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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第3章 禍龍(かりゅう)編
76/204

75話 戦闘開始!

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457



 


 意識が遠のいたテンタに、テンタのコンバットスーツのヘルメット


内の左右のモニターに映る光の精霊エードラムとオトアが、必死に


叫ぶ。


「テンタ君!」


「テンタ君!」


 そこへ、悪魔石猿王が迫って来る。


それを見たテンタのコンバットスーツのヘルメット内の左のモニター


に映る光の精霊エードラムが、


「仕方ない」


と呟き、テンタの体のコントロールを自身に移す。


すぐさまスカイバリアンの上で立って、三俣の槍を構える。


\カーン/


悪魔石猿王がテンタとすれ違いざまに自身の持つ如意棒で、


突いてきたところを三俣の槍で弾く。


 如意棒を弾かれた悪魔石猿王は、一旦そのままテンタを


素通りし、再びターンして先ほどと同じようにテンタ目掛けて


襲い掛かろうとした時だった。


≪戻れ、悪魔石猿王よ!≫


とベビルデーモンの1人のカイ(サボテン男)のテレパシーを


受け、”ピタッ”と動きを止めると、その場から、地上に向け


降りて行くのだった。


その様子にテンタのコンバットスーツのヘルメット内の右の


モニターに映るオトアが、左のモニターに映るエードラムに


聞く。


『どうしたんでしょ?』


オトアの問いにエードラムは、


『さぁ~?』


首を傾げるが、右のモニターに映るオトアに対して、


『そんなことより、テンタ君よ』


と告げると、右のモニターに映るオトアも


『ああ、そうでした』


と慌てて2人でテンタに再び呼びかけるのだった。


「テンタ君!」


「テンタ君!」














 一方、天堂ティエンタン』に居るシェリーとタミー達は、戦闘隊形を取る。


 シェリーとタミー達の母親魔法師のミリーが支持を飛ばす。


「ヴィクセンは、『天堂ティエンタン』にいる人達に緊急避難を


呼びかけて!」


「レツとダイは、東支部に行って、緊急救援要請を!」


「はい」


「ヘイ」×2


ミリーの支持に、ヴィクセン、レツ、ダイは、それぞれ、


天堂ティエンタン』の建物や、東支部目掛け走り出していった。


それを見たミリーが、残った者にさらに指示を出す。


「メカイダーとメカイダーダブルオーそれにアナは前衛を!」


「シェリーとタミーは中衛を!」


「わかりました!」


「了解だべ」


「うん」×2


その時だった、海から迫る俑兵ようへいの方から矢が飛んでくる。


”ピシュ彡”、”ピシュ彡”、”ピシュ彡”、”ピシュ彡”


それをすかさず、魔法の杖を振るい、魔法障壁を前衛の3人の前に


貼るミリー。


\カーン/、\カーン/、\カーン/、\カーン/


「これはおかえしよ~、パープルバスター!」


”ビシュー”


「イエローバスター!」


”ビシュー”


 だが、2人の放つビームは、俑兵ようへいの体に当たると、何事


も無かったように消える。


「えっ!」


「えぇ~!」


驚くシェリーとタミーに、それを見たミリーが言う。


「どうやら、魔法攻撃無効のようね」


その言葉に、ルーク(メカイダーダブルオー)は、落胆する。


「ちぇっ、なら、俺の必殺技が使えねぇーじゃないか」


そう愚痴るルーク(メカイダーダブルオー)の横で、


「えーい!」


\バコーン/、\\バッキーン//


自身の得物である大きな戦斧バトルアックスを振りかぶり、渾身の力を


込めて切りつけ俑兵ようへいを破壊する。


そして、アナは、同じ前衛であるメカイダー(マイケル)と


メカイダーダブルオー(ルーク)に言う。


「そったら文句言ってんと、早うこいつら叩き潰せー」


アナにそう注意されたメカイダー(マイケル)とメカイダ


ーダブルオー(ルーク)は、


「ああ、はい」×2


と返事を返し、


「ダブルカット!」


\バシュ/


両手手刀を振り下ろすメカイダー(バウアー)。


\\バッキーン//


俑兵ようへいを破壊する。


「ダブルオーカット!」


\バシュ/


\\バッキーン//


手套で槍を真っ二つに切るメカイダーダブルオー(ルーク)。


\\バキュン//、\\バキュン//、\\バキュン//


\\バッキーン//、\\バッキーン//、\\バッキーン//


 タミーは、メカイダー(マイケル)達の後ろから、銀色に光


るデザートイーグルと言う44マグナム弾が撃てる銃で発砲し、


7体の俑兵ようへいを破壊する。


その隣で、シェリーは、


「パープルウイップ!」


と叫んで、腰の右側装甲版を開き、ビームソードのような柄を


出すと、シェリーさんの掛け声とともに、そこから


紫色のビームで出来たムチが形成される。


そしてそれを使い、壊された俑兵ようへいの破片から、剣を見つ


け、それを鞭でからめ、鞭を使ってその辺を振るう。


\ピシッ/


\\バッキーン//


その時、1体1体俑兵ようへいを破壊していたメカイダ


ーダブルオー(ルーク)は、


「ええーい、かったるい!」


と言うと、


「ダブルオースクリューアタック!」


と叫び、自身をドリルのように高速回転させながら、俑兵ようへい達に


体当たりをする。


(((((くるくるくる)))))


