表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第3章 禍龍(かりゅう)編
78/204

77話 ゴライジャーシュート

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457






 南の擁壁の前に残ったのは、擁壁の上に居るガンボー(ガイ


ゼル)と晋王国のツァォ将軍、そしてその擁壁を目指し


突撃してきたオークとオーガ500体弱であったが、その500


体弱のオークとオーガ達は、自分達をコントロールするデーモン


オーガキングにデーモンオークキングを失い、急に混乱しだした。


晋王国のツァォ将軍と”チラ”と目が目が合うとガンボー


(ガイゼル)は、”やれやれ”って顔で、先ほど東の擁壁で使っ


たM134 ミニガン呼ばれるミニガンを出し、擁壁の上から、


今だ混乱するオークとオーガ達向け発砲しようとミニガンの引


き金に手を掛けた時だった。


 自身の真上に大きな影が現れたのに気づき、ふと頭上を見上


ると、そこには、北の擁壁で、オークとオーガを喰らっている


はずの禍龍かりゅうが居た。


禍龍かりゅうは、その混乱する500体弱のオークとオーガ見て、


目を輝かせ、


≪おお、まだこんなにおるではないか≫


と言い、混乱している500体弱のオークとオーガ目掛け、


目から光線を放ち、\ピキピキピキ/と凍らせると、徐に


……食す。


そして、ムシャムシャと食べながら、


≪凍らすと、シャキシャキして美味いな≫


と笑みを浮かべるのだった。














 一方、バルジャン(トム)が、展開したSSフィールド内では、


 まず、チームゴライジャーの5人と、ファイ(アリの頭の男)


に、デーモンオーガキング1体とデーモンオーガジェネラル2


体が、対峙していた。


「ここは、いったいどこなのだ、なぜ転移で出来んのだ」


と今だ狼狽えるファイ(アリの頭の男)に、チームゴライジ


ャーのリーダーのサンライジャー(チャック)が言う。


「逃がしゃしないぜ、ベビルデーモンさんよ」


その言葉に、少しかんしゃく気味にファイ(アリの頭の男)


