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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第3章 禍龍(かりゅう)編
74/204

73話 悪魔の陽動作戦

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457






 禍龍かりゅうを小槌の中に収容して、村人の転移を始める。


 兵達が前もって、村人を整列させてくれていたので、転移作業は、


スムーズに進んだ。


 5百人づつ、4回に分けて転移させる。


30分くらいで、村人全員の転移が完了し、次に負傷兵の転移作業


に移る。


 これも500人づつ転移させ、約3時間ですべての負傷兵が東支部


へと転移を完了する。


すると、ハンス(グランライジャー)さんが、村の広場中央に、小槌


で、超巨大寸胴を出す。




\\ズドーン//


超巨大寸胴からは、カレーのいい匂いがする。


次に、これもまた、超巨大ご飯釜を、


\\ズドーン//


と出して言う。


「さ~ぁ、みんな晩飯にするたいw」


と全員に声を掛ける。


 その声にみんなが集まると、超巨大寸胴と超巨大ご飯釜にそれぞれ


、梯子を掛け、超巨大寸胴にはハンス(グランライジャー)さんが昇り、


超巨大ご飯釜には、チャック(サンライジャー)さんが昇る。


そして、まず、チャック(サンライジャー)さんの下に居るヴィスタ


(マッハライジャー)さんが、木の皿を梯子の上に居るチャック(サ


ンライジャー)さんに手渡すと、チャック(サンライジャー)さんが、


それにご飯を盛り、そのまま、隣の寸胴に掛けた梯子の上に居るハン


ス(グランライジャー)さんに他渡すと、ハンス(グランライジャー)


さんは、そこに寸胴の中にあるカレーを掛け、自身の梯子の下に居る


ダニエル(フリーズライジャー)さんに手渡し、さらにダニエル(フ


リーズライジャー)さんが、隣にいるエレノア(ラブライジャー)


