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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 悪魔時空
175/204

174話 決戦会議

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457





------(テンタ視点)------☆




「レッドバスター!」


”ビシューン=======


「バルバンクラッシュ!」


\\ズバーン//


\\ドスン//、\\ドスン//


 ベヒモスの脳天をファイザー銃で貫き、以前謎の洞窟


のボス部屋で倒した※1ヴァジェトをプラズマソードで、


切り裂いた。


「す・げー」


その威力に驚きを覚えながら、武器のテストを終え、


宇宙船のある村へと俺は帰るのだった。


 武器のテストを終えた次の日、ガレン(クリスタルマン


エメラルド)さんが皆を連れて宇宙船ジェイナスにやって


来た。


「心配かけやがって」


「心配したのよ」


「無事だったか」


「無事でよかったべぇ」


「もう、探したのよ」


「うん、探した探した」


トム(バルジャン)さん、ミリー(トム妻)さん、


ガイゼル(ガンボー)さん、アナ(ガイゼル妻)さん、


シェリー(トム長女)さん、タミー(トム次女)さん


が俺に駆け寄り声を掛けてくる。


「ニャー」


俺の横に居る三毛猫エードラムさまを見て、


「おお、オトアも無事か!」


「よかったわ」


「よかった、よかった」


「よかったべぇ」


とトム(バルジャン)さん、ミリー(トム妻)さん、


ガイゼル(ガンボー)さん、アナ(ガイゼル妻)さん


三毛猫エードラムさまに声を掛ける中、徐に


シェリー(トム長女)さんが徐に三毛猫エードラムさまを抱き


上げ、自分の顔を三毛猫猫エードラムさまの顔にすりすり


させながら、


「よかった~w」


と言い、それを横で見ながらんタミー(トム次女)さん


も頷いているのを見て少し俺は恐縮気味に皆に告げる。


「……それ、オトアじゃないんです……」


その俺の言葉に、


「あ~ん、何だって!!!!!」×6


と驚き叫ぶのだった。













 改めて、大きなテーブルをAIボギに頼み、全員が座り


俺がここのマスターになった経緯と、打倒ダリウスにオトア


奪還について話をすることになった。


メンバーは、俺を含むチーム『ガンブレーブ』のメンバーに


加え、ニム博士クリスタルマン以下柱5人に冒険者東支部


支部長のチーム『ゴライジャー』の5人、そして冒険者南支部


支部長のチーム『仮面ソルジャー』の4人に冒険者西支部支部


長のチーム『バンダムチーム』の4人と冒険者北支部のチーム


『シスタームーン』以外の支部長ギルドマスターのチーム


に加え、悪魔退治の専門家を名乗るチーム『デビライザー』の


4人に加え、前回大活躍のチーム『アメヒロ』の3人の総勢32


名にオブザーバーの三毛猫エードラムさまこの世界のトップ


クラスのメンバーが集まった。



「えーまず、これまでの経緯を話そう」


とガレン(クリスタルマンエメラルド)さんが俺がダリウスと対峙


し、ダリウスが発生させた『悪魔時空』なるものの影響で、エードラム


様の精霊力が抑えられ、劣勢になった末敗れたことを俺に代わって皆に


説明してくれた。


「ここで補足なんですが……」


と俺は立ち上がり、


「確かに『悪魔時空』は厄介な空間ですが、俺はその空間が発生する前


オトアの体を傷つけることをためらい……何度かあったチャンスを逃して


しまいました」


と皆の前で頭を下げた。


それを見たメンバー達はみな首を横に振り、チーム『ガンブレーブ』の


メンバーの1人であるミリー(トム妻)さんが、俺を慰めるように言う。


「それは、仕方ないわよ……テンタ君、私だってトムがその状況だったら


躊躇したわよ」


その言葉にメンバー全員は”うん、うん”と頷く。


「過ぎたことを言っても仕方ない!……とエードラム様も言ってるよ」


とエードラム様の念話をニム博士クリスタルマンが代弁する。


「テンタ、まぁ座れ!」


立ったまま頭を下げている俺にガレン(クリスタルマンエメラルド)さん


が言う。


俺は言われるまま座った。


それを見て、ガレン(クリスタルマンエメラルド)さんは再びメンバーの


方を見て、


「でだ、ここの宇宙船の話をまずは話そう」


と言い、この宇宙船がクレアド星から派遣された調査船だと言うこと、


そしてその宇宙船が難破してこの地に降り立ったこと、そして


その宇宙船とこの地に居た人たちが混血し、何代もの代を重ね


クレアド星人の血が薄まり、またこの宇宙船のシステムを理解し


コントロールできるものが途絶えたこと、そしてそのクレアド星


人の持つ遺伝子と俺の遺伝子が一致し、しかも言語の88%が


一致したことから、ここのマスターに俺が選ばれたことを説明


してくれた。


それを聞いたメンバー全員が、


「え―――――っ!!」


と驚く、特に元々日本人である転生者たちは特に驚きすぎて絶句


していた。













 話は具体的にダリウスを倒すことについて進められた。


「エードラム様の話だと、ダリウスは今オトアの魂との同化を


していて、その同化には数日かかるとのことだ」


とニム博士クリスタルマンが皆に説明すると、


徐に手を挙げるは、チーム『アメヒロ』のアルウェン


(サイキックレディー)さんだった。


「うん?質問か」


「はい」


「何だね」


手を挙げるアルウェン(サイキックレディー)さんに質問


を促すニム博士クリスタルマンに、徐に立ち上がり、


「オトアちゃんの魂とダリウスの魂が同化してしまったら


