失礼!

我らも同罪!

クフフ♪一本取られました!」


「いや…

わたくし…アナタたちの漫才にオチを付けた訳ではありませんわ」


「ウフフ♪ご挨拶が遅れましたわ

わたくし始祖バンパイアクイーンのアデルフォードと申します」

先程セイラを魅了したアデルフォードが可愛い仕草でカーテシーをして手を差し伸べる


『流石はバンパイアクイーン!コチラに合わせて屈膝礼とは!?スカートを摘んでする西洋式と変えて来たか!?』


「セイラ!見惚れてないでその手を受け取りなさい!コチラも向こうの礼儀に対して応えるのです!わざわざコチラに合わせた屈膝礼カーテシーで挨拶してくれてるのです」


「( ゜д゜)ハッ!キョウイチロウ様!」

アデルフォードの手を受け取るセイラ


「アデルフォード!

今後はその様な目上の人に敬意を示す挨拶は不要です!

その気持ちだけ有り難く頂きますので」


「はい♡主人様このアデルフォードキョウイチロウ様の命尽きるまで貴方様の良き妻である事をここに宣言しますわ」


「そこっ!妻はわたくしです!」


「セイラ様?それは勿論ですわ♪正妻の座はお譲り致しますわ」


「分かって頂けるなら」


「おい!私に決定権は無いのか?」


「キョウイチロウ様ぁ!お嫌ですのぉ!?セイラ泣いちゃう!」


「…( ;-`д´-)

その目薬を取り敢えず仕舞え!」


「チッ!バレましたか!」


「舌打ちすんな!」


「ウフフ♪楽しい従者達ですわね♪

私…

お友達と敵同士になってしまった事を少し淋しく思っていましたが杞憂でしたわね

人族の短命に付き合うくらいの間は楽しめそうで安心しましたわ♪ウフフ♪セイラ様今後共よろしくお願いしますわ」


「あっ…はい、コチラこそよろしくお願いします」


「セイラ殿ぉ〜!現状は!主人殿はご無事であらせられますか!」


「あら?皆やっと到着した様ですわね」


「本当に音声ガイダンスの通りバンパイアロードとバンパイアクイーンを従者にしたのですね!?

相変わらず我が主人殿は底が知れない!」


「ルドウィン殿!

初めまして従者のセバスチャンと申します

以後お見知り置きの程を」


「フム( ;-`д´-)序列ではセバス殿の方が目上ならば、その様な挨拶は不要!」


「流石は主人殿が従者にするだけはありますな、弁えてらっしゃる」


「いやいや至極真っ当な事ゆえ」


「ご謙遜めされるな、我らより悠久の時を生きて来られたバンパイアロードともあろうお方が」


「クフフ♪それを言うならセバスチャン殿の見る目の正しさに狂いはありませんぞ!

キョウイチロウ様は素晴らしいお方!」


「長い間、歴代魔王に仕えた方のお言葉とは思えませぬな…」


「クフフ♪セバス殿?ワインはイケる口か?」


「嗚呼!?朝まで語り明かそうと言う事ですかな!?」


「無論だ!我が娘が生まれた時に作った!

( ゜∀゜)・;’.、グハッ!」


「父さま!何年物と言う年代を言ったら流石の父さまでも許しませんわ!」


「分かった分かった!年代は言わないから!

結婚式に出すつもりだった秘蔵の品よセバス殿よ今宵は飲み明かそうではないか!」


「色々と聞きたい事もありますればコチラこそと言わせて頂きますぞ!」


「酒の肴は何でもイケますかな?」


「おぉニンニクでも十字架でもイケるぞ」


「十字架は食べ物ではありませんぞ!

ウハハ!」


「そうでしたな!クフフ♪楽しみだ!キョウイチロウ様の素晴らしさを教えて下され」


「あのぉ?

盛り上がっている所、申し訳ないんだけど…

息子さんがメッチャ睨んでるんですけど大丈夫ですかね〜?」


「Σ(・ω・ノ)ノ ルードリヒ!?未だゴネてるの!?」


「あー…

どうしょっかアーデル?送り返す?」


「うーんとね!お住まいのお城はあっちにあって管理はして欲しいけど…父さまと私がコッチに付いたからルードリヒを送り返すと肩身が狭いと思うのね」


「フム( ;-`д´-)それはそうだな主人殿に相談してみるか」


「そうしましょう♪」


「キョウイチロウ様」

振り返る二人

「ぉk♪」


Σ(・ω・ノ)ノ Σ(・ω・ノ)ノ

「どうやって!?」


「私の従者にしても良いって事でしょ?」


「ほほぅ恭順させるのではなくとも出来るのですか?」


「まぁ強引ではあるけど出来るよ…

でも今は未だスキルの取得中で魔力隠蔽が出来ないから魔王にバレるかも」


「でしたら好都合です我らも強制されたと思われた方が後々楽ですから!是非そちらの方向でお願い致します!」


「了解した!

強制種族進化!」


「待て!何を!?私の了解は!?」


立ち昇る光りの柱


音声ガイダンス

「ルードリヒがキョウイチロウの従者になりました

権能とスキルを習得しました

ルードリヒが進化します!」


「何と!?ルードリヒ!更に進化出来るのか?キョウイチロウ様はなんと素晴らしい!」

「だって私が選んだ旦那様ですから〜」


収束する光りの柱…

中央に立つルードリヒの影が伸びて縮む


「コレは?俺なのか?何と言う力だ!湧き上がって止まらない!?」


「ルードリヒ♪おかえ…り…

小っさ!?」


「(。=`ω´=)ぇ?」


「何と我らと同等の魔力なのに…」


「可愛いぃぃ♪」


「姉さま!?やめて!抱き付かないで!」


「じゃ!抱っこする!」


「いや!持ち上げないで!!」


「可愛いぃぃぃ♪」


「何ともまぁキョウイチロウ殿は規格外にも程がありますな」


「セバス殿!?私の状況は?どう言った状況なのですか!?」


「フム( ;-`д´-)私の場合でしか説明は出来ませんが…」


「それで結果です!」


「第一段階の進化で老人だった私は17歳になりましてございますれば…

ルードリヒ殿は見た目がショタでしたので…」


「ショタ!?」


「それより若くなったかと」


「でも可愛いわ!ルードリヒ!」


「…」


「キョウイチロウ様の第二段階の進化で元の姿に戻れるかと」


「では!?早く第二段階まで進化させて貰えなければこのまま!?」


「いや( ;-`д´-)第二段階には何かしらの条件がありまして…

人それぞれとしか申し上げられませぬ」


「では!?その条件を満たすまでは私の容姿はこんな幼稚園児の様な有様のままと言う事ですか!?」

_| ̄|○ ガックリ!


落ち込むルードリヒを他所目に血液浄化以外のスキルをマスターしたキョウイチロウは簡単に血液浄化を覚えボロボロだった身体を見事に修復したのであった

その後アンナ達と合流して無事に魔族領をあとにするのであった

恭順の意を示した魔王軍のバンパイア集団


ミノタウロス(バイソン種(牝))の名前は分からないままw


次回ミノタウロスの名前は知る事が出来るのか?


乞うご期待

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