さんに渡し、エレノア(ラブライジャー)は、それを自身の前にある


テーブルに並べて行く。


「みなさ~ん、温かいうちにたべてくださ~い」


と集まった人達に声を掛けると、集まった人達は、


「なんか、良い匂いですね」


と言い、我先にとカレーライスを受け取り、夢中で食べる。


「うっま、何だこれ」


「こんなの初めてだ」


と口々に、この世界の人が知らない味。


チームゴライジャーが配るカレーライスに舌鼓をうつ。


それを、誇らしげに笑いながら見守るチームゴライジャー達だった。


「それじゃ~、俺達も並ぼう」


と、トム(バルジャン)さんの言葉に、ガンボー(ガイゼル)さん


に俺、三毛猫オトアが頷き、晋王国や南晋王国の兵士同様、


カレーライスを待つ列に並ぶ。


そして、カレーライスを受け取り、近くの場所に座り込み食べた。


「やっぱり、うまいな」


「そうだな」


「この味、落ち着きますね」


「おいし~い」


と、トム(バルジャン)さん、ガンボー(ガイゼル)さんに俺と


三毛猫オトアもハンス(グランライジャー)さんが作ったカレー


ライスに舌鼓をうつ。


そう、このカレーライスは、うち(喫茶ゴン)と同じ味。


元々喫茶ゴンは、チームゴライジャーがやっていたお店なので、


同じレシピと言う訳だ。


 夕食も終わり夜。


夜の見張りは、晋王国や南晋王国の兵士達が、やってくれるので


俺達は、この広場に各自テントを張って寝る。


 俺と三毛猫オトアは、俺の1人用テントで寝た。


「お休みオトア」


「おやすみテンタ君」


ZZzzzz。












------(第三者視点)------☆




 晋王国の東側にある海岸の沖合、テンタ達が”海坊主”を倒し、


そして、禍龍かりゅうを見つけた場所。


そう、悪魔子爵ゴースン配下のプサイ(顔がバラの花で体は茨で


出来た女)が、まだ人間だったころに、禍龍かりゅうを閉じ込めた


りょうと呼ぶ場所に、プサイ(顔がバラの花で体は茨で出来


た女)が居た。


「むむむっ、これはどういうこと、俑兵ようへい達の術式が初期化


されているうえに、何重にも掛けた扉の術式が外されてるなんて


……いったい誰の仕業なの」


 自身の幾重にも掛けた魔法の術式を解かれ、憤慨するプサイ


(顔がバラの花で体は茨で出来た女)。


その時、プサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)に、悪魔


子爵ゴースンのテレパシーが入る。


≪プサイ、どうじゃった≫


その言葉に、プサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)は答


える。


≪は、はっ、やはりウプシロンが、申していた通り、破られてお


りました≫


その言葉に悪魔子爵ゴースンは、


≪な・なに!≫


と驚く。


驚く、悪魔子爵ゴースンに、プサイ(顔がバラの花で体は茨で


出来た女)は、即座に言う。


≪かくなる上は、わたくしめの命に代えてでも禍龍かりゅうを連れ戻し、


再びここへ封印いたします≫


その、不退の決意に満ちたプサイ(顔がバラの花で体は茨で


出来た女)の言葉に悪魔子爵ゴースンは、


≪まぁ、待てプサイ≫


と諫めるように言う。


≪は、はっ≫


畏まるプサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)。


≪いかにお前が、悪魔となりて力を得たとは言え、禍龍かりゅうは、


我がチョーラ帝国を荒らした難敵ぞ!≫


≪お前1人の力でどうこうなるものではない≫


と悪魔子爵ゴースンが言うと、プサイ(顔がバラの花で体は茨で


出来た女)が顔をあげ、


≪しかし、あのまま放置いたすればウプシロン達が危うくなりま


する、奴を閉じ込めておけなかったのは、私の責任です、彼の地


に今すぐ参り、ウプシロン達に加勢し……≫


鬼気迫る訴えを悪魔子爵ゴースンに訴えるが……。


悪魔子爵ゴースンは、そんなプサイ(顔がバラの花で体は茨で出


来た女)に、落ち着かせるように言う。


≪まぁ、待てと申すにプサイ≫


≪は、はっ≫


悪魔子爵ゴースンの言葉に畏まるプサイ(顔がバラの花で体は


茨で出来た女)。


そんなプサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)に悪魔子爵


ゴースンは、諭すように言う。


≪プサイよ、儂に策がある≫


その言葉を聞いて、プサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)


が、悪魔子爵ゴースンに聞く。


≪策と申されますと……≫


そのプサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)の問いに悪魔


子爵ゴースンは、


≪今、ウプシロン達がいる所には、晋王国、南晋王国の軍に、


冒険者達が来ているようだ、なれば、それを逆手に取り、ウ


プシロン達には、それれを引きつけさせるのじゃ、そして、


その間に、お前はそこにある俑兵ようへい達を使い、一気に


晋王国の王都を攻め落とすのじゃ≫


その言葉を聞いて、


≪何と!≫


と驚くプサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)に悪魔


子爵ゴースンは、ニヤリと笑い更に言う。


≪ウプシロン達がいる所にあらゆるものの目が集まっている


今こそチャンスではないか?プサイ≫


その言葉を聞き、プサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た


女)は感服し、


≪わたくしには、及びもつかぬお考え、さすがでございま


すゴースン様≫


と告げると、


≪では、早速≫


と言い、早速、悪魔子爵ゴースンの指示に従い、俑兵ようへい達に


新たな術式を施し、晋王国の王都を責める準備を行うのだった。












 悪魔子爵ゴースンは、プサイ(顔がバラの花で体は茨で出来た女)


とのテレパシー通信の後、すぐさまウプシロン(バッタの頭の男)と


、テレパシー通信をする。


≪ウプシロンよ≫


≪は、はっ≫


悪魔子爵ゴースンの呼びかけにすぐさま返事をするウプシロン(バ


ッタの頭の男)。


≪やはり、帥達が見たのは禍龍かりゅうで間違いないようじゃ≫


その悪魔子爵ゴースン言葉を聞いて、


≪やはり、そうでしたか……では、倒す手立てを考えねばなりません


な≫


と言うウプシロン(バッタの頭の男)に悪魔子爵ゴースンは、


≪倒す必要はない≫


と答えた。


その言葉に驚き、


≪はっ、倒さずとも良いとは?いったいどう言うことでございますか


、ゴースン様≫


と悪魔子爵ゴースンに聞き返す、ウプシロン(バッタの頭の男)に、


≪たった今、プサイに俑兵ようへいを使い晋王国の王都を責めるように


命じた≫


とウプシロン(バッタの頭の男)に言う。


≪晋王国の王都をでございますか?≫


悪魔子爵ゴースンの言葉に、そう聞き返すウプシロン(バッタの頭の男)。


そのウプシロン(バッタの頭の男)に、悪魔子爵ゴースンは、


禍龍かりゅうは強敵じゃ、とは言え帥達3人にかかれば倒せぬものでもないが、


帥達もただではすむまい、しかも冒険者……の中でも強力な転生者達も


加わっておるとなれば、なおさらじゃ≫


と言い、さらに続ける。


≪今、帥達が責める村に、晋王国、南晋王国、さらには冒険者達の目は


向けられておる、これは、逆に言えば、それら晋王国、南晋王国、さら


には冒険者達の拠点、つまり、王都や東支部などの防御が手薄になって


居ると言うことでもある≫


そこまでの悪魔子爵ゴースンの言葉に、ウプシロン(バッタの頭の男)


は、感心したように言う。


≪確かに、そのようにも考えられますな、ゴースン様≫


その言葉を聞いて、悪魔子爵ゴースンは、


≪であるならばじゃ、帥達は出来るだけ今の地に晋王国、南晋王国、


さらには冒険者達の目をくぎ付けにしてもらいたいのじゃよ≫


とウプシロン(バッタの頭の男)に言う。


≪なるほど……≫


と感心するウプシロン(バッタの頭の男)に更に悪魔子爵ゴースンは、


≪ゆえに、帥達は無理に奴らを倒すのではなく、出来るだけ戦いを引


き延ばすのじゃ≫


と言う。


≪は、はっ、畏まりました≫


悪魔子爵ゴースンの言葉に、畏まるウプシロン(バッタの頭の男)に


対し、さらに付け加える。


≪決して、無理をするなウプシロン、万が一の時は、直ちにその地を


捨て戻ってまいれ、よいな≫


と念を押す様に言う悪魔子爵ゴースンにウプシロン(バッタの頭の男)


