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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 悪魔時空
192/204

191話 オトア救出……か!?

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457






------(テンタ視点)------☆




その時だった。


”ビシューン”=====


”ビシューン”=====


”ビシューン”=====


俺の頭上から3本のビームが飛んできて、俺の乗る


『ウルバリアン』を拘束する※1魔王(アザートホース)の毛の束を切断した。


「えっ!」


「何っ!」


俺と同時に※5悪魔公爵ヤブーがその飛んできたビームを


放ってであろう上空を見た。


そこには、銀のエアーバイクにまたがるバルジャン(トム)


さん……それにかつて俺が使っていた赤いエアーバイクである


スカイバリアンに跨る、タミーさんとシャリーさんだった。


『テンタ!大丈夫か』


『テンタ君!』×2


と3人の声がレーザー通信から聞こえた。


『えっ、バルジャンさん!?、それにシェリーさん、タミーさんも!?』


驚きき返す俺。


『そうだ、俺達は仲間を見捨てないからな』


とバルジャン(トム)さんが俺に言うが、俺はマグマドラゴン(ゼット)


との戦いで、コンバットスーツを失ったはずのシェリーさん、タミーさん


が何故かコンバットスーツを着用しているのを不思議に感じ聞く。


『そのコンバットスーツは!?』


すると2人は、


『これは、元々のスーツよw』


と明るく答えるシェリーさん。


(ああ~なーるほど……でも、身代わりの指輪は前回使ってしまってるから


ブランチの能力のない2人ではかなり危険なのでは?)


と思い2人に、


『2人とも指輪を使ってしまってるから危険ですよ、すぐにここから


離れてください』


と聞き返すと、


『ああ、大丈夫、ママとアナさんの指輪もらったから』


俺に答える。


(な~る……なら大丈夫か)


と俺が心で思っているとバルジャン(トム)さんが、


『ここは、俺達が食い止める、お前は早くダリウス……っていうか


オトアのもとに向え』


と言ってくれたので、


『ありがとうございます、そうさせてもらいます』


と答え、高速を解かれた『ウルバリアン』で俺は、オトア……


いやダリウスの眠るカプセルへと向かうのだった。













 俺がダリウス(オトア)の元へ向おうとした時だった。


突然、俺の目の前に大きな沢山の岩の集合体が現れ俺の行く手を遮った。


「えっ、何っ!」


(確か此奴は……※2ショクズ!?だったか……こいつ岩の塊の癖に


テレポートするのか)


驚く俺に、ショクズは沢山の岩の塊それぞれについている赤い目


から、俺に向け冷凍光線を放ってきた。


”ピー”=====


”ピー”=====


”ピー”=====


「うわぁ~!?」


驚く俺をよそに俺の乗る『ウルバリアン』はまたもや勝手に自動操縦に


切り替え、それを回避する。


(ふぅ~)


すると、別の方向から、※2ショクズに向けエメラルド色の光線が放たれた。


”ピー”=====


それをショクズは咄嗟に自身の前に氷の壁を作り防ぐが……


((((ビヨ~~ン))))


同じく何処からともなく放たれた超音波が、※2ショクズの張った氷の


壁を破壊する。


\\バキーン//


俺は思わず光線と超音波が飛んできた方を見ると、そこには


クリスタルマンエメラルド(ガレン)さんとそのカード怪獣の1つ


である怪鳥ウインタム(銀色の鳥)が、俺の後方のに居た。


「エメラルド柱!?」


俺は思わず口にすると、クリスタルマンエメラルド(ガレン)さん


は、俺に軽く敬礼をし頷く。


”早くいけ”って感じで。


(ありがとうございます)


と俺は心で感謝し、軽く俺の後方のクリスタルマンエメラルド


(ガレン)さん達に会釈をしてから、その場を離れるのだった。













 クリスタルマンエメラルド(ガレン)さんのおかげで、※2ショクズ


の居る場から離れたのもつかの間、今度は、※4ナイアルラトホテップ


が俺の目の前に立ちふさがる。


(おいおいおい)


ナイアルラトホテップは自身の周りに沢山の岩の槍を作り、それを


俺目掛けて放って来た。


”ピシュン”=====


”ピシュン”=====


”ピシュン”=====


(うわぁ~!)


