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第65話 ラティの曽々祖母

又、お出掛け前の会敵…(;・`д・´)


魔王の時と同じパターンに前回の轍を踏むものかと本気の二人!


魔族たちは物見遊山の軽い気持ちでキョウイチロウを見に来たらゴリゴリに迎撃される

「では、行きましょう!」


「はい」

「はい」

「はい」


元気に返事をするセイラとラティとノウェル


新しい仲間を得てキョウイチロウのパーティーは新たな仲間を得るべく出立の朝となった


王城での数日は濃いものだった


料理長に捕まり日本食の何たるかを説き、ある程度の技術を伝えた

『詳細は後ほど別の機会に』


王妃様からの注文で

「キョウイチロウ様の世界の万人ウケする娯楽を幾つか提供してほ欲しい」

との依頼でチェスと棋譜きふを異世界ショッピングで購入し王城の皆さんに説明と普及活動


娯楽に飢える王都国民の為に子供も簡単に覚えられるオセロを広めると瞬く間に王都中に広まった


「キョウイチロウ様の世界はどうなっているの?」

と王妃様に聞かれたので

「戦禍の無い平和な地域では色々な娯楽が考案され世界中に広まっていると言う事を説明」


スキルの説明書の作成と報告

『これも又、後ほど別の機会に』


大日如来さま

四如来さま

四菩薩さま

の仏像作成


◯の特別講義ノーマル編

「……は?どうなの?と聞かれ、色々な趣味思考な……が居て、あっちでは18…と呼ばれいると、そちらの分野でも相当な進歩が見られると説明」

そして軽く講義し、コチラの世界で18…の分野に詳しい人といつの日か放送で……動画配信スキルを使って…………

9歳児に何を説明させているんだと思いつつも前のめりに聞いて来る圧力に負けて知りうる限りを教えた

( ̄▽ ̄;)年齢制限を設けた筈なのに王妃様の強い要望で17歳姫騎士アンナも講義に強制参加

頭から煙をだして卒倒するのであった


スキルは小出しに許可を得て行使する旨を念押しされて、やっと解放された




「いざ!ラティの曽々お婆さまの居るお屋敷に行きましょう!」


「ゔーーー」

拗ねるセイラ

進化して半減していたステータスが戻り爆発的に上昇した各種ステータスとスキル、前回以上に人力車が引ける様になったは良いが…

ラティ、ノウェル、キョウイチロウは二人乗りの座席で密着すし詰め状態に納得がいっていないご様子のセイラ


「セイラお願いします!」

「セイラさんお願いします」

「お願いしまぁ〜す」


「…」


「セイラ?」


「この人力車はキョウイチロウ様のデコチューが無いと出力不足で動きません…チャージを求めます!」


「なっ!?」


「セイラさん!そんな原理は聞いた事がございませんわ!」


「…」


「だって皆…ズルいです…わたくしだって…」

セイラ涙目


「しかし今後は別の移動手段を考え無いといけませんね、セイラの負担が大き過ぎます、街道ではアクセラレーターは使えませんし…」


トタタっ座席から降りてセイラに駆け寄る

セイラの元に行くキョウイチロウ9歳


「…」「…」見つめ合う二人…

膝を折り、キョウイチロウの高さに合わせておでこへのキス…デコチューをせがむセイラ


「異世界ショッピング!チャイルドシート!!!」


(。=`ω´=)ぇ?


