表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

不登校への対策について、まとめて語ってやる!

作者: 藤樹(ハンモック職人)

不登校対策。この言葉には不登校は悪い事と無意識に思わせる【呪い】が込められている。

言わば【言霊】だ。

非現実的のように思われるが、言葉はそれ自体が思考に直結している。

(あなが)ち間違いではない。

では、その呪いを解くにはどうしたら良いか?

簡単のようで難しい。


結論!


【小学校卒業程度認定試験】を作れば良い!


そうすれば、学校から素行不良の問題児と、モンスターペアレントを追い出す事は可能だ。

塾だけ通わせたい親もいるだろう。

我が子の教育に、学校を頼りたくない親もいるだろう。

誰でもホームスクールが開ける。

不登校と言う言葉自体が意味を成さなくなる。

もし、我が子を小学校に通わせず、認定試験も受けさせない親には、罰則を課せばよい。

義務教育を放棄した罰則は【親権】の停止。


そもそも【中学校卒業程度認定試験】と【高校卒業程度認定試験】があるのだから。

【小学校卒業程度認定試験】があっても良いだろう。

『学力格差が拡がるからダメだ!』

と、言う者もいるが…もうとっくに拡がっている!

塾に通っている者と、そうで無い者とでドンドン拡がっている。

勉強の出来る者は、上記の認定試験による【飛び級】で、ドンドンうえへ上げてしまえ!

既存の学校は学力底辺層のセーフティーに徹し、目的を学力底上げに絞らせる。

社会学者〘P・F・ドラッカー〙の云う。

【選択と集中】を行う。

そうすれば、現場の教師の負担も、幾分は減らせるだろう。


閑話休題。


ここまで書いても、既存の学校に通わせる論調が、後を絶たない。

学校の環境が悪いと分かっていても、慣習には逆らうのは勇気がいる。


『日本は学歴社会と言っても最終学歴しか見ない』


『小中高に通ってなくても、気になるなら、その時になって大学なり専門学校なり通えばよいのだから』


いくら言っても、表向きは正しい……だけ。

多様性は大事だが、世間が求めているのは同質性。

私事(わたくしごと)だが、ある集りで言われた事がある。


『男性なのに…最終学歴が短大卒なんだ!?』


男性で短大を出ている者は意外と多い。

しかし、卒業後、4年制大学へ進学する者が殆どだ。

それは3回生に編入するカタチで行われる。

私も望めば近畿大学・法学部(通信制)に、3回生から入学できたが……諸事情から諦めた。


男性の短大卒は珍しいから、世間からの奇異な目で、見られる事もある。

覚悟はしていたが……。

おそらく…同じ男性で、短大卒の人を見つけると、嬉しくなってしまう自分が想像できる。


多様性が大事と理性が求めても……。

結局、本能的には同質性を求めてしまう。

世間も同じだ。

『類は友を呼ぶ』

本能に身を任せた方がラク…。

でも、それでは収まりの着かなくなる事もある。


結局、不登校対策は対策する側(役所側・学校側)としたら、対策しない方が楽なのだ。

遅々として進まないのは、そのためだろう。

だから【小学校卒業認定試験】を作って、子どもの逃げ道とするのは、対策する側にも、ある意味プレッシャーになるだろう。

語っているうちに芸術家・岡本太郎の言葉を思い出した。

『調和とは突き破る力だ』

調和は1970年に開催された、大阪万博の主要なテーマだった。

披露された【太陽の塔】は調和を表している。

天高く突き破る力。

異なるモノが調和する姿。

多様性と同質性が成立する、教育の在り方のヒントなのかもしれない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