表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第1章 異世界出会い編
19/204

18話  W宇宙シェリフVS悪魔

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457







------(第三者視点)------☆




 滝沢(タッキーは、考えた。


(ブランチの能力で撃ちだす弾は物理攻撃ではなく、魔法攻撃……


どうやら奴らの紫の闘気は、それを防ぐ効果があるようだが……)


そこで、自身の反対側に居る大川ユウジンにハンドサインを


送る。


滝沢(タッキーからのハンドサインを見た大川ユウジンは、


頷き、滝沢タッキーの元へと移動する。


「ユウジン、奴等をひきつけろ!」


と言う言葉に頷く、大川ユウジン


そして、大川ユウジンはもう1丁マシンガンを出し、自身


のブランチスキル『攪乱』を発動。


大川ユウジンの目が光る。


”\\\バババババッ///”


とマシンガンを両手で撃ち始める。


 すると、ランドウとその手下のモヒカン男が、そのマシ


ンガンを撃つ大川ユウジンに向け、ランドウの手下は


口から火球を吐き、ランドウは右掌を突き出し、稲妻を撃


った。


”\\ボッシュ//”


”\\\バリバリバリ///”


 しかし、大川ユウジンのブランチスキル『攪乱』の


効果により、ランドウ達の攻撃は、狙った大川ユウジンが居る場


所ではない場所を攻撃していた。


”\\\ズババババーン!///”


大川ユウジンから離れた場所の倉庫の壁に穴が開く。


その時滝沢タッキーは、腰の後ろからS&W M49ボディガ


ードを抜き、自身のブランチスキル『ウイークポイント』を発動す


る。


滝沢タッキーの目が光ると……。


(なるほど、そこが悪魔核か)


滝沢タッキーの目に心臓の横で、”ドクドク”動くランドウと


手下の弱点である悪魔核が見えた。


滝沢タッキーがそこに狙いをつけ、銃を発砲する。


"\\バン//"、"\\バン//"


滝沢タッキーが撃ったボディガードの弾は、見事にランドウ


達の悪魔核を撃ち抜いた。


「「グァァァッ」」


ランドウとその手下は、撃ち抜かれたところから、紫色の光の


粒子が噴き出し、つづいて、目、鼻、口、耳から黒い煙を吐き


出し……そして、膝を”ガク”と折り、崩れ落ちるようにその


場に倒れた。


 ちょうどそのころ、先ほどポインターに跳ね飛ばされ壁に


埋まっていたランドウ一味の一番小柄な手下が、壁から抜け


出そうとする。


 それを見た滝沢タッキーは、すぐさま駆け寄り、


"\\バン//"


背中越しに手下の悪魔核を撃ち抜く。


「グァァァッ」


先ほどと同じく、抜かれたところから、紫色の光の粒子が


噴き出し、つづいて、目、鼻、口、耳から黒い煙を吐き出


し、動かなくなった。


「片付いたなタッキー」


滝沢タッキーに駆け寄った大川ユウジンが言うと、


「ああ」


と安堵の表情を浮かべる滝沢タッキーだった。












 そのころテンタ達は……。



------(テンタ視点)------☆





「クロスレイブレード!」


キリマ隊長(獅子人)とフルシー隊員(虎人)がサーベルをクロス


させ、サーベルを振りぬき放つ、十字の刃は、3体のレッサーデ


ーモンのうちの1体に目掛けて飛ぶが、そのレッサーデーモンは


それを黒い盾ではじく。


"\\バキーン//"


 しかし、その反動で体制を崩したレッサーデーモンに、


”ビリビリビリ”


と稲妻のような光線が襲う。


光線が、体制を崩しかけたレッサーデーモンの足元に当たりる。


\\グギャ!//


1体のレッサーデーモンが、声とも泣き声ともわからない声を


出し絶命する。


絶命したレッサーデーモンは、その肉体が崩れて消えて行った。


 この光線を撃ったのは、バル隊員(犬人)。


バル隊員(犬人)はポインター号を盾に、銀色の


光線ライフル銃を構え撃ったのだった。


 このエクソシスム光線ライフルは、正式名称”エクソシスム


133光線ライフル”で、対悪魔用に、悪特隊(悪魔特捜隊)


が開発した光線ライフルで、出力は及ばないものの、あの


クリスタルマンが出す光線と同じ性質の光線を出せるそうだ。


「何だと!」


正面のキリマ隊長(獅子人)と、フルシー隊員(虎人)


に気を取られていた、執事風の悪魔とその配下のレッサー


デーモン2体は、自身の側面からの攻撃に驚く。


「貴様ぁ~!」


激高した執事風の男が、こちらを睨み、


「無の具現たる深淵よ 漆黒の波動となりて 敵を打ち破れ


ダーク・ウェイブ!」


と素早く呪文を唱え、突き出した右掌から、紫色のウエーブ


状の光線のようなものをポインタ号目掛け放った。


”ビヨン~ビヨン~ビヨン”


「危ない!」


俺は咄嗟に、三毛猫オトアを抱え右に転がる。


”\\\バッキーン///”