俺はこれは避けきれない……と思った瞬間だった。


「デーモンクロー!」


”ピシュン”、”ピシュン”、”ピシュン”、”ピシュン”、”ピシュン”


マシンガンのように飛んでくる……爪。


その爪は俺に迫る沢山の岩の槍をことごとく粉砕する。


\\バキ//、\\バキ//、\\バキ//


「ああ、デーモンレディー(マヤ)さん!?」


俺がそう口にして爪が飛んできた方を見ると、そこには身長30mへと


巨大化したデーモンレディー(マヤ)さんとその後ろにザマタン(エディー)


さんに、イマタン(ジェシー)さん、ガマタン(チャド)さんの姿も見える。


 俺はチーム『デビライザー』の面々に会釈をしてその場から立ち去った。













 そして再びその場を離れた俺の前に三度邪魔が現れる。


今度は※3イタカ。


※3イタカは自身の周りに4つの竜巻を発生させ、それを俺に


放って来る……。


が、


今度は、俺の目の前に\\ドスン//と巨大な巨人……


クリスタルマン(ニム博士)が立ちはだかると、その場で


ドリルのように高速回転し、迫る4つの竜巻をはじき返すの


だった。


 俺は、クリスタルマン(ニム博士)にも会釈をしその場を


クリスタルマン(ニム博士)に任せ、オトア……じゃなかった


ダリウスのもとに向かい、ダリウスが眠るクリスタルのカプセル


付近に『ウルバリアン』を着陸させダリウスが眠るクリスタルの


カプセルの方へ走り寄った時だった。


「そうはさせんぞ小僧!」


そう言って俺の前に立ちはだかるのは、※5悪魔公爵ヤブーだった。


※5悪魔公爵ヤブーはすぐさま。


「ボティス!」


と言うと、※5悪魔公爵ヤブーの体を黒い煙が覆い……そして次の瞬間。


その黒い煙が巨大化して行く。


そしてその黒い煙が晴れると、そこには体長40mの巨大な


7つ首のドラゴンの姿があった。


「小僧死ね!」


\\ドスン//と巨大な7つ首のドラゴン(ヤブー)が俺を踏みつけようと、


足を上げた時だった。


”ビシューン”=====


”ビシューン”=====


”ビシューン”=====


何処からともなく沢山のビームが巨大な7つ首のドラゴン(ヤブー)


の体を貫いた。


\\ズバーン//


\\ズバーン//


\\ズバーン//


「ぅっ……何が!?」


驚く巨大な7つ首のドラゴン(ヤブー)の前に三毛猫エードラム


と7人の女性が現れた。


「ぅう……8大精霊!?」


(エードラム様のお仲間なんだ)


俺は巨大な7つ首のドラゴン(ヤブー)の言葉にそう思った。


「テンタ君、早くダリウスのもとに」


三毛猫エードラム様が俺に言う。


「はい」


俺は三毛猫エードラム様の言葉に頷き、その場を離れ、ダリウスの元に


駆けだすと、


「行かせるか!」


と巨大な7つ首のドラゴン(ヤブー)が7つの首の一つの赤い首から炎を


放つが……


”ボー”)))))))


 しかし、その時、青髪精霊のらしき女性が、手を挙げると水が噴き出し、


と巨大な7つ首のドラゴン(ヤブー)の放つ炎をかき消した。


「っく……オノレ!」


7つ首のドラゴン(ヤブー)が自身の炎をかき消した青髪の精霊を


睨みつかるが……。


「あなたの相手は私達です」


と睨みつけられた青髪の精霊は言い放つ。


「オノレ、イシュカ!」


7つ首のドラゴン(ヤブー)は睨みながらその青髪の精霊にそう


言うのだった。













 俺はダリウスの眠る卵型の水晶へたどり着く。


(どうやってここから出そうか)


俺はそう思いしばらく考えたが……。


取り合えず、そのクリスタルを軽く叩いてみる。


「オトア起きてくれ!」


\トントントン/、\トントントン/、\トントントン/


「ダメか……」


と思い俺は今度は強めにそのクリスタルを叩く。


「オトア起きろ!」


\ドンドンドン/、\ドンドンドン/、\ドンドンドン/


「オトア!起きろ」


「ダメダ……」


と俺が口にした時だった。


突然、クリスタルの中のオトアは目を開き、俺を”ジロ”と


見た。


「お・オトア!」


俺が思わずそう叫んだ瞬間、


\\ビリビリ//、\\バリバリバリ~//


突然、オトアの入っているクリスタルにヒビが入ったかと思うと


\\バリバリバリ~//、\\ガラガラガラ//


とクリスタルが崩れ去り、中からオトアが出てくる。


「オトア!」


俺は思わずオトアに駆け寄ろうとした時だった。


「我の眠りを妨げたのは貴様か!」


とオトアは俺に言うのだった。

 

======================


※1アザートホース    最古の魔王で毬藻の親分


※2ショクズ      大きな丸い岩の集合体のようなもので、

            それぞれの丸い岩には赤い目が1つある


※3イタカ 目が青く光る巨人って感じで、手の指が

長くする鋭い爪が生えている



※4ナイアルラトホテップ

馬の蹄の節がある2本の足に頭部は鞭の

様で、顔が無く大きな3本爪の巨人


※5悪魔公爵ヤブー    ミノカサゴの頭で体は蟹の甲羅状で覆われた男  



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