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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 悪魔時空
181/204

180話 氷の大地の攻防

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457






-----(第三者視点)------☆






一面氷の大地が続き、その上空は真暗だった。


その真暗な空では……。


 クリスタルマン(ニム博士)が左の二の腕にあるブレスレットを


触ると……10本の苦無へと変わる。


それをクロスたる念力で、空中に浮かぶ『ヘカトンデーモン サイク


ロプス ドラゴン』数体に向け放つが……。


「ヘア!」


\カッキーン/、\カッキーン/、\カッキーン/


『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』の硬い表皮はそれを


跳ね返す。


「ならば!」


クリスタルマン(ニム博士)はそう言うと、跳ね返された苦無を再び


クリスタル念力で操り、今度は、『ヘカトンデーモン サイクロプス 


ドラゴン』の一つしかない目に突き刺す。


\\ぐぇ~!//×10


『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』は、悲鳴のようなもの


をあげ、目に刺さった苦無を抜こうとするが……。


『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』の目に苦無が刺さった時、


痛みからか、『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』が全身から


放つ悪魔闘気が一瞬消える。


それをクリスタルマン(ニム博士)の横で見ていた、クリスタルマンエメ


ラルド(ガレン)のカード怪獣の1体である怪鳥ウインタム(銀色の鳥)


はすかさず、3体の『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』目掛け


自身の口から超音波を放つ。


((((キュイーン))))


\\ボーン//、\\ボーン//\\ボーン//


3体の『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』の体は爆発し、


粉々になる。


と同時に、クリスタルマン(ニム博士)は残り7体に向け、腕を×印


に組み必殺のクリスタリューム光線を放った。


”シャー”☆======


\\ボーン//、\\ボーン//\\ボーン//


7体の『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』は、クリスタリ


ューム光線を浴び爆発四散する。


 その傍らにクリスタルマンエメラルド(ガレン)が居た。


クリスタルマンエメラルド(ガレン)も左の二の腕にあるブレスレットを


ブーメランに変え、『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』に


向かって投げるが……。


((((クルクルクル))))


\\ガッキーン//


『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』の硬い表皮に阻まれ、


弾かれてしまう。


「なら」


クリスタルマンエメラルド(ガレン)は、『クリスタルフェニックス』


に乗るクリスタルマントパーズ(グロル)に向かって念話する。


≪グロル、例の光線をブーメランに撃ってくれ≫


≪了解!≫


そうクリスタルマントパーズ(グロル)に念話で告げると、クリスタル


マンエメラルド(ガレン)は、自身の前にブーメランを念力で浮かせる。


と、同時に『クリスタルフェニックス』の先端からビームが撃たれた。



”ビー”☆======


\\ビシャーン//


『クリスタルフェニックス』から放たれたビームがクリスタルマンエメ


ラルド(ガレン)が空中に止めたブーメランに命中すると、ブーメラン


はその光のエネルギーを吸収し光り輝く。


と次の瞬間、


「ディア!」


と掛け声とともにクリスタルマンエメラルド(ガレン)が手でブーメランを


撃ちだすポーズをとると、


((((クルクルクル))))