は、


≪仰せの通りに……≫


と頭を下げるウプシロン(バッタの頭の男)は、悪魔子爵ゴースンとの


テレパシー通信を終え、早速仲間のファイ(アリの頭の男)と、カイ


(サボテン頭の男)達に悪魔子爵ゴースンの命令を伝えるのだった。












------(テンタ視点)------☆



 明け方、目が覚めたので起きる。


こっちの世界に来てからは、朝起きるのが早くなった俺。


「おはようございます」


「おはようございます」


すでに起きているトム(バルジャン)さん、ガンボー(ガイゼル)さん


に挨拶をする。


「おはようテンタ、オトア」


「よう~おはよう」


トム(バルジャン)さん達と挨拶を交わした後、チームゴライジャー


の5人とも挨拶を交わし、次いでチームブラザーの2人とも挨拶を


交わす。


そして、ツァォ将軍と、シュ将軍とも挨拶を交わし……兵の皆さんは


あまりに人数が多いので、あえてこちらから挨拶はせず、


俺達に挨拶する人だけ、挨拶を交わした。


そして、冒険者だけ固まり朝食を取る。


今朝の朝食は、美魚メイリーユー村で食べた包子バオズだ。


 俺は、チャーシュー風を包んだ叉烧包チャーシャーバオと、刻んだ葉野菜が


入っているのが菜包ツァイバオを選び、三毛猫オトアは、刻んだ葉野菜が


入っているのが菜包ツァイバオとあんこが入った豆沙包ドウシャーバオを選んだ。


そして、トム(バルジャン)さん、ガンボー(ガイゼル)さんは、


それぞれ、肉が入っているのは肉包ロウバオと刻んだ葉野菜が入っている


菜包ツァイバオを選び、チームブラザーの于晏イエン(スカイザー)さん


と、チェン(グランザー)さんは、それぞれ、刻んだ葉野菜が


入っているのが菜包ツァイバオとチャーシュー風を包んだ


叉烧包チャーシャーバオを選んだ。


そして、チームゴライジャーのチャック(サンライジャー)さん、


ヴィスタ(マッハライジャー)さんにダニエル(フリーズライジャー)


さん3人は、それぞれ、肉が入っているのは肉包ロウバオとチャーシュー


風を包んだ叉烧包チャーシャーバオを選んだ。


そして、エレノア(ラブライジャー)は、あんこが入った豆沙包ドウシャーバオを2個


選び……、ただ、ハンス(グランライジャー)さんは、何と、


チャーシュー風を包んだ叉烧包チャーシャーバオ10個と、肉が入っている


肉包ロウバオを10個に、あんこが入った豆沙包ドウシャーバオを10個


を選んでいた。


(朝からよく食べる人だ)


「いただきますw」×11


と手を合わせ包子バオズをそれぞれが食べている時だった。


村を囲む擁壁の上に居た兵達が大声で、


「敵襲!」


と叫ぶ。


俺は、慌てて手に持っていた包子バオズを無理やり口の中に詰め込む。


\グフッ/


そして、トム(バルジャン)さん、ガンボー(ガイゼル)さん


や、チームゴライジャーの5人、それにチームブラザーの2人


と村の南側にある擁壁の上に昇りあたりを見ると、


村を囲むように、オーク、オーガが東西南北擁壁に500体づつ


現れた、そして空には例の石猿の魔物が雲に乗り、村の上空に


待機している。


(あれ?石猿は昨日、禍龍かりゅうにやられて60体のはずなのに


……100体に戻ってるよ)


と俺が驚いていると、オークとオーガの軍団は擁壁に迫っては来ず、


何故か擁壁の手前10mくらいで待機している。


そして、俺達が居る村の南側にある擁壁(ここが、村への入り口だ


ったところ)の前に待機するオークとオーガの前に3人のバッタの


頭の男とサボテン頭の男それにアリの頭の男が経っていた。


(おそらくこいつらはベビルデーモンだ)


と俺は思ったその時だった。


 3人のベビルデーモンらしき男達のうち、アリの頭の男が、手に


持つ魔法の杖を振るい何やら呪文を唱えたか?って思ったら、


”ズズズズー”


と地響きがしたと思ったら、


\\ガバ//


と突然、村を囲む擁壁の周りに幅4mほどの堀があわられ、そして、


\\ザー//


と、その堀に水が沸き上がてきた。


それを見ていた(ツァォ)将軍が、


「我等をここから出さないつもりだな」


とポツリとおっしゃった。


そして、ツァォ将軍の横に居た(シュ)将軍は、


「迎撃……」


迎撃用意と言いかけた(シュ)将軍にチームゴライジャーのリーダー


チャック(サンライジャー)さんが言う。


「これ以上兵の犠牲を出さないために、俺達が戦闘に加わるので、


少し戦闘を開始するのは待ってくれないか、俺達が作戦を考える


から」


その言葉に、(シュ)将軍は同意し、頷くのだった。













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