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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 悪魔時空
179/204

178話 罠の宮殿

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457




-----(第三者視点)------☆




 夜空のような真っ暗な空。


 しかし、地上は昼間のように明るい。


凡そサッカーコート10面はあろうかと言う広い庭園に


強制着陸させられたチーム『ゴライジャー』が乗るバリ


バリンとチーム『デビライザー』とチーム『アメヒロ』


が乗るシャトルがそこにあった。


チーム『ゴライジャー』やチーム『デビライザー』と


チーム『アメヒロ』のメンバーはそれぞれ乗って来た


バリバリンやシャトルから降り地上に立った。


「ねぇねぇ、空が真っ暗なのに地上は明るいのね」


とチーム『デビライザー』のマヤ(デーモンレディー)


が言うと、それを受けてチーム『アメヒロ』のアルウェン


(サイキックレディー)が、


「そうね、不思議なところね」


と返すと、


「それが悪魔時空ってやつじゃないのか」


とチーム『ゴライジャー』のヴィスタ(マッハライジャー)


が言うと、少し冷めた目でアルウェン(サイキックレディー)


が、


「それを言えば、会話は終わってしまうわよ」


と言い返す。


すると、チーム『デビライザー』のチャド(ガマタン)が


そんな会話を無視するかのように言う。


「しっかし、ここは広い公園だなぁ~」


それに対し、同じチームのエディー(ザマタン)が、


「そうだな……サッカーコート10面ぐらいはあるか」


と同意するように発言するとチーム『ゴライジャー』の


ダニエル(フリーズライジャー)が、いかにもそれを


訂正するかのように、


「公園……と言うより庭園だな」


と2人に告げると、チャド(ガマタン)とエディー


(ザマタン)は声をそろえて、


「「庭園!?」」


と聞き返すと、ダニエル(フリーズライジャー)は


「ここにある植えてある木はきれいに刈り込んであるし、


所々に東屋も点在してるだろ、それに……」


と言いかけたが、それに反論するようにチーム『デビライザー』


のジェシー(イマタン)が言う。


「いやいや、いくら高位の貴族の家でもここまで広い庭園


は見たことないですよ」


するとダニエル(フリーズライジャー)は、少し笑いながら


「いや、王ならあり得るだろう」


と言い返すと、ジェシー(イマタン)は、


「いや……まぁ、王ならあり得ますけど……それなら城が


あるはずじゃないですか」


と反論するが、そんなジェシー(イマタン)にダニエル


(フリーズライジャー)は顎を”クイ”とさせ言う。


「城はないがあっちに建物が見えるぞ」


するとそこに居たメンバー全員でダニエル(フリーズラ


イジャー)が示す方向見るとそこには確かに城とは違う


大きな建物が見える。


と、


「さしずめ、宮殿って感じだな」


とチーム『ゴライジャー』のリーダーチャック(サンライジャー)


呟くと、その”宮殿”って言う言葉にマヤ(デーモンレディー)が


、食い気味に聞く。


「それって、ベルサイユの!?」


その食い気味の質問にチャック(サンライジャー)は少し薄笑い


を浮かべながら、


「ベルサイユではないだろうが……宮殿だと思うぞ」


と返すと、マヤ(デーモンレディー)は目をキラキラさせながら、


「じゃ~、私達が宮殿の調査してくる~」


と言い残しその場を走り去ろうとすると、


「待て!」


と言ってチャック(サンライジャー)がそんなマヤ(デーモンレ


ディー)を止める。


そして、


「ここは、悪魔時空だ、何があるかわからん……だから


宮殿の調査は我々ゴライジャーが行く」


その言葉を聞いて、


「えぇ―――っ」


といかにも不満そうにふくれっ面で言うマヤ(デーモンレディー)


にチーム『ゴライジャー』のエレノア(ラブライジャー)が


慰めるように言う。


「宮殿の調査も確かに重要だけど、チャックが言った通り、


ここは悪魔時空なの油断はできないはわ、それに……あなたは


唯一今のメンバーの中で巨大化できる能力があるでしょ、私達


が宮殿の調査中に、乗って来たバリバリンやシャトルが奴らに


攻撃されないとも限らないじゃない、だからお願い、ここに


残ってバリバリンやシャトルを守ってほしいの」


その言葉を聞いたマヤ(デーモンレディー)は少々ふてくされた


ものの、


「ふぁ~い」


とエレノア(ラブライジャー)に同意するのだった。


それを確認するかのようにチャック(サンライジャー)が言う。


「俺達は宮殿の調査に向かう!チームチーム『デビライザー』


とチーム『アメヒロ』はここに残って、バリバリンとシャトルを


守ってくれ」


その言葉に一同が、


「ラジャー!」×12


と返事を返すと、再び自身のメンバーに向かって言う。


「変身して宮殿に向かう」


それにチーム『ゴライジャー』のメンバーが頷くと、5人そろて


「GO!」×5


と叫び変身ブランチすると、宮殿に向かって走り出すのだった。







 チーム『ゴライジャー』の面々は宮殿の中に居た。


「しっかし、広いでごわすなぁ~」


と宮殿の広さに感心するグランライジャー(ハンス)。


\カチッ/


その時、グランライジャー(ハンス)の足元から音がしたかと思うと、


\バッ/


グランライジャー(ハンス)の足元の床が開き、グランライジャー(ハンス)


