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第50話 属性変化の兆し

1日の始まりと終わりに祈りを捧げるセイラ

「大日如来さま…本日もキョウイチロウ様の笑顔と温もりを実感させて頂きありがとうございます

今後とも御仏の加護のあらん事を…」


「あら?セイラさん毎日熱心ですわね」


「当たり前ですブッダ様にはキョウイチロウ様を復活させて頂いた、ご恩がございます!

しかも9歳♪より長く共に居られる幸せを噛み締めていますわ」


「はいはい、私もキョウイチロウ様を復活させて頂き感謝の念に絶えません、今後も御仏のご加護のあらん事を」


「ふゎ〜ぁ…二人共、明日は早いです今日はもう寝ましょう」


「キョウイチロウ様!大日如来さまへの信仰が大きい程、加護も増しますのよ!キョウイチロウ様も祈りを!」


「あぁ…今日は仏像の作成をして疲れました。祈りは大丈夫ですよ」


「大丈夫とは?」


キョウイチロウ

そしてセイラとラティはステータスに追加かれた項目がある


それは神の使徒である


「うん♪何を隠そう!私ことキョウイチロウは木や木材を見たら何処に仏像があるか分かる様になりまして♪」


(。=`ω´=)ぇ?

(。=`ω´=)ぇ?

「それはどう言う意味でしょう?」


「えーと…仏像製作に当たって何を基準にするのか悩んでいましたが、ふと気付くと木材の中に御仏のお姿を見出したのです」


「つまり?」


「手本や図面が無くても見つけた仏像を木材から削り出すと言う事が可能になりまして

ひと削りする度に私の神聖値が上がって行くんです♪

ですから祈るより削り出す行為が効率的に大日如来さまのお力に成っていて、仏像を製作している間は祈りながら削っていると言う理屈になります」


「何という事でしょう!キョウイチロウ様の能力には幾度となく驚かされっぱなしですわ!」


「流石は旦那様♡

お1人で工房に出かけると仰られた時は驚きましたがその様な事になっていましたのね、それは新しいスキルなのでしょうか?」


「…スキルには目覚めて無いみたいですから、ご加護なのでしょう」


「素晴らしいです。本当に誇らしい旦那様に巡り会えて♡このラフティーナ幸せに打ちひしがれる毎日、キュンキュンが止まりません」


「キョウイチロウ様の今日の出来事は把握いたしました。つきましては、わたくしもご報告が」


「何ですか改まって?」


「はい、キョウイチロウ様は、この異世界のエルフに付いて、何処までご存知なのでしょう」


「えーと…エルフとダークエルフの二種属が居るって事くらいしか知りません」


「その認識は間違っています」


「えっΣ(・ω・ノ)ノ!?違うの!?」


「はい違います」


「まさかセイラさん!?貴女!神聖値が上がってますの?」


「えーと…ラティ?セイラ?どう言う事でしょう」


「はい、この異世界のエルフとは神聖値が50以上の者達を指します

ダークエルフは不浄値が50以上と成っていてわたくしの場合、戦場を渡り歩き魔族を屠り続けたので暗黒面の数値が高くなり里を出る時は普通のエルフでしたが、気づけばダークエルフに成っていたと言う訳です」


「えーと…つまりこの異世界ではエルフもダークエルフも同一種族って事?」


「はい」


(;゜д゜)目から鱗 ポローーーン


「それでセイラさん、今の神聖値は幾つですの?」


「少し待って下さいね、ステータスオープン…

えーと…今、45ですわね」


「今は中立ですのにダークエルフの肌色ですのね」


「神聖値50を堺にエルフに、不浄値50を堺にダークエルフに変化します。別段変化の際にお知らせが届く訳でもありませんので数値を気にしていない時は気付けば変化しているという感じですわね」


