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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 悪魔時空
187/204

186話 復活のBファイター

カクヨムにても同時掲載しています

https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457





-----(第三者視点)------☆




”ピー”====


”ピー”====


”ピー”====


ヘカトンデーモンニュームゴーレムが集まり変形した大きな


鳥達が一斉に目から光線を放ち『サー専用ザム』(サー)を


襲うが、それを右に左に、上に下にと素早くかわしながら、


「あまいな!」


『サー専用ザム』(サー)は言う。


そして、大きな鳥達の攻撃の合間を縫って反撃する。


”ビシュン”====


\ビッシャーン/


\ジュルジュルジュル~/


『サー専用ザム』(サー)のアシッドライフルから放たれた溶解液を


浴び一体の大きな鳥が溶ける。


それを見た※1ベダンは、悔しい表情で


「こざかしい真似を!」


と言うと、そんな※1ベダンに『サー専用ザム』(サー)は再び


言う。


「戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ!」


それを聞いた※1ベダンは、


\キーッ/


とヒステリーを起こし、


「ならば、これでどうぉ?」


「フェザーテンペスト!」


と言いながら、大きな鳥達に攻撃の指示をすると


大きな鳥達は一斉に翼を広げ、


”シュッ”====


”シュッ”====


”シュッ”====


自身の翼に生える羽を飛ばす。


 しかし、その羽の嵐とも言える一斉の羽攻撃も、『サー専用


ザム』(サー)は華麗に避けるが……。


そこに、※1ベダンが自身の手に魔法の杖を出し、


\\☆バリバリバリ☆//と雷撃を放った。


\\ズバーン//


大きな鳥達の放つ羽の嵐をかいくぐっていたさすがの『サー専


用ザム』(サー)も、不意を突かれた※1ベダンの攻撃に


避け切らず、※1ベダンの放った電撃を左腕に受けてしまった。


「ちぃーっ!」


※1ベダンの電撃を受けた『サー専用ザム』(サー)の左腕は


吹っ飛び、思わずその場に膝を着く『サー専用ザム』(サー)。


「これで終わりよ」


膝を着く『サー専用ザム』(サー)に薄笑いを浮かべた


※1ベダンがそう言うと、再び大きな鳥達に向かって、


「光線とフェザーテンペストで一斉攻撃!」


と命令するのだった。













 ※1ベダン命令に傷ついた『サー専用ザム』(サー)が、


今まさに危機を迎えていたその時だった。


”ビシュン”====


”ビシュン”====


\ビッシャーン/、\ビッシャーン/


突然、飛んできた酸の液体に『サー専用ザム』(サー)に一斉


攻撃を仕掛けようとしていた15体の大きな鳥達の内2体の


大きな鳥が、酸の液体を浴び溶けて行く。


\ジュルジュルジュル~/


「いったい何っ!」


驚く※1ベダンは、液体が飛んできた方を見ると。


\ゴー/


と金属の大地を滑るように大きな鳥達の方に黒い物体が迫って


来る。


 そう、かつて『黒い巨星』と呼ばれた男『ダム』(ダンバ)その


人だった。


「金色の彗星も地に落ちたのかw」


軽快に地面に膝を着き、満身創痍の『サー専用ザム』(サー)


に言と、


片腕を失い膝を地面についていた『サー専用ザム』(サー)は、


すくっと立ち上がり、


「なぁ~に、まだまだ終わらんよw」


と言った。


「いぃー!」


2人の会話にヒステリーを起こす※1ベダン。


「早く、奴等をやっておしまい」


といつになく強く大きな鳥達に命令するが……。


”ビシュン”====


”ビシュン”====


\ビッシャーン/、\ビッシャーン/


今度は上空から大きな鳥達を酸の液体が襲う。


\ジュルジュルジュル~/


「何っ、今度は上から!?」


と驚き液体が放たれたであろう上空に目を向けると。


そこには、銀色の大きな物体が上空から※1ベダンや


大きな鳥達に迫って来るのが見えた。


そう、『連邦の銀の悪魔』と呼ばれた男『バンダム』


(アロム)だった。


その姿を見た※1ベダンは再び


「いぃー!」


ヒステリーを起こすと、


「えぇ~い、もういい、私自らあいつらを倒す!」


と宣言したかと思うと持っていた魔法の杖を捨て、


「ボティス!」と叫ぶと、※1ベダンの体を黒い


煙が包みこんだ。


 次の瞬間、黒い煙が徐々に巨大化し、現れた姿は……。


身長100mの巨大な銀色のアイアンゴーレムの姿だった。


それだけではない。


巨大なゴーレムは、


「お前達はもうよい」


と告げると残っていた金属の大きな鳥達を吸収し、


さらに巨大なアイアンゴーレムの姿へと変わったのだった。













 そしてその巨大なアイアンゴーレム(ベダン)は、右腕を突


き出し、右手の指をミサイルのように地上から迫る『ダム』


(ダンバ)向け、左腕を空中から迫る『バンダム』(アロム)