オトアちゃんはそうなるんですか?」


とニム博士クリスタルマンに質問をする。


「そうだね、そうなったらオトアの自我が失われ……


ダリウスと一体化してしまうかな」


その答えを聞いたチーム『デビライザー』のマヤ(デーモン


レディー)さんが、突然立ち上がり、興奮気味で、


「んなこと絶対阻止しなきゃダメよ!」


大声で言うと、隣に座っていたチーム『デビライザー』の


リーダーであるエディー(ザマタン)さんが、


「落ち着けマヤ!」


と言いながらマヤ(デーモンレディー)さんの腕を引き言う。


 しかし、その隣の席のジェシー(イマタン)さんが、


「数日って、いつだ!あれから3日ほど過ぎてないか?」


と言うと、すかさずニム博士クリスタルマンが、


「4~5日だ、そうだ」


と答えると、


「げっ!後1日か2日しかない!じゃんか」


と驚き声をあげるチャド(ガマタン)さんに、ガレン


(クリスタルマンエメラルド)さんが、


「大丈夫、何とかなるさ」


と軽く答えると、ジェシー(イマタン)さんが、


「エメラルド柱、根拠は?」


と聞くと、に、ガレン(クリスタルマンエメラルド)


さんは1言、


「ない!」


と答え、それを聞いたと、ジェシー(イマタン)さん


は絶句し、チャド(ガマタン)さんは、


「ない……ってそんな無責任な」


と小さく呟いた。


そんなやり取りの中、アルウェン(サイキックレディー)


さんが質問する。


「時間もだけど、それよりも今ダリウスは何処に居るの


ですか?」


と聞くと、再びガレン(クリスタルマンエメラルド)


さんは1言、


「わからん!」


と答えると、メンバー全員から、


「おいおい、そんな無責任な」


などと愚痴が出るが、そんなメンバーにニム博士(クリス


タルマン)が答える。


「エードラム様の話だと、亜空間に潜んでいるらしい」


その言葉に


「亜空間!?」


と驚くメンバーの中の転生者達に


「あ・くう……」


と言葉の意味さえ理解できないイディア出身のメンバー。


すると、亜空間のイメージが出来る転生者の中で、チーム


『ガンブレーブ』のトム(バルジャン)さんとガイゼル


(ガンボー)さんが聞く。


「亜空間って、それでは探すこともできないんじゃぁ……」


「それに探せたとしても、そこに行くこともまたこっちから


攻撃を仕掛けることもできないじゃないか?」


そんな2人にガレン(クリスタルマンエメラルド)は、


ニッコリ笑って、


「それがあるんだなw」


と答えると、アルウェン(サイキックレディー)さんは、


「その方法とは?」


と聞き返すと、ガレン(クリスタルマンエメラルド)


さんは自慢げに、


「この船にある亜空間ソナーを使いダリウスの隠れる


亜空間を特定し、その上で次元移動魚雷をぶち込んで


いぶりだすのさ」


言うのを聞いたメンバー全員は、また新しい単語に


「じ・次元魚雷ぃ~!!」


と驚くのだった。












 この船のAIボギがメンバー全員にこの船に装備されている


『亜空間ソナー』と『次元移動魚雷』の説明をする。


その説明を聞いたメンバー達は、はっきりイメージできない


者もいる中、ガレン(クリスタルマンエメラルド)さんの


半ば強引な作戦に”なんとなく”納得したって感じでこれからの


話が進むが……。


そんな中、チーム『バンダムチーム』の一人のルーク(アロム)


さんが、ガレン(クリスタルマンエメラルド)さんに聞く。


「この船の強力な武器を使えば、ダリウスに対抗できるとは


思いますけど、この大陸には『無限結界』が張られていて、


この船は、ここから動かせないのでは?」


その言葉にガレン(クリスタルマンエメラルド)さんは、


”何言ってんだ”って顔で、


「例の穴があるじゃないか」


と即答する。


それを聞いたルーク(アロム)さんと同じチーム『バンダム』


のキャスバル(サー)さんが、


「しかし、あの穴にこの船は通れないでしょ」


と言うと、ガレン(クリスタルマンエメラルド)さんは、


”はぁ~何言ってんの”って顔で、


「通れないはずは……ない」


と言い返すと、キャスバル(サー)さんは冷静な顔つきで、


「いえ、私達のチームハウスであるホワイトキャッスルが


ギリギリ通れましたけど、それより大きなこの船は通れない


と思いますよ」


と答えると、”そんなバカな”って顔で、


「そんなはずは……」


と少し考え始めた。


そこへ、ルーク(アロム)さんが、追い打ちをかけるように


「僕らのホワイトキャッスルは全長150m、それに対して


この宇宙船は全長300mはあると思いますよ」


と言うと、それを聞いたガレン(クリスタルマンエメラルド)


さんは、頭を抱え、


「まじか~」


と言うがそんなガレン(クリスタルマンエメラルド)さんに


この船のAIボギが、


「はい、ルーク様のおっしゃる通りこの船では通れません」


とさらにダメ押しで発言する。


頭を抱えるガレン(クリスタルマンエメラルド)さんに


「ダメじゃん」


と言い放つマヤ(デーモンレディー)さん。


そんな様子にAIボギが忖度したのか、


「小型化して威力は落ちますが、量子プリンターで


それらを作成し、それらを積み込めるように上陸艇シャトルに取り


つければ、よろしいのでは?」


と発言すると、頭を抱えていたガレン(クリスタルマン


エメラルド)さんは、急に顔を上げ、AIボギの意見に


親指を立て、


「いいねそれw」


と急に上機嫌になるのだった。







=================


※1【ヴァジェト】


 体長15mの大きな白いコブラ


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