人力車を引くセイラの後ろにチャイルドシートを固定し始めるキョウイチロウ9歳

( ゜д゜)じーーーーーその姿を見詰めるセイラ

そして…人力車が簡易魔改造される


「完成♪未だ改良の余地はありますが今回は取り敢えずコレで行きましょう♪」


「キョウイチロウ様?コレ…は…?」


「見ての通りです!セイラ!人力車を引く準備を!」


「あの…えっと…デコチューは??」


「セイラ!準備して!」

ラティとノウェルは後ろの座席に座ったままキョウイチロウを待つ


渋々人力車を引くセイラ


セイラの後ろに付けたチャイルドシートに収まるキョウイチロウは


ギュッ


「!?」


セイラに後ろから抱き付く


「きゃー♡」


「セイラさんズルいですわ!」

「セイラ、ズルい!ズルい!ノウェルもご主人様と密着したい!」


「労働の対価としては♪最高かよ!ですわ!」


「頑張れる?」


「はい♡」


「ご主人様はやはり女たらし…セイラたらし

そうやって次から次へと女従者を増やして行く予感しかしない!エッチ」


「ノウェル、要所要所で旦那様は私達に完璧なまでの解答で大満足を下さるお方…

先程の旦那様の温もりが無くなりつつあり淋しいですが今回はコレが最適解ですわ」


「ご主人様は女たらし確定…セイラに抱き付きたいだけ…」


「キョウイチロウ様!わたくしに抱き付きたかったのですか♪」

\\\└('ω')┘////フォーー!

「セイラ!フルチャージ完了!行けますわ!」


「あっ…うん…お願い」

散々な言われ様だな




キョウイチロウを一目見ようと魔力隠蔽の外套を纏い王都へと移動するマーモン、マレーフィ、カノープス

「マーモン様!まもなく例の男の魔力反応が近い様です!」


カノープスは背中の翼が分からない様に魔力隠蔽の外套以外に容姿が分からなくなるアクセサリーを装備している

カノープスは自らの翼で


「フム…微弱だな…」

マーモンも自らの翼で


「魔力隠蔽を施してるみたい!」

マレーフィは魔法のホウキで飛んで移動してここまで来た


王都付近で地上に下りる


「ムムム!?…(;・`д・´)

何だ奴は!本当にアイツか!?

と言うかオッサンじゃ無いのか?聞いてた話しと違うぞ!」


「はい♪

感知された大型魔力の波動を元に数値化したグラフと一致します

あの方で間違いありませんわ!

42歳と聞いて、どんな素敵なオジ様かとイケおじを想像して、ぐるぐると妄想をめぐらしてましたが」

( ̄¬ ̄)ジュル

「良い♡9歳?10歳くらいかしら、堪ら〜ん!」


「これ!マレーフィ!感情を抑えんか!」


(;゜д゜)アッ…


(;つД⊂)ゴシゴシ Σ (゜Д゜)え?

「セイラ!魔族が…居ます!しかもデーモンロード!?と魔女!?と…」

復活して神の使徒となりスキルもかなり増えたキョウイチロウはチートも増し増し

隠蔽不能なステータス鑑定が可能にw

『詳しくは後ほど』



「くっ!キョウイチロウ様との至福のひとときを!前回の様にはいきませんわよ!王都の魔力結界はどうなっていますの!ザルですか!」



「ちぃっ!調査はここまでだ!物見遊山が過ぎた!画像は押さえたか!!マレーフィ!」

「はい!バッチリこの網膜に!」

「それ!画像じゃねぇし!魔眼!シャッターを切れ!」

「カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ」


「逃しません!ハイ・ダークエルフに進化した!

わたくしの実力!得と味わいなさいませ!」


「くっ!速すぎる!」

二人を両脇に抱えて一瞬で飛び上がるカノープス


「バードマン!?しかも速い!」


「流石はカノープス!其方そちを連れて来て正解だった!バードマン最速は伊達では無いな!」


「こんな状況で褒められても!ちっとも!嬉しくも何とも無いです!!!逃げますよ!」


「頼んだ!」

「おっ願ぁ〜い♪」


「二人共、軽く考え過ぎです!あの女!ヤバ過ぎですよ!!」


「ダーク!ドライアド!捕まえますわよ!」

メキメキメキメキ、ニョキニョキニョキニョキニョキニョキ!

地面を割り生える無数の木々はバードマンを捕まえ様と行くてを阻むかの様に囲み始める


「速すぎだろ!何だアイツ!まともじゃねぇ!ヤバぃ!ヤバぃ!ヤバい!ヤバい!マーモン様!間に合いません!」


「任せろ!」


「マーモン!ですって!

団長クラスじゃありません事!?そんな奴が出て来るなんて!

ここは王都ですわよ!

王都の魔力結界は本当にどうなってしまってますの!?