「へぇ〜朝起きたら変化してたみたいな?」


「わたくしが変化した時は帰り血を落としていた時に肌色の変化に気付き、とうとうダークエルフになりましたか…と思ったくらいですわ」


「能力的な変化や能力値の引継ぎの様なモノはあるのでしょうか?」


「エルフでしか発現しないスキルやダークエルフしか発現しないスキルは確かにありますが、一度でも取得して仕舞えば永続的に自分のスキルとして使えます」


「ほほぅ…興味深い、例えエルフであってもダークエルフのスキルを持っていたら、戻りエルフと分かる訳ですね」


「はい、善悪により威力が変わる物もありますがダークエルフのスキルは状態異常が多くスキルLvが高ければ別に普通に使用出来るので何も問題はありません

今後魔王軍と戦う機会があるとして神聖属性に傾いているのは僥倖だと言えます」


「つまりセイラは行使スキルでドリアードもダークドリアードも、どちらも使役出来て、威力も同じと言う事でしょうか?」


「そうなりますね、わたくしはエルフのスキルもダークエルフのスキルも全て取得してますから後はスキルLvを上げて派生スキルを取得していけば更にキョウイチロウ様のお役に立てるかと」


「それって結構な強さって事ですよね?」


「何か問題でも?」


「いやいや、自分は駄目駄目なままで守って貰ってばかりで…セイラもラティも何だか遠い存在に感じてしまって」


ギュムッ×2

「そんな事はありませんキョウイチロウ様」

「そんな事はありませんゎ旦那様♡」


2人がキョウイチロウに抱き付く


「…ありがとう2人共」


「キョウイチロウ様にはキョウイチロウ様にしか出来ない事があります。

わたくしはそのサポートが出来ればそれだけで満足です。

わたくしは以前と違い王家のメイドセイラではなくキョウイチロウ様専属のバトルメイドです。

身も心もキョウイチロウ様のセイラになりました。

遠い存在などではありません!

そしてご自分を駄目などと申さないで下さいませ

キョウイチロウ様は私達の誇らしきご主人様なのですから!

自信を持ってくださって良いのです」


「私もそう思いますわ、旦那様にしか出来ない事ばかりではありませんか、私達は足元にも及びません、取り敢えず就寝前にお風呂で疲れをお取り下さいませ、勿論お背中を流させて頂きます。旦那様♡」


(。=`ω´=)ぇ?

「ラティ…進化して成人しましたよね?一緒にお風呂は無理ですよ」


「…」無言で何か考えるラフティーナ


「あぁ!ラティ!ズルいですわよ!わたくしもキョウイチロウ様と一緒に入ります!エルフに属性変化する前のわたくしをじっくりと見ておいて頂きたいですから!」


「駄目に決まってるでしょ!」


「何がです?」

「何がでしょう?」


「いやいやいや!常識的に考えて下さいよ!」


「常識?」

「常識と仰いましたか?」


「そうそう常識的にです!」


「意味が分かりません」

「わたくしもです」


「何故にぃ!!!!」


「だってそうじゃありませんか!ねぇセイラさん」

「そうですラティ、常識が無いのはキョウイチロウ様ですよね?」


「だから何故!?」


「此方の世界では10歳までは保護者とお風呂に入る決まりになってますのよ、ですわよねセイラさん」

(๑・ω-)テヘペロ

「そう!そうでしたわねラティ!人族の9歳は保護者同伴でないとお風呂に入れない決まりになってました!そうですそうです!!9歳児が1人で男風呂に入ろうものなら周りの大人に叱られてしまいます」

(๑・ω-)テヘペロ

キョウイチロウに分からない様にウインクをしてセイラに同意を求めるラティに対してウインクで応えるセイラ


「…」

~( ・ω・)~コソーリ

1人でお風呂セットを持ち

ε=ε=(Γ;°▽°)」

男湯へ走るキョウイチロウ


「(;゜д゜)アッ…逃げましたわラティ!」

「逃しませんわ!麻痺!」


シビビビビ痺れ

嗚呼ぁ〜(′□`*=*′□`)ああぁ〜動けません


「フフフ♪逃しませんわよキョウイチロウ様、流石はラティ!良い仕事をしますわ」

「任せて下さいセイラさん♪観念なさいませ旦那様」

次回!

キョウイチロウ9歳初めての1人でお風呂編


痺れて動けないキョウイチロウ9歳の運命は如何に!


なすがままに女湯に連れ込まれ脱がされ洗われてしまうのか!


それとも道中で男性キャラに運良く遭遇し無事男風呂に入れるのか!


こうご期待♪

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