が言い返す。


「ええぇ~小癪な!、こうなれば、貴様達を血祭りにあげて


くれる!」


そして、配下のデーモンオーガキングは、金砕棒かなさいぼうを振りかざし、


デーモンオーガジェネラル2体は腰の大剣を抜いて襲い掛か


って来る。


「そうはさせんばい」


と、デーモンオーガキングの振りかざす金砕棒かなさいぼうをグランライジャー


(ハンス)が自身の持つ大金鎚で撃ち返す。


\バッキーン/


打ち返されたデーモンオーガキングは後ろによろけ、そこに


サンライジャー(チャック)の


「フレア・ビュー」


炎の鞭が、デーモンオーガキングの持つ金砕棒かなさいぼうに巻きつき、


\ボー/


\じゅるじゅる/


と溶かした。


自身の武器を熔かされた、デーモンオーガキングは動揺する。


そして、腰の大剣を抜いて襲い掛かって来る2体のデーモンオーガ


ジェネラルに対しては、ラブライジャー(エレノア)が、


「私の愛を受け取りなさい」


と言いながら、自身のベルトの左右に付いているハート形の爆弾を


投げつける。


\\ドッカン//


ラブライジャー(エレノア)が投げつけたハート形の爆弾は、2体


のデーモンオーガジェネラルは、ベビルデーモンのファイ(アリの


頭の男)の所まで飛ばされ、


\\ドーン//


とぶつかり、ファイ(アリの頭の男)もデーモンオーガジェネラル


も倒れこむ。


「今だ、ゴライジャーシュートだラブ」


それを見たサンライジャー(チャック)が言うと、ラブライジャー


(エレノア)もそれに頷き、その場でくるっと一回転すると、何故


か、手には黒いバスケットボールを持っていた。


「いいわね、行くわよ」


と言うと、その場で黒いバスケットボールを数度ドリブルすると、


黒いバスケットボールは、見る見るピンク色に代わり、


「グラン~」


と叫びながら、グランライジャー(ハンス)にパスをする。


「まかせんしゃい~!」


そう言って、ラブライジャー(エレノア)からボールを受け取ると、


グランライジャー(ハンス)は、ラブライジャー(エレノア)と同


じようにその場でドリブルを始める。


 しかし、先ほど武器を熔かされ動揺していたデーモンオーガキング


はそれを見て、グランライジャー(ハンス)を目掛け突進してくる。


ドリブル中のグランライジャー(ハンス)は、その突進してくる


デーモンオーガキングに、


\\ガーン//


と頭突きをかまし、デーモンオーガキングをその場で気絶させる。


そして、自身がドリブルしているバスケットボールの色が緑に変


わるのを確認すると、


「フリーズ!」


とフリーズライジャー(ダニエル)に声を掛け、ボールをパス


する。


「OK」


とグランライジャー(ハンス)から受け取ったボールをすぐさま


ドリブルし、ボールの色を白に変えるフリーズライジャー(ダニ


エル)。


しかし、そこで、デーモンオーガジェネラル2体と倒れこんでい


たファイ(アリの頭の男)が起き上がり、


「させぬわ!」


と言って口からギ酸をフリーズライジャー(ダニエル)に向け


、撃つが……。


フリーズライジャー(ダニエル)は、両手にバスケットボール


を持って、ジャンプし、そのまま空中で1回転……と同時に


「マッハ!」


と叫び、ボールをマッハライジャー(ヴィスタ)にパスをする。


「オオライ~」


と言って、フリーズライジャー(ダニエル)からのバスケット


ボールを軽く、片手で受け取るマッハライジャー(ヴィスタ)


そして、片手でそのままドリブルして、ボールの色を紫に


変えると、そのまま横にいるサンライジャー(チャック)に


渡す。


 サンライジャー(チャック)は、フリーズライジャー(ダニエル)


から受け取ったボールをそのまま、ドリブルをしながら、ファイ


(アリの頭の男)の所に迫って行くと、ファイ(アリの頭の男)