\\バッキーン//、\\バッキーン//、\\バッキーン//


それを見たメカイダー(マイケル)も


「メカイダースピン!」


と叫び、フィギアースケーターのようにスピンして攻撃する。


(((((くるくるくる)))))


\\バッキーン//、\\バッキーン//、\\バッキーン//


 全員で70体の俑兵ようへいは、倒しただろうか……。


 しかし、俑兵ようへい達は、続々と海から上陸してくる。


それを見て、ミリーは思う。


(いったい、どのくらいの俑兵ようへいがいるの……)














 一方、テンタ達が魔物と戦っている村では、テンタから指示を


受けた禍龍かりゅうが、村の北側の擁壁へやって来た。


 村の北の擁壁の凍り付いた堀の向こうに、オーク300、


オーガ200体が居る。


それを見て、


「なかなかいるではないか」


と言ったかと思うと、突然、口を大きく開け、その大きな口に


光の粒子が集まり、やがて禍龍かりゅうの口いっぱいに大きな光の球になる。


\\パシュッ//


それを口から撃ちだした。


”ビユーン彡”


\\ドッカーン//


 しかし、オーク300、オーガ200体の一番前の列に居た


デーモンオーガジェネラル2体と、デーモンオークジェネラル


3体が、アンチマジックシールドを張り、禍龍かりゅうが放つ、プラズマ


火球を消滅させる。


すると、禍龍かりゅうは、


「おお、なかなか、なかなかだな」


と言うと、北側の擁壁を飛び越え、オーク300、オーガ200


体の真上にまで飛んで行き、自身の尻尾をデーモンオーガジェネ


ラル2体と、デーモンオークジェネラル3体の頭上へと振り下ろ


す。


”ビューン彡”


\\バッシ-ン//、\\バッシ-ン//、\\バッシ-ン//


\\バッシ-ン//、\\バッシ-ン//


 あっという間に、デーモンオーガジェネラル2体と、デーモン


オークジェネラル3体を叩き潰す。


すると、当然デーモンオーガジェネラル2体と、デーモンオーク


ジェネラル3体が、張っていたアンチマジックシールドが消える。


禍龍かりゅうは、その場に降り立ち、徐に潰れたデーモンオーガジェ


ネラル2体と、デーモンオークジェネラル3体を口に入れるが……。


\パク/、ムシャムシャ……”ペッ、ぺッ”


食べて、すぐに吐き出し言う。


「悪魔が憑依した奴は、苦みがあって美味くないな」


と言う。


 しかし、地上に降りた禍龍かりゅうに対して、オークやオー


ガ数体が、禍龍かりゅうが、デーモンオーガジェネラル達を食べてる


隙に、禍龍かりゅうの体によじ登り、あるオークは、手に持った大鎌を、


あるオーガは、手に持った剣を突き刺していたが……禍龍かりゅうの硬


い表皮に阻まれ刃が通らないでいる。


「あ~ん?」


それに気づいた禍龍かりゅうは、体を”ブルッ”と震わせ、自身の体に取


りついた数体のオークとオーガをふるい落とし、地面に落とされ体


勢を崩した、それら、オークとオーガを捕まえ、\パク/、ムシャ


ムシャと食べ始めた。


「うーん、オーガは筋っぽいっが、オークは脂がのっていて、美味い


なw」


と1人呟きながら、オークとオーガをむさぼり食っていた。


そして、さらに、後方より、自身に向け弓を撃つオーガや鉈で切り


つけてくるオークやその後方で臨戦態勢をとる。


それら、オークとオーガ達を見て、


「ええーい、食事中だぞ、ちーと静かにしておれんか!」


と言うなり、自身の角から電撃を放つ。


\ビリビリビリ~~~/


\\\グェ~ェー///


禍龍かりゅうの電撃を受けた残り400体以上のオークと、


オーガ達は、そのすさまじい電撃の熱で、焼け死んだ。


そして、電撃で焼け死んだオークを徐に拾い上げた禍龍かりゅう


は、それを徐に、


\パク/、ムシャムシャと食べ、


「う~ん、焼いた方が美味いなw」


言いながら、他の者達の戦いをそっちのけで、ひたすらそこに


あるオークとオーガの焼けた死骸を美味そうに食べるのだった。













 一方、村の西側の擁壁では、バルジャン(トム)が、擁壁の上から


「シルバーバスター」


”ビシュー”


ビームガンから、ビームを放つが、前列に並ぶデーモンオーガジェ


ネラル2体と、デーモンオークジェネラル3体の張るアンチマジッ


クシールドに触れたとたんビームが消える。


それを確認し、バルジャン(トム)は、先ほどガンボー(ガイゼル)


