第75話 セイラへのご褒美
「フフフ♡」
「皆はパフェに舌鼓…私のご褒美は♡」
(y゜ロ゜)y「キョウイチロウ様と…
お・風・呂♪」
「ズルいセイラ!」
「ノウェル!?でも!これだけは譲れません!」
「私もノウェルも一緒に!」
「ラティ!?」
( ; ゜Д゜)「キョウイチロウ様!マンツーマン!ですわよね!?」
「…
セイラ…
色々剥き出しで怖いです」
(*/∀\*)
「何ですの?主人様とお風呂の話しですの?
勿論!わたくしも一緒に入りますわ♪」
「なっ!?姫さままで!?」
「私達もぉ〜♪」
「アリアドーネ、アエリアーナ、アイシリン、アルシアーナ、アストライアまで!?!?
何故!貴女達まで!
パフェ食べたでしょ!」
「食べました♪美味しかったですぅ〜
つきましては主人様にお礼も兼ねてお背中流させて頂きたく♡」
「はぁ!?貴女達!五指は既婚者でしょうに!」
「(=`ェ´=)フフフ
ご存知無いのですか?セイラさん?
ハインデルは一夫多妻も一妻多夫もオールOK♪」
(y゜ロ゜)y
「どうなっとんじゃ!!!異世界の貞操観念は!!アカンやろ!」
「郷に入らば郷に従えですわ」
「待て待て!アンナ!お前!何処の国の人間だよ!ジーパングォか!?」
「貞操観念?
何を言ってますの?
現実を直視すれば理にかなってますわ
魔族の脅威に晒されているこの異世界では旦那が亡くなるのも珍しく無いですわ
女はその点も踏まえて臨機応変に子孫を残す手段を模索しますのよ因果応報ですわ
キョウイチロウ様の世界でも小鳥の巣にある幾つかの卵の遺伝子を調べると間男が居ると統計も出てる筈です
いずれかの強い遺伝子が厳しい生存競争から一羽でも生き残れると言うのであれば女は育ての男に内緒で頑張りますのよ」
「Σ(・ω・ノ)ノなんでそんなに私の世界の事に詳しいの!?」
「アリアドーネ、アエリアーナ、アイシリン、アルシアーナ、アストライアも強き男の遺伝子を残したいという女として至極真っ当な思いでキョウイチロウ様を求めていますわ」
「Σ(・ω・ノ)ノ
いやいや駄目でしょうに!
強き者の遺伝子を我が子にとか分かりますけど!
一途に異性を思う気持ちとか無いの!?」
「そんな物は綺麗事ですわ」
「バッサリ!?Σ(・ω・ノ)ノ」
「それを言うならセイラさんは一途ですわよ!
キョウイチロウ様への思いは220年越しの初恋ですわよ!
応えてあげないのですか!?
わたくしだって初恋ですわ!
キョウイチロウ様に初めてお会いした時から気になってましたわ
コレが恋だと気付くまで時間はかかりましたけど
わたくしとてこの初恋を成就させるべくキョウイチロウ様の事だけを思ってましてよ♪
一途、一途と仰るならこのわたくしの一途な思いには応えて下さらないのですか?
キョウイチロウ様の時間で何年待てばよろしくて?
キョウイチロウ様は何がクリアされればわたくし達を受け入れてOKして下さいますの?
そして何がそんなに駄目なんですの?」
「これこれ姫さまよあまり主人殿を追い詰めるでない」
「セバスぅぅぅ!」ヒシッ
セバスにしがみ付くキョウイチロウ
「急いては事を仕損じると言うでは無いか」
「嗚呼ぁ〜(′□`*=*′□`)ああぁ〜セバス!セバス!セバス!助けて!」
「して?…主人殿?…皆42歳までは待てませぬぞ!
多少は期限と言う物を設けないと納得はしますまい姫さまとて17歳です10年は待てますまい…
魔王の侵攻もありますれば早いにこした事はないですぞ」
「嗚呼ぁ〜(′□`*=*′□`)ああぁ〜セバスまで外堀を埋めにかかったぁ〜」
「ルイーズぅ!」
「ウフフ♪」
「ルイーズ?」
「主人様と言う方は♪一晩で夜のテキスト超級編をおまとめになられた方と同一人物とは思えませんねウフフ
私的には未だ未だ主人様にはその分野の引き出しがあると思ってますわ
その引き出しの鍵をお渡し下さるならお助けするのもやぶさかではありませんわ」
~( ・ω・)~コソーリ
|彡サッ!
「キョウイチロウ様が逃げましたわ!」
「ほれみよ!急いては事を仕損じると言ったでは無いか」
「アナタも同罪ですわ!お助けする素振りを見せておきながら主人様に追い討ちを掛けたのですから」
_| ̄|○ ガックリ!
「キョウイチロウ様ぁ…
本気で逃げられたら…
わたくしでも追いつけませんわ〜
せめて、皆を説得致しますのでわたくしへのご褒美の約束だけは守って下さ〜ぃ」
。゜(゜´Д`゜)゜。
チラッ|木|・ω・`)コッショリ
「( ✧Д✧) キラーン
ラティ!麻痺!!!」
「( ロ_ロ)ゞらじゃ!麻痺!!」
「あぅぅ」シビビビビビレ
「確保ぉぉ」
抱き上げ、そのまま抱きしめ、キョウイチロウのお腹に顔を埋め…
猫吸い状態(猫吸いを知らない人に猫吸いとは
猫のお腹や背中のモフモフに顔をうずめて思いっきり匂いを吸い込み、愛猫の尊さを堪能する行為)
そのまま膝から崩れ落ち泣き出すセイラ
地に足を付けてポリポリと頭を掻くキョウイチロウ…
「セイラ…」
「はい!グスン!グスン!キョウイチロウ様ぁ」
「泣かないで」
「だってぇ〜。゜(゜´Д`゜)゜。キョウイチロウ様がわたくしから逃げるんですものぉ〜」
「分かった、分かったから」
「(*゜▽ ゜*)パァー
では!?ご褒美を頂けますの!?」
「う…う……ん…」
「何ともまぁ歯切れの悪い返事ですこと」
「うっ五月蝿いルイーズ!」
「はぁ〜
分かりましたわ、準備致しますのでセバスと姫さまが作ったお料理を食べてからですわ」
「(*゜▽ ゜*)パァー
ヤッタァ♪」
「ズルいズルいズルいノウェルも!」
「馬鹿仰い!
ここを何処だと思っているの!
魔族領魔群帯ですよ!
王城の様に皆で入れるお風呂がある訳ないでしょ!
我儘もいい加減になさい!
ドラム缶風呂に皆で入れる訳が無いでしょ!
主人様を残して全員と入っていたら主人様の身体が保ちませんわ!
今回はセイラのご褒美であって!
主人様が一緒に入る人をセイラと指定されたのです!
私も含め選ばれて無い者に一緒に入る権利はありません!
私的に今後の主人様とのお風呂は貢献度をポイント化して入浴ポイントが溜まった者が主人様と一緒に入れる様にしようと思っています!!」
「ルイーズ様も主人様と一緒に入りたかったんですのね」
( ̄O ̄;)
「姫さま!当たり前です!折角若返り!実体を得たのです!主人様の別冊の実演を望んで何がいけませんの?」
「はいはいルイーズ…
お前の頭も一妻多夫の脳なのね…
色々と覚悟を決めるよ…
納得は出来ないけどね…」
さぁ次回はセイラと…?
お風呂♪未だ入りませんw
次回!
武甕槌さまの提示した条件をクリアする為の前準備に入る!
第76話 天照交渉!
乞うご期待!