に向け発射する。


\ボシュッ/、\ボシュッ/、\ボシュッ/、\ボシュッ/、


\ボシュッ/


 しかし、それをホバー走行を生かした高速移動で避ける


『ダム』(ダンバ)。


 空中から迫る『バンダム』(アロム)も同様に背中のバー


ニアを噴かし、とても空中からの落下途中とは思えない


回避行動をとる。


「な・何っ!」


巨大なアイアンゴーレム(ベダン)は、発射して失った指


をすぐさま再生させると、再び2人に向け発射した。


\ボシュッ/、\ボシュッ/、\ボシュッ/、\ボシュッ/、


\ボシュッ/


 しかし、再び発射した指も華麗に避けられてしまった。


「あまい!」


”ビシュン”====


\ビッシャーン/


『バンダム』(アロム)は回避しながら巨大なアイアン


ゴーレム(ベダン)の右手を手に持つ2丁のアシッドライ


フルで撃ち抜いた。


\ジュルジュルジュル~/


「フン、中々やるわね~」


と言いながら溶けた右腕をすぐさま再生させるだけでなく、


自身が立っている金属の大地から金属を吸収し、さらに


巨大化して行く。


「っくそ!」


と呟く『バンダム』(アロム)に大地に立つ『サー専用


ザム』(サー)が言う。


「奴はこの金属の大地に立っている限り、いくらでも金属


を吸収し、巨大化できるぞ」


その言葉に、『ダム』(ダンバ)は、軽い口調で、


「だったら、こいつを浮かせればいいw」


と言うと、すかさず『サー専用ザム』(サー)


が『ダム』(ダンバ)に聞く。


「どうやって」


その言葉に、『ダム』(ダンバ)は


「……」


と答えられないでいた。













 一方、そのころホワイトキャッスルのハンガーでは


……。


「スレンダーBファイター出る!」


再び変身ブランチできるようになったスレンダーは、


『Bファイター』(スレンダー)の姿になる。


そして、ハンガーに居た整備士たちが慌てるように、


『Bファイター』に後付け装備を取り付ける。


『Bファイター』の先端上部に20mmバルカン砲を


2門、下部にはミサイルポッド、そして後部下部にある


ウエポンベイには、大掛かりな装置を取り付けた。


「おい、ぶっ飛ばされたくなかったら早く離れろ!」


と作業員たちに怒鳴りつけるや否や、『Bファイター』


(スレンダー)は、ホワイトキャッスルのハンガー


から勢いよく飛び立った。













 巨大なアイアンゴーレム(ペダン)を囲む『バンダム』


(アロム)、『サー専用ザム』(サー)、『ダム』(ダンバ)。


 『サー専用ザム』(サー)は、巨大なアイアンゴーレム


(ペダン)の正面で、『ダム』(ダンバ)は、巨大なアイア


ンゴーレム(ペダン)の右側、そして、『バンダム』


(アロム)は、巨大なアイアンゴーレム(ペダン)の


真後ろに……。

 


 『バンダム』(アロム)達が持っているアシッドライフルで


3人が一斉に攻撃し、巨大なアイアンゴーレム(ベダン)の


体の一部を熔かすが……。


巨大なアイアンゴーレム(ペダン)は、自身の体の欠損部分が


出来るたびに金属の大地から金属を吸収し、瞬時に欠損部分の


再生だけにと止まらず、そのたびに自身の体を巨大化し強化する。


 また、巨大なアイアンゴーレム(ペダン)は全身を棘状の突起


物で覆い、それを『バンダム』(アロム)達に向け、一斉に放射


するが、その攻撃を、


「見える!」


「あまいな!」


「ザムとは違うのだよ、ザムとは……!」


と言いながら避けまくる3人。


 両者とも、相手にダメージを与えられず、膠着状態だった。


そんな時、\キーン/と爆音を響かせ空から迫る飛行物体が


あった。


\\バリバリバリ//


その飛行物体は空から地上に居た巨大なアイアンゴーレム


(ベダン)目掛け、バルカン砲を放った。


中尉スレンダー!」×3


空を見上げた『バンダム』(アロム)達が思わず、その飛行物体


を見て叫ぶが……。


その攻撃にびくともしない、巨大なアイアンゴーレム(ペダン)。


「ふん、そんな攻撃が私には通用しないわ」


と巨大なアイアンゴーレム(ペダン)は口にすると、すぐさま


空から迫る『Bファイター』(スレンダー)に向け前進の棘状の


物を飛ばすが……。


\シュンッ/、\シュンッ/、\シュンッ/


それを華麗に回避する『Bファイター』(スレンダー)。


「キー!、何で当たらないのよ――」


とヒステリーを起こす巨大なアイアンゴーレム(ペダン)。


そんなことはお構いなしに、『Bファイター』(スレンダー)