はそのまま落とし穴に落ちようとしていたその時だった。


「危ない!」


音速を越えるスピードで、マッハライジャー(ヴィスタ)が、グランライジャー


(ハンス)を抱え、落とし穴の外へと押し出す。


「ふぅ~、危ない所でしたたい、たすかりもうした」


と額の汗をぬぐううしぐさで、グランライジャー(ハンス)は、マッハ


ライジャー(ヴィスタ)のお礼を言うが、そんなグランライジャー


(ハンス)にフリーズライジャー(ダニエル)が言う。


「しっかりしてくれよハンス」


と言うと、グランライジャー(ハンス)は


「すまんでゴンス」


と謝るのだった。


そして、さらに宮殿奥までチーム『ゴライジャー』は進むが……。


宮殿廊下に仕掛けられた罠にことごとく引っかかりそうになる


グランライジャー(ハンス)。


そんなグランライジャー(ハンス)にラブライジャー(エレノア)


は強い口調で、


「もうっ!ハンスしっかりして」


と怒り、そんなラブライジャー(エレノア)に、


「すまんでごんす」


と両手を合わせ平謝りのグランライジャー(ハンス)。


 しかし、そんな中、リーダーのサンライジャー(チャック)が目の前の


扉を見て、そこの書かれた文字を読む。


「んっ!?鏡の間」


サンライジャー(チャック)の言葉にすぐさまフリーズライジャー(ダニエル)


が言う。


「なんか胡散臭いな」


その言葉にマッハライジャー(ヴィスタ)も


「ああ、罠のに良いがプンプンする」


とフリーズライジャー(ダニエル)に同意するが、


「しかし、ここは行き止まりだ……進むにはここに入るしか


あるまい」


と言うと、


「ああ」


「まぁ、そうだな」


とフリーズライジャー(ダニエル)とマッハライジャー(ヴィスタ)も


同意する。


そして、今だグランライジャー(ハンス)に説教しているラブライジャー


(エレノア)に向かってサンライジャー(チャック)が声を掛ける。


「行くぞ2人共」


その言葉に、


「えっ!ああ」


と慌てて説教を辞めサンライジャー(チャック)の方にやって来る


ラブライジャー(エレノア)とグランライジャー(ハンス)達。


そんな2人を見て、リーダーのサンライジャー(チャック)が、


大きな扉を開ける。


\ギー/


リーダーのサンライジャー(チャック)を先頭にメンバー5人が


部屋に入ると同時に、


\バタン/


と扉が閉まる。


それを見てグランライジャー(ハンス)が慌てて


\ガチャ、ガチャ、ガチャ/


とドアノブを回すが、ドアはビクともしなかった。


「閉じ込められたか」


とサンライジャー(チャック)が呟きながらあたりを見回すと、


部屋の壁じゅうに鏡が張り巡らされていた。


「まさに鏡の間だな」


とフリーズライジャー(ダニエル)が呟いたその時だった。


「フフフフフ」


と笑い声がして、ゴライジャー5人の前に1人の女が立っていた。


\ピッ/


【デカデーモンメドゥーサ】



HP    2100+900


MP      800+700


運動性 500+450


攻撃力   1400+700


防御力   700+400


命中      88+5


回避 76+5


×1


 目から石化光線


※プラスはデカレッサーデーモンの強化数値


サーチしたその数値にサンライジャー(チャック)


は、


「俺達より能力が高いのか……」


と呟くが、そんなサンライジャー(チャック)に


フリーズライジャー(ダニエル)が、


「とはいえ、あっちは1人、こっちは5人だぜ」


と言うが……そんなフリーズライジャー(ダニエル)に


デカデーモンメドゥーサは笑いながら言う。


「フフフフフ、それはどうかな」


「何!」


とデカデーモンメドゥーサの言葉にフリーズライジャー


(ダニエル)が構えた時だった。


「いでよシャドーマン」


とデカデーモンメドゥーサが言うと、壁中の鏡の中から


\ヒヒー/


と雄たけびを上げながら黒い人間達が現れた。


\ピッ/


【シャドーマン】



HP    210


MP    200


運動性 120


攻撃力   300


防御力   88


命中      76


回避 66


×20


それを見たグランライジャー(ハンス)は少し


小ばかにしたように言う。


「なんですたい、よわっちーやつらですたい」


その言葉にフリーズライジャー(ダニエル)が


忠告する。


「確かに弱いが、奴等の実態は影だ、ハンス


お前の物理攻撃は効かないって事だぜ」


その言葉にグランライジャー(ハンス)は返す


言葉が見つからなかった。


そんなグランライジャー(ハンス)をよそに


リーダーのサンライジャー(チャック)は


メンバーに叫ぶ。


「アタック!」


隠してデカデーモンメドゥーサとゴライジャーの


闘いの火ぶたが切って落とされるのだった。





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