と回転しだし、10体の『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』


が居る方へ飛んで行く。


\\ズバーン//、\\ズバーン//、\\ズバーン//


クリスタルマンエメラルド(ガレン)が放ったブーメランは、10体の


『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』の首を次々切り落として行く。


首を斬られた『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』は、そのまま


地上へと落下して行き、地上で待ち構えていたクリスタルマンエメラルド


(ガレン)のカード怪獣の1であるミラタウロス(ウシ型の2足歩行)と、


アキュラ(トリラトプス型)が落ちてくる『ヘカトンデーモン サイクロ


プス ドラゴン』に向け、アキュラ(トリラトプス型)は口から炎を吐き、


ミラタウロス(ウシ型の2足歩行)は大きな2本の角から超振動を放ち、


5体は炭に、5体は粉々に砕いたのだった。


 しかし、その様子を見てクリスタルマン(ニム博士)は呟く。


「まだ20体か……」













 一方、 一面氷の大地の別の場所では……。


「とう~ソルジャークロー!」


\カッキーン/


「なに!必殺のソルジャークローが効かない!」


自身の必殺技が『ヘカトンデーモンニュームビートル』に効かず、


驚く仮面ソルジャーブラック(楊)。


 しかし、そんな仮面ソルジャーブラック(楊)に仮面ソル


ジャーホワイト(周)が言う。


「なら、例のあれを使おう」


その言葉に仮面ソルジャーブラック(楊)に頷くと、


変身ブランチ後装着したブーツのダイヤルを回し、


「とう!」


とジャンプした。


空中高くジャンプする仮面ソルジャーブラック(楊)。


すると空中で一回転すると、再びブーツのダイヤルを回す。


そして、自身の体をきりもみ状に回転させながら、『ヘカト


ンデーモンニュームビートル』の頭上へ落ちて行き、


「ソルジャーきりもみシュート!」


と叫び『ヘカトンデーモンニュームビートル』胸を両足で蹴る。


\\ドカーン//


仮面ソルジャーブラック(楊)に蹴られた、『ヘカトンデーモン


ニュームビートル』は粉々に散って行くのだった。


 因みに仮面ソルジャー達は変身ブランチ後、クレアド星


の技術で製作された重力ブーツを履いており、この重力ブーツは


ブーツに備え付けられたダイヤルを回すことにより、0Gから


100Gまで自身にかかる重力を変化させる能力がある。


「じゃぁ、俺も」


と仮面ソルジャーブラック(楊)の闘いを見た仮面ソルジャーホワイト


(周)が言うと、


「とう~!」


仮面ソルジャーブラック(楊)と同じようにブーツのダイヤルを回し、


シャンプする。


そして、同じく空中でで一回転すると、再びブーツのダイヤルを回す


が、仮面ソルジャーホワイト(周)は、きりもみはせずにそのまま


一気に両足から『ヘカトンデーモンニュームビートル』目掛け落ちて


行き、そのまま両足で『ヘカトンデーモンニュームビートル』の胸を


蹴る。


\ビシッ/


『ヘカトンデーモンニュームビートル』の胸にひびが入った瞬間、


再びブーツのダイヤルを回し、『ヘカトンデーモンニュームビートル』


の胸を蹴り空中へジャンプし、空中でそのままクルリと反転したかと


思うと、再びブーツのダイヤルを回し、そのまま両足で『ヘカトンデ


ーモンニュームビートル』の胸目掛けて落ちて行く。


「ソルジャー反転キック!」


\\ドカーン//


再び仮面ソルジャーホワイト(周)が両足で『ヘカトンデーモンニ


ュームビートル』の胸を蹴ると、『ヘカトンデーモンニュームビートル』


は粉々になって散っていったのだった。


その様子を見ていた2体の『ヘカトンデーモンニュームビートル』


が、慌てて背中の殻を広げ中の羽を出し、飛ぼうとするが、


「おいおい、何処へ行く気だ」


と自身のブーツのダイヤルを回すと同時に今まさに飛び立とうとする


2体の『ヘカトンデーモンニュームビートル』の両足を仮面ソルジャー


レッド(呉)と仮面ソルジャーバイオレット(黄)がそれぞれつかみ。


飛ぶために背中の殻を広げ、無防備となった『ヘカトンデーモンニュ


ームビートル』の背中にそれぞれ、


「フレイムクロー!」


「エレクトリッククロー!」