ガチでザルですの!?」


「セイラさんドライアドの枝に少し触れますわよ」


「( ロ_ロ)ゞりょ」


「麻痺!!!」


「なっ!?マジ…か…!?この遠距離で麻痺だと!?どう言う理屈だ?意味分かんねぇ!何だアイツ!あっちのダークエルフ並みにヤベぇ…麻痺って翼が…動かせねぇ」


「よっこいしょーー!ヘルファイア!!」

そこは魔王軍魔法師団長マーモン!

痺れるカノープスとマレーフィを横目に自身も痺れながらも口は動く事を確認しドライアドの枝を魔法で燃やす!


「ヘルファイアですって!?

どんだけの上位魔族が来てますの!?

キョウイチロウ様はデーモンロードと仰ってましたわね!?」


ドライアドを通じて発した麻痺の接続が絶たれる


「セイラさん!麻痺が途切れましたわ!」


「こんなこたぁ!二度とごめんだゼ!帰りますよ!お二人さん!」

カノープスが本気を出す!

あっという間に視界から消え去るバードマン


「速すぎる!何アイツ!?」


「キョウイチロウ様…のがしました、申し訳ありません…ですが、魔眼カメラは押収できました」


「うんうん♪良いんじゃない!今回は誰も怪我が無かったし」


「わたくし前回の様な事は二度とごめんですわ…」

涙を浮かべ小さく震えるセイラ


ギュッ


「ごめんセイラ…気配りが足りなかった」

しゃがんで震えるセイラの頭を抱きしめて謝罪するキョウイチロウ

「キョウイチロウ様…わたくし…」


「うんうん、ごめんね思い出させちゃったね

今、セイラ達の負担を少しでも軽く出来る様に通信教育で空手と合気道をマスターすべく頑張ってるから…

僕は二度と愛する人を悲しませ無い様に頑張る、

だからセイラも泣かないで」


「キョウイチロウ…さ…ま…♡

わたくしも愛してます」


「ご主人様の…女たらし…女性をメロメロにするオーラが出てます」


Σ(・ω・ノ)ノ!?

「そんなピンクオーラ!?僕から出てるの!?」


「…」


「ノウェル?」


トタタっ座席から降りて駆け寄るノウェル


「嘘です…」

ギュッ

「嘘は駄目ですよノウェル」

ギュッ

ラティも

抱き合う四人…


「あのぉ…すみませ〜ん、感動の抱擁中に申し訳無いんですが…下ろして下さいませんか?」


「(。=`ω´=)ぇ?」

進化し強力になったセイラのダーク・ドライアド…


前方と同じだけ後方にも枝が乱立、

巻き込まれた国民が多数、バトル区域から遠ざける様に木に絡まれぶら下がっていた


「…」

「…」

「…」

「…」


「相変わらずと言うか…締まりませんわねフフフ♪」


「笑ってないで早く下ろしてくれ!」

「お母さーん!怖いよぅ!」


「セイラ、お願い」


「かしこまりキョウイチロウ様」



「うぇーん怖かったよぅお母さん」

「男の子がそんな大声で泣くんじゃありません」

「だってぇ」

「あの人が魔族から守ってくれたのよ!お礼を言いなさい」

「メイドさん!ありがとう!」

「本当にありがとうございました」

「ネェちゃん!あんがとよ!あんな炎、喰らったらひとたまりも無かったぜ!