が慌てて、自身の前に倒れているデーモンオーガジェネラル2体


と、グランライジャー(ハンス)の近くで、倒れているデーモン


オーガキングに対し、大声で、


「お前ら起きろ!」


と言って起こし、自身をガードするよう命じる。


命じられたデーモンオーガキングが、慌ててファイ(アリ


の頭の男)もとに戻り、デーモンオーガジェネラル2体は、


ファイ(アリの頭の男)をガードするように立ち、ファイ


(アリの頭の男)自身も、迫りくるサンライジャー(チャ


ック)目掛け、口からギ酸を撃つが、それを華麗にジャン


プして、避けると、そのまま、


「エンドシュート!」


と言いながら、ファイ(アリの頭の男)達目掛けシュート


を打つが、その時ファイ(アリの頭の男)が


「甘いわ!」


と言うや否や、再び口からギ酸を撃とうとした時、フリ


ーズライジャー(ダニエル)目が光る。


\キラ~ン/


フリーズライジャー(ダニエル)は、この時自身のブランチ


スキル『時間停止』を発動する。


 これは、自身が指定した対象者の時間を3分間止める


ことができると言うスキルで、それをファイ(アリの頭


の男)とデーモンオーガキングにデーモンオーガジェネラ


ル2体に発動させる。


「うぅっ…、か・ら・だが……動かせん」


自身に向かってくる赤いバスケットボールを見つめながら


言うファイ(アリの頭の男)。


 しかし、ファイ(アリの頭の男)にはどうすることもで


きず……。


\\\ドッカン///


ファイ(アリの頭の男)とデーモンオーガキングにデーモ


ンオーガジェネラル2体は、粉々に爆発四散するのだった。













 他方のSSフィールド内では、ベビルデーモンのウプシロン


(バッタの頭の男)と、デーモンオークキング1体とデーモン


オークジェネラル2体にスカイザー(于晏ゆいえん)とグランザー


チェン)が対峙していた。


「ええーい、何だこの空間は!」


とイラつきながら言うウプシロン(バッタの頭の男)に、


スカイザー(于晏ゆいえん)が言う。


「これは、お前達を逃がさん為に、俺達の仲間の能力で作った


空間だ、あきらめるんだな」


「くっそー、だが、相手は2人だ、やってしまえ!」


とウプシロン(バッタの頭の男)が、配下のデーモンオーク


キングとデーモンオークジェネラルに命じると、3体は、武


器を手に持ち、スカイザー(于晏ゆいえん)とグランザー(チェン)目掛け、


突進する。


それを見たスカイザー(于晏ゆいえん)とグランザー(チェン)は、


大鎌を手に先に突っ込んで来るデーモンオークジェネラル2体に対し、


2人共、ダッシュを駆け、


「ブラザーブレイク!!」


と叫びながら、タックルを決める。


\\\バキーン///


スカイザー(于晏ゆいえん)とグランザー(チェン)に高速タックル見舞


われたデーモンオークジェネラル2体の体はバラバラになり、破片


が少し後方から、スカイザー(于晏ゆいえん)を攻撃しようと、九本歯


の馬鍬(猪八戒の武器と同じ)を振りかぶって突進していたデー


モンオークキングに当たり、デーモンオークキングはその衝撃で、


後ろ向きに倒れ、ベビルデーモンのウプシロン(バッタの頭の男)


の横まで転がって来る。


「オノレ~!、これでも喰らえ~」


とウプシロン(バッタの頭の男)が、胸を開くと、


\\\ブーン///


と羽を広げ、スカイザー(于晏ゆいえん)とグランザー(チェン


に向かって、無数のバッタが飛んで行き、それらの無数のバッタ


達は、スカイザー(于晏ゆいえん)とグランザー(チェン)の体に群


がりまとわりついた。


「くっ……」


「くっっそー」


自身の体にまとわりついたバッタ達を振り払おうと、スカイザー


于晏ゆいえん)とグランザー(チェン)は、必死にもがくが、バッタ


達は、振り払っても、振り払っても2人にまとわりつくだけでなく、


2人の体を”ガリガリ”とかじりだした。


その時、スカイザー(于晏ゆいえん)が、


「ならば!」


と言ってバッタを振り払うのを止めたと思ったら、自身の体に高圧の


電流を流した。


\\\ビリビリビリ~///


それを見たグランザー(チェン)も、自身の体に高圧の電流を流す。


\\\ビリビリビリ~///


”パラパラパラ”


スカイザー(于晏ゆいえん)とグランザー(チェン)の体にまとわりつき、


体をかじっていたバッタ達は黒焦げになり、2人の体から剥がれ


落ちて行く。


「オノレ~!」


と悔しそうにウプシロン(バッタの頭の男)が、言うと、


自分の側で転がっているデーモンオークキングに、


「立て!」


と命じ、自身も”パッ”と手に槍を出して、スカイザー(于晏ゆいえん


とグランザー(チェン)の方に槍を構えるが……。


その時すでに、スカイザー(于晏ゆいえん)は、空中高くジャンプして


いて、そこでクルリと空中回転して、ウプシロン(バッタの頭の


男)目掛け、両足にプラズマを纏い、


「スカイザープラズマキーック!」


と叫んで、両足蹴りをお見舞いする。


\\\ズバーン///


スカイザー(于晏ゆいえん)は、そのまま、ウプシロン(バッタの


頭の男)の体を突き抜けるのだった。


「ぐはっ!」


ウプシロン(バッタの頭の男)は、体に大きな穴を開けられ、


黒い血を口から吐いて、その場に”ドサ”と倒れた。


そして、ウプシロン(バッタの頭の男)にスカイザー(于晏ゆいえん


が必殺のキックを決めたのと同時に、グランザー(チェン


もまた、デーモンオークキングに対し、もうダッシュすると共に、


「グランザーグラビティーパンチ!」


と叫んで、自身の右の拳に重力波を纏わせ、パンチをお見舞いする。


\\\ズバーン///


デーモンオークキングも、ウプシロン(バッタの頭の男)同様体に


体に大きな穴を開けられ、黒い血を口から吐いてその場に”ドサ”


と倒れるのだった。













------(テンタ視点)------☆




 俺は今、バルジャン(トム)さんとSSフィールド内で、ベビルデー


モンのサボテン頭の男と、悪魔石猿王と対峙している。


「クソッ、クソッ、クソ!」


この空間から出ようとして、あがいたものの、出れないことに


イラつくベビルデーモンのサボテン頭の男に、バルジャン(トム)


さんが、


「諦めろ、ベビルデーモン!」


と言い放つと、イラついていたベビルデーモンのサボテン頭の


男は、


「ええーい、こうなりゃ焼けだ!」


「死ね、しね、シネ!」


と両手を広げると、掌に丸いサボテンを出し、それを俺と


バルジャン(トム)目掛けて投げつけてきた。


「こんにゃろ、こんにゃろ、こんにゃろ~!」


”ヒュー彡”