それが、ポインタ号に命中すると、ポインタ号ごと、バル隊員


(犬人)を吹き飛ばした。


”\\\ドッスーン///”


「グァァァッ!」


とポインタ号の下敷きになったバル隊員が叫ぶ。


「おい、バル!」


「バル~!」


それを見たキリマ隊長(獅子人)と、フルシー隊員(虎人)


が叫ぶ。


「お前達も生かしてはおきませんよw」


とキリマ隊長(獅子人)と、フルシー隊員(虎人)に向け、


言う執事風の男。


その言葉に、


「何っ!」


とキリマ隊長(獅子人)言うと、すぐさま、フルシー隊員(虎人)


と共に、サーベルを構え、


「クロスレイブレード!」


光の十字の刃を放つが……。


\\\バッキーン///


背中の蝙蝠の羽で体を包みそれを跳ね返す執事風の男。


「「あっ!」」


光の十字の刃を跳ね返されて、驚くキリマ隊長(獅子人)と、


フルシー隊員(虎人)に、


「フフフッ、死ね!」


と言うと同時に、右掌を突き出し、


「無の具現たる深淵よ 漆黒の波動となりて 敵を打ち破れ


ダーク・ウェイブ!」


と呪文を素早く唱え、紫色のウエーブ状の光線を放とうとした


時だった。


(ヤバイ、俺はどうしたらいいんだろう)


俺は心で、そう思った。


 倉庫の壁に大きく空いた穴から、銀色の物体が入って来た。



”ビユーン彡”


「バーバリアンレーザー!」


”ビシュー”


(なんだあれ!?)













 銀色の水上バイクのような乗り物に乗った……。


(あれ!?トム(バルジャン)さんか?)


そう、それは、宇宙シェリフバルジャンの専用エアーバイク


だ。


\ズキュン/


「ガハッ、」


背中をバーバリアン(宇宙シェリフバルジャンの専用エア


ーバイク)の光線で撃たれた執事風の男が、前に倒れそう


になる。


「おのれぇ~またしても邪魔をするか!」


倉庫内を飛び回るトム(バルジャン)さんを睨み言う


執事風の男。


「バーバリアンレーザー!」


”ビシュー”


そんな言葉にも、お構いなしに、執事風の男の隣に居た


レッサーデーモンに向け、自身が乗るエアーバイクから、


光線を撃つトム(バルジャン)さん。 


\ズキュン/


\\グギャ!//


トム(バルジャン)さんのエアーバイクの光線を受けたレッ


サーデーモンが、声とも泣き声ともわからない声を出し


絶命する。


絶命したレッサーデーモンは、その肉体が崩れて消えて行


った。


「チョー!」


トム(バルジャン)さんが、エアーバイクから俺の元に跳ぶ。


エアーバイクは、トム(バルジャン)さんが、飛び降りると


同時に消えた。


 この”バーバリアン”と名付けられた、宇宙シェリフ


バルジャンの専用エアーバイクは、当然、トム(バルジャ


ン)さんのブランチの能力により出現させるものなので、


トム(バルジャン)さんが離れれば、消えるらしい。


\スタッ/


俺の元に降りるなり、


「テンタ、これをベルトのバックルに着けろ!」


と楕円形の金属板を俺に渡した。


「はい」


俺はまず、抱いている三毛猫オトアを下してから、


それを受け取り、ベルトのバックルに付ける。


で、


赤着せきちゃく!」


以前訓練で教えられた変身ポーズをとると……。


ベルトバックルに取りつけた、楕円の金属板が光る


と同時に俺の体が赤い光に包まれた。


と次の瞬間!


俺は、赤いコンバットスーツ姿になると同時に、


「宇宙シェリフバルバン!」


と、これも事前にトム(バルジャン)さんに教えられた


決めのポーズをとる俺。


 そこへ、タッキーさんと、ユウジンさんが駆け付ける。


「トム……いや、バルジャン」


タッキーさんの言葉に、


「ん?……何でお前らがここに居る」


と聞き返すも、


「そんな場合じゃなさそうだぜバルジャン」


とユウジンさんが、目で悪魔達を見て言う。


「ああ、そうだった」


と執事風の男と残ったレッサーデーモン1体を見て言う


トムさんに、タッキーさんが言う。


「俺達も手伝おうか?」


の言葉に、


「いや、俺とバルバン(テンタ)で、十分だ、お前達は


CG隊の方を頼む」


と言うトム(バルジャン)さんに、


「わかった」


と答え、ユウジンさんを連れ、CG隊のキリマ隊長(獅子人)


とフルシー隊員(虎人)所に向かい、ポインターの下敷きになっ


ているバル隊員の救出を手伝うのだった。














「オノレ~こうなったら!」


と執事風の男が言うと、目で自身の横に居る最後の1体のレッサ


ーデーモンに合図をする。


すると、こちらに猛然と突っ込んできた。


「シルバーバスター!」


「レッドバスター!」


俺とトム(バルジャン)さんは、右の太腿の装甲を開き、ビーム


ガン(光線銃)を取り撃つ。


”ビシュー”