σ゜д゜σ スゲェんだなアンタ」

ザワザワザワザワ


「不味いですわね…」

「不味いですね…わたくし達は良いですがキョウイチロウ様を目立たせる訳には、まいりません」

「早く行こっ♪」


「ラティ、ノウェル、目的地の場所は把握していますわね…では後ほど…アクセラレーター!」


「あぁ…結局イツものパターンですか!?」


「大丈夫です子供なら!呼吸出来る様にお姫様抱っこじゃなくてコッチ向きに!」


ギュッ


「…呼吸…出来…無い…」遠のく意識…

嗚呼ぁ〜(′□`*=*′□`)ああぁ〜

「あん♡キョウイチロウ様♪そんなに動かないで下さい」


いつぞやとは違う空…

セイラの膝枕…

((("Q(・ω・`)パタパタパタ

ウチワでそよ風をキョウイチロウに送るセイラ


「キョウイチロウ様!お目覚めですか!」

「旦那様!」

「ご主人様?大丈夫?」


「(-ω- ?)んっ?みんな?」


「一体?どうされたのです?セイラさんは今回は大丈夫です〜〜とか叫びながら走って行きましたので、安心していましたのに」


「あぁ…今回はセイラの胸の谷間と前からの風圧に挟まれて呼吸困難になったよ」


「セイラさん!何が大丈夫なんですか!」


「大丈夫だと思ったのっ!」


「でもセイラ役得、ズルい!」


パンパン

手を叩く音が聞こえる

「はい!はい!主人が起きたなら客間に入りなさい!

それと!何をしでかしたの?王城から報告せよと催促の連絡が入ってますわよ!」

魔法電報の紙を持った女性が現れる


「曽々お婆様!」


ガバッと起き上がるキョウイチロウ!


「初めまして!キョウイチロウです!」

手を差し出す


「お待ちになって!」


「はい?」


「それ以上近付かれると貴方の魔力に触れてしまいますわ…

貴方…ラフティーナと初めて会った時の再現がしたいのですか?

慣れるまで少し時間を下さいませ」


(;゜д゜)アッ…

「申し訳ありません!」


「そんな風に男が軽々しく頭を下げるものではありません!

主人としての立ち居振る舞いと言うものがありましてよ!」


「 (`・ω・´)キリッ!無理です!コレが私ですので!社交界デビューする気はありませんし!あしからず!」


「困ったお人を主人にしましたわね、ラフティーナ…」


「フフフ♪素敵でしょ?曽々お婆様」


「フム…それに…本当に実体持ちになりましたのねラティ…」

まじまじと見つめる

( ゜д゜)ハッ!

「ご挨拶が遅れました!私、ルイーズと申します」


「よろしくお願いします!」


「ですからぁ!不用意に近付かないでと!あれほど!あぁぁ〜ん♡」


音声ガイダンス

「シルキーのルイーズがキョウイチロウのルイーズになりました…」


「何事ぞ!ルイーズ!

ルイーズ!大丈夫か!?貴様達!ルイーズに何をした!!」

玄関から扉を開けて慌てて出て来る長い白髪はくはつを束ねて縛ったオールバックの紳士


「曽々お祖父様!?」


「大丈夫か!ルイーズ!

ラティの主人に何かされたのだな!

ラティ!コレはどう言う事態だ!?」


「駄目ぇ♡

アナタぁ…今…あのお方に近付いては…いけ…あぁ〜ん♡いけません…いっくぅ〜!」

ビクンッビクンッ!


「何だルイーズ!イク?イカない?どっちだ!?

はーーーーーーーん♡」


音声ガイダンス

「バトラーのセバスチャンがキョウイチロウのセバスチャンになりました、二人を進化させますか?」


「よっ…よろしくてよ♡はぁはぁ♡」

勿論もちろんじゃ♡」

ビクンッ!

ビクンッ!


どーーーーーん

立ち昇る2本の光の柱

(;゜д゜)アッ…

「ヤバっ!魔力隠蔽!」



「何ですの!?この魔力波動は!?キョウイチロウ様!?」


「姫さま!どうなされた?スキだらけですぞ!訓練中は集中めされよ!そいや!」


「あっ!?…

まいりました…」


「一体?訓練中にどうなされたのですか!

姫…さ…ま?」


「キョウイチロウ様ですわ!」


「又、あの御仁ですか?相変わらずと申しましょうか次々と…四人の勇者様が可愛くみてえ来ましたぞっ…」


「フフフ、ですわね…でも…多分ですがキョウイチロウ様は勇者様方より我が国に無くてはならない存在になりますわ」


「それは、それは、悩みの種が増えますな」


(*≧艸≦)ウフフフ

( ^∀^)アハ/\/\/\



どうなる!?


ラフティーナの曽々お婆さまルイーズ


どうなる!?


ラフティーナの曽々お爺さまセバスチャン


次回!


に続きません♪


次回!


魔王様に緊急報告!復活したキョウイチロウの素性が魔王にバレる?


乞うご期待!!


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