から受け取った巾着から、擁壁の床に中身を出し置く。


 ガンボー(ガイゼル)が、バルジャン(トム)に渡した巾着の中身


は……と言うと、マークII手榴弾、通称パイナップル。


 これは、ガイゼル(ガンボー)のブランチ能力で出したものでは


なく、彼が手作りしたものだ。


 これを5個床に置き、それを順次手に取り順番に、堀の向こうに


居るオーク300、オーガ200体の前列に居るデーモンオーガジ


ェネラル2体と、デーモンオークジェネラル3体の足元目掛け投げ


た。


”ヒューン彡”


\\ドッカーン//、\\ドッカーン//、\\ドッカーン//


\\ドッカーン//、\\ドッカーン//


\\\グェ~ェー///


バルジャン(トム)が投げた手榴弾は見事デーモンオーガジェネラル


2体と、デーモンオークジェネラル3体の足元で爆発し、それらを


吹き飛ばす。


 すると、案の定デーモンオーガジェネラル2体と、デーモンオー


クジェネラル3体の張るアンチマジックシールドは消えた。


そこへ、”キーン彡”と急降下してくるスカイザー(于晏ゆいえん


が、変形したスカイザー・ジェット現れ、胴体部分のウエポン


ベイを開けると、


「スカイザーボム!」


と叫びそこから爆弾を投下する。


”ヒュ~彡”


\\\ドッカーン///


投下と同時にスカイザー(于晏ゆいえん)が、変形したスカイ


ザー・ジェットは、そのまままた急上昇し、デーモンオーガジェネ


ラル2体と、デーモンオークジェネラル3体を含むオーガ200


体とオーク300体のうち、オーガ100体とオーク200体を


粉々に吹き飛ばした。


それを見たバルジャン(トム)は、


「チョー!」


西の擁壁の上からジャンプし、残りのオーガ100体とオーク


100体目掛け、飛び込みビームソードを出して次から次と


切り倒していくのだった。














 そのころ東の擁壁の上では、ガンボー(ガイゼル)とグランザー


(チェン)が居た。


 ガンボー(ガイゼル)は徐に、自身のブランチの能力でM20A


1 スーパー・バズーカと言う所謂バズーカー砲を出し、擁壁の前


の堀の向こうに居るオーガ300体とオーク200体目掛け、バ


ズーカー砲を構える。


そして、


\\ボシュ~ン//


と放った。


それを見た堀の向こうに居るオーガ300体とオーク200体の


前列に居た、デーモンオーガジェネラル3体と、デーモンオーク


ジェネラル2体は、すぐさまアンチマジックシールドを張るが、


ガンボー(ガイゼル)が放ったバズーカの弾は、アンチマジッ


クシールドを張るデーモンオーガジェネラル3体と、デーモン


オークジェネラル2体の足元の手前に落ち爆発する。


\\\ドッカーン///


すると、デーモンオーガジェネラル3体と、デーモンオーク


ジェネラル2体の足元の手前の足元の土が吹き飛ばされ、そ


こに大きなクレータを作ると、デーモンオーガジェネラル3


体と、デーモンオークジェネラル2体が立つ地面の土が、


デーモンオーガジェネラル3体と、デーモンオークジェネラ


ル2体の重みで、クレーター側に崩れ……。


”ズルズルズル”


と、デーモンオーガジェネラル3体と、デーモンオークジェ


ネラル2体は、前のめりになりそのクレータに落ちる。


\\\ぐわ~///


すると、デーモンオーガジェネラル3体と、デーモンオーク


ジェネラル2体が張るアンチマジックシールドが消え、


「今だグランザー!」


とガンボー(ガイゼル)が、側に居るグランザー(チェン


に叫ぶと、グランザー(チェン)はそれに、


「おー!」


と答え、擁壁から飛び降りる……と同時に、グランザー


(チェン)は、


「グランザー・タンク!」


と叫び、ロボット形態からタンク(戦車)形態に変形する。


\\\ドスン///


タンク(戦車)形態に変形したグランザー(チェン


は、凍った堀の上に着地すると、すぐさまタンク(戦車)


の主砲を放つ。


\\\ドキュン///、\\\ドキュン///


\\\ドッカーン///、\\\ドッカーン///


\\\グェ~ェー///


あっという間に、クレーター側に滑り降りたデーモンオー


ガジェネラル3体と、デーモンオークジェネラル2体以外


のオーガとオークを駆逐していく。


その間に、ガンボー(ガイゼル)は、自身のブランチの能


力で、M134 ミニガン呼ばれるミニガン(テンタのスカ


イバリアンに取りつけてあるものと同型)を出し、擁壁の


上から、クレーターに滑り落ちたデーモンオーガジェネラ


ル3体と、デーモンオークジェネラル2体に向け発砲し。


”キュイーンキュルキュルキュル”


\\バリバリバリバリ//


\\グァァァッ//


デーモンオーガジェネラル3体と、デーモンオークジェネ


ラル2体を殲滅して行くのだった。




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