とそれぞれの必殺技の手の甲から出る3本の爪を突き刺し、仮面ソルジャー


レッド(呉)は炎を、仮面ソルジャーバイオレット(黄)は電撃を見舞う。


それぞれ、炎と電撃を受けた『ヘカトンデーモンニュームビートル』達は


黒焦げとなる。


「へへーん!」


と自慢げに喜ぶ仮面ソルジャーバイオレット(黄)だったが、そんな仮面


ソルジャーバイオレット(黄)の後方から、『ヘカトンデーモンニューム


ビートル』の1体が襲って来た。


「危ない!」


それを教えようと叫ぶ仮面ソルジャーブラック(楊)。


が、しかしその時だった。


”ビー”☆======


仮面ソルジャーバイオレット(黄)の後方から、ビームが飛んできて、


\\ビシャーン//


仮面ソルジャーバイオレット(黄)を襲おうとした『ヘカトンデーモン


ニュームビートル』に命中し、ビームが当たった『ヘカトンデーモン


ニュームビートル』は蒸発する。


仮面ソルジャーバイオレット(黄)は何事かと思い振り返ると、仮面ソル


ジャーバイオレット(黄)のはるか後方に、自分達が乗って来たシャトルが


見える。


「なんだボギ098か……サンキュウw」


と言いながらシャトルに向かって親指を立てるのだった。












 再び、クリスタルマン(ニム博士)達。


『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』の半数をようやく倒した


のだが……。


\\☆ピカピカ☆//


クリスタルマン(ニム博士)とクリスタルマンエメラルド(ガレン)の


額にあるクリスタルとエメラルドクリスタルが点滅しだす。


「うぅ……そのそろ限界か」


クリスタルマン(ニム博士)とクリスタルマンエメラルド(ガレン)の


変身ブランチの制限時間が近づく。


「よし、グロル達と交代しようガレン」


とクリスタルマン(ニム博士)がクリスタルマンエメラルド(ガレン)


に声を掛ける。


「ハァ、ハァッ……分かりました」


クリスタルマン(ニム博士)の声掛けにクリスタルマンエメラルド(ガレン)


は、息を切らしながらそう頷く。


「戻れ、ウインタム、ミラタウロス、アキュラ!」


まずは自身のカード怪獣をカードに戻し、


≪交代だ≫


とクリスタルマントパーズ(グロル)に念話を飛ばすと、『クリスタル


フェニックス』から、


「ヘア!」


「テーイ!」


「トアー!」


という掛け声とともに、クリスタルマントパーズ(グロル)と、クリスタル


マンサファイア(ルフーン)、そしてクリスタルマンルビー(カラン)の


3人が飛び出し変身ブランチする。


それを見たクリスタルマン(ニム博士)とクリスタルマンエメラルド(ガレン)


がゆっくりと氷の地上へと降りる。


それを見た『クリスタルフェニックス』のオペレーターのボギ133は、『クリ


スタルフェニックス』を3つに分離する。


『クリスタルフェニックス』の先端部分のアルファー号と『クリスタルフェニッ


クス』の上部のベーター号、そして本体であるガンマー号である。


 アルファー号は、『クリスタルフェニックス』の先端部分が分離したもので、


小型戦闘機、そして『クリスタルフェニックス』の上部が分離したベーター号


は中型攻撃機、そして本体のガンマー号は大型輸送機の役目を果たす。


分離したアルファー号とベーター号は分離後すぐさま残りの『ヘカトンデー


モン サイクロプス ドラゴン』の攻撃に向かい、残ったガンマー号は地上へ


と着陸し、変身を解いたニム博士クリスタルマンとガレン(クリスタル


マンエメラルド)を回収するのだった。


 しかし、その時だった。


今まで動きを見せていなかった『ヘカトンデーモンバンドック』が動き出した


のだった。


それを見たクリスタルマントパーズ(グロル)は、クリスタルマンサファ


イア(ルフーン)とクリスタルマンルビー(カラン)向かって言う。


「俺とルフーンで、あのデカ物を相手する、カランは『クリスタルフェニ


ックス』と共に残りの『ヘカトンデーモン サイクロプス ドラゴン』達


を頼む。


その言葉にクリスタルマンサファイア(ルフーン)とクリスタルマンルビー


(カラン)は頷き。


クリスタルマンサファイア(ルフーン)は、クリスタルマントパーズ(グロル)


と共に動き出した『ヘカトンデーモンバンドック』へと向かうのだった。






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