「シルバーバスター!」


”ビシュー”、”ビシュー”、”ビシュー”


サボテン頭の男投げる丸いサボテンを次々にビームガンで撃ち


抜くバルジャン(トム)さん。


\ドカン/、\ドカン/、\ドカン/


それを見ていた俺のヘルメット内の右モニターのオトアが言う。


『あれって、爆弾なんだ!?』


『みたいだな』


丸いサボテンが爆弾だと知り、驚き言うオトアに俺は、同意


すると、


『ねぇねぇテンタ君……』


何やら思いついて俺に言うオトア。


「やってみるか」


オトアの提案に俺が同意して、自身の左太腿の装甲版を開け、


夢中でバルジ


ャン(トム)目掛け、サボテン爆弾を投げるサボテン頭の男の手


元をよく見て、サボテン爆弾を投げ終わり、次のサボテン爆弾


が、掌に出現するタイミングを見計らって、”シュッ彡”と赤


い☆型手裏剣を取り出し投げると、(((シュルシュル)))、


”シュポ”と奴の掌の上のサボテン爆弾に刺さる……。


\ボッ/


と赤い手裏剣が燃え出し、


\ドカン/


と爆発して、奴の右手を吹っ飛ばした。


「ギョエー!」


失った右腕に驚き叫ぶサボテン頭の男。


サボテン頭の男は隣で指示待ちで、ボーと立っている悪魔石猿王に、


「なーにつったてんだ!お前も戦え!」


と怒鳴り散らすサボテン頭の男。


言われた、悪魔石猿王は慌てて如意棒を構えると、バルジャン(トム)


さんはすかさず、


「シルバーバスター!」


”ビシュー”


とビームガンからビームを放つが、それを悪魔石猿王は如意棒を


(((くるくる)))


回転させ、


\ビシャー/


とビームを跳ね返す。


それを見たバルジャン(トム)さんは、徐に、


「チョー!」


とジャンプし、


「ディメンションキック!」


と叫び、空中で稲妻が走るようにギザギザな動きで、悪魔石猿王


に蹴りを打つ。


\ドーン/


バルジャン(トム)さんに蹴りを見舞われ、後ろに大きくひっくり


返る悪魔石猿王に、バルジャン(トム)さんは、ビームソードを出


し、今まさに起き上がった所の悪魔石猿王にビームソードで切り


つけた。


「バルジャンダイナミック!」


\シュワン/


\ギヨエー/


頭から真っ二つに切られ倒れる悪魔石猿王。


それをまじかで見ていたサボテン頭の男は、瞬時に失った右手を


再生し、


「おのれおのれ!」


と今度は俺目掛けて、頭のサボテン部分から、無数のサボテンの


棘を飛ばす。


”シュッ、シュッ、シュッ、シュッ”


 しかし、俺は素早く背中の装甲版スリットから、


「リクレクターソーサー」


と言いながら、2つの円盤を射出すると、それをオトアがコント


ロールして、飛んでくるサボテンの棘を跳ね返す。


\カン、カン、カン/


すると、跳ね返ったサボテンの棘は、サボテン頭の男の体に


\ブシュ/、\ブシュ/、\ブシュ/


と刺さった。


「くぅっ~!」


サボテン頭の男が、少しひるんだすきに、俺は、すかさず


 俺は左腕のガントレットから突き出しているナイフの柄


を掴み、剣をイメージしてすぐさま抜き、


「ソーラーブレイド!」


と叫び、右手に持っていた両刃の剣の刃を左手で、根元


から剣先にかけて撫でるように這わすと、剣の刃が眩い


くらい光りだす。


 そして、少しひるんだサボテン頭の男に、


「バルバンクラッシュ!」


と叫び袈裟切りで切りつけた。


\\ズバン!//


\\グエー//


俺が切りつけたサボテン頭の男体を斜めにずらしながら


倒れるのだった。








ゴライジャーシュートは、特撮戦隊もの元祖ゴ〇ンジャーの『ゴ〇ンジャーストーム』

や『ゴ〇ンジャーハリケーン』のオマージュです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