は、『バンダム』(アロム)達に


「あれを使うから、少佐サー達はここを早くはなれろ!」


と告げた。


「えっ!?」


「何を……」


「まさか!」


その言葉に驚く『バンダム』(アロム)、『ダム』(ダンバ)、


『サー専用ザム』(サー)。


そんな3人に対し、


「良いから早く!」


と再び『Bファイター』(スレンダー)が言うと、『サー専用ザム』


(サー)が、覚悟を決めた様に頷き、


「わかった」


と答えると、『バンダム』(アロム)も、覚悟を決めたのか、


「わかったよ中尉スレンダー


と言いい、続いて『ダム』(ダンバ)は少し呆れたように、


「ホント、おスレンダーは、無茶するな」


と言うと、『Bファイター』(スレンダー)は、


「これ戦争なんだよねぇ」


と冗談交じりで返答する。


それを聞いた『バンダム』(アロム)、『ダム』(ダンバ)、


『サー専用ザム』(サー)の3人が一斉にその場から


立ち去ろうとした時だった。


「そうはさせないわよ」


と再び全身の棘状の物を放とうとした時だった。


『Bファイター』(スレンダー)は取り付けたミサイルを


巨大なアイアンゴーレム(ペダン)目掛け一斉に全弾発射


する。


\ブシュ~/、\ブシュ~/、\ブシュ~/、\ブシュ~/


そしてそのミサイルが全弾命中する。


\\ボカン//、\\ボカン//、\\ボカン//


「っく……」


『Bファイター』(スレンダー)のミサイル攻撃で、


一瞬怯む巨大なアイアンゴーレム(ペダン)。


その隙に、『バンダム』(アロム)達3人は戦線を


離脱し、ホワイトキャッスルへ帰還して行くのを


見た『Bファイター』(スレンダー)は自身の


下部の後部にあるウエポンベイを開き、


\ポ~ン/


と黒い光弾のようなものを放った。


放たれた黒い光弾は、見事巨大なアイアンゴーレム


(ペダン)の腹に命中……すると、巨大なアイアン


ゴーレム(ペダン)の体にすぐさま異変が起こった。


「な・なんなのこれ!?」


巨大なアイアンゴーレム(ペダン)の腹に命中した


黒い光弾の方に巨大なアイアンゴーレム(ペダン)


の体が吸われ行くのだ。


「う"ぅ"ぅ"…」


そして、その黒い光弾は、巨大なアイアンゴーレム(ペダン)


の体を吸いつきしただけにとどまらず、その周りの金属の大地や


山々、果てはその周りの空間までも吸いだしたのだった。


 これは、『ブラックホールクラッシャー弾』と言い、


量子サイズのマイクロブラックホールを特殊な重力場で


閉じ込めた物を撃ちだす武器で、あまりの威力に通常は


地上では使用はされない武器だある。


「ウオ~!!!!」


その強力な武器を放った『Bファイター』(スレンダー)


自身その重力場から逃れようと必死で自身のバーニアを


全開でふかしてはいるが……。


逃げだすどころか、その黒い光球に、ジリジリと引きつけ


られて行っていた。


「こ・この~!!!」


それでも、必死でバーニアをふかす『Bファイター』(ス


レンダー)だったが、突然、さっきまで居た真暗な空に


金属の大地が広がる空間が一瞬で消えたかと思うと、


今まで引き込まれそうになっていた重力が消えた。


「あれ!?」


と口にした途端、『Bファイター』(スレンダー)は、


自身を引っ張る物がなくなったので、ものすごい勢いで、


ホワイトキャッスルのハンガーに突っ込む。


\\キュルキュル//、\\ドカン//、


\\ドンガラガッシャン//


ホワイトキャッスルのハンガーに思いっきり突っ込んだ


『Bファイター』(スレンダー)はハンガーのあちらこちらに


ぶつかり、ハンガーの壁や装置を破壊した挙句、自身も


バラバラに……なったかと思うと光に包まれた後、


『Bファイター』の姿から元の人間の姿へと変わるの


だった。


そこへ、先に戻て変身ブランチを解いていたルーク(アロム)


や、キャスバル(サー)にゲルト(ダンバ)が心配そうに


駆け寄り、


「大丈夫かフレヂー(スレンダー)」


「しっかりしろフレヂー(スレンダー)」


ルーク(アロム)や、キャスバル(サー)が声を掛け、


動かないフレヂー(スレンダー)の顔にゲルト(ダンバ)が、


平手を1発お見舞いする。


\パチン/


「しっかりしろフレヂー(スレンダー)!」


と言いながら、さらにフレヂー(スレンダー)の体を揺さぶる


ゲルト(ダンバ)。


すると、


「う"ぅ"ぅ"…」


とうねり声を出したかと思うと、急に\ガバッ/と


起き上がり、


「ここは、どこだ」


と言いながらあたりをキョロキョロ見回し、


仲間の顔を確認すると、


「なぁ~んだ」


と呟いた。


それを聞いたゲルト(ダンバ)は、


「何だとは、何だ、散々心配させやがって……この野郎!」


と思わず拳をあげる。


それを必死で止めようとするルーク(アロム)とキャスバル


(サー)だった。



========================


※1ベダン  黒い体色で、顔がウミウシ人間の手足の女



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