”ビシュー”


\バシュン/、\バシュン/


突っ込んで来る、レッサーデーモンの持っている盾を吹っ飛ばすも、


なお、突っ込んで来るレッサーデーモン。


「何っ!」


「えっ!」


驚きはしたが、ここは俺もトム(バルジャン)さんも冷静に、


「シルバーバスター!」


「レッドバスター!」


”ビシュー”


”ビシュー”


ビームガン(光線銃)を再び放つ。


レッサーデーモンは俺達が放つビーム(光線)を受け、


\ズキュン/、\ズキュン/


\\グギャ!//


レッサーデーモンが、声とも泣き声ともわからない声を出し


絶命する。


絶命したレッサーデーモンは、その肉体が崩れて消えて行


った。


 が、


この間に執事風の男が呪文を唱えていた。


「無の具現たる深淵よ 滅びを誘う竜の顎よ 盟約の言葉


により 我が前にある敵に喰らいつけ、ディス・ファング!」


すると、執事風の男の頭上に、黒い大きなドラゴンの頭が


出現する。


\\ギャオーン//


執事風の男の言葉に彼の頭上にある黒い大きなドラゴンが、


俺達を食べようと襲ってくる。


俺に目で合図するトム(バルジャン)さん。


トム(バルジャン)の合図と共に俺とトム(バルジャン)さん


は、右の腰の装甲を開き、ライトソードを取り出す。


そして、光の刃先を出し、


\ピシュ~ン/


\ピシュ~ン/


「バルバン(テンタ)行くぞ!チョー!」


そうトム(バルジャン)さんが俺に声を掛け、地面を蹴って


ジャンプする。


ダブル宇宙シェリフ ダイナミック!」


\\ズバッ//


そうトム(バルジャン)さんが叫び、黒いドラゴン共々執事風


の男を唐竹割(頭からまっすぐ切りつける)。


\\ズバッ//


それに少し遅れて、俺が地面を蹴ってジャンプし、黒いドラゴン


共々執事風の男を袈裟切り(斜めに切りつける)する。


「ガハッ…ケハッ、!」


自身が出した、ドラゴン共々切り付けられた執事風の男は、


口から黒い血を吐き……。


「バンバ様ぁ――――っ!」


と断末魔の声を吐き、体が崩れて行き、やがて消えて行った。


「ふぅ~」


と俺は息を吐くのだった。












「聖なる癒しのその御手よ 母なる大地のその息吹 願わくば 


我が前に横たわりしものに今一度の力を与えんことを願うリカ


バリイ」


タッキーさんが、ポインター号の下敷きになり、ろっ骨を折っ


たバル隊員(犬人)に治療魔法をかけた。


「うっぅ~」


そう唸るバル隊員に、タッキーさんが声を掛ける。


「俺の治療魔法はレベルが低いから、応急処置程度だけど」


「ああ、ありがとうございます、大丈夫、もう何とか歩けま


すから」


と言いながら、自身で立とうとするバル隊員(犬人)に、


「無理するな、もう少ししたらアンヌ隊員(猫人)が来るから、


それまでお前はここでじっとしていろ」


とキリマ隊長(獅子人)に言われ、


「あっ、はい」


と答えるバル隊員(犬人)だった。


キリマ隊長(獅子人)は、バル隊員(犬人)に声を掛けた後、


トム(バルジャン)さんに向かって、


「ありがとうバルジャン(トム)助かったよ」


とお礼を言い、


「ああ、間に合ってよかった」


と、トム(バルジャン)さんとキリマ隊長(獅子人)は、


握手する。


「ところで、キリマ隊長、アンヌさんは無事だったんですか?」


と、そんな2人の所に行き俺は言う。


「ああ、眠らされてただけだからなw」


と苦笑いのキリマ隊長。


そんなキリマ隊長が真顔で俺に言う。


「我々が護衛していながら、すまなかった、怖い思いをさせ


てしまったようだ」


と俺に謝って来た。


「いえいえ、そんな」


と恐縮する俺。


「しかし、人間……しかも、転生者を使ってくるとはなぁ」


とバルジャン(トム)さんがポツリと言うと、


「でも、だから俺達がここに居たわけでだぜ、バルジャン(トム)」


と笑顔で言うユウジンさんに、


「まぁ、そうだけどなw」


と笑顔で返すバルジャン(トム)さんに、さらにユウジンさんが、


「俺達に感謝しろよw」


と続けて言うと、


「ああ、感謝してるぜ、ユウジン、タッキー」


とユウジンさんの肩を叩きながら、タッキーさ方を見て言う。


そのバルジャン(トム)さんに、タッキーさんはウインクで返す。


(仲いいんだなトムさん達)


”Zzz”


そんなことを思いながら、俺の腕の中ですやすや眠る三毛猫オトア


を見て三毛猫オトア体を撫でながら思う。


(ありがとうな、ピンチの時助けてくれてw)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