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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第5章 逆襲のダリウス編
169/204

168話 ダリウス完全復活

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457



-----(第三者視点)------☆



\\ドッカーン//


\\ガラガラガラ//


「な・なんだ!?」


「何が起こった?」


上空で、蝙蝠の羽をはやしたる山羊頭の男達と戦っていた


バルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)は、戦闘中にも


かかわらず、地上を”チッラ”と見ると、広場前にあった建物が


崩れるのを見たバルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)は、


「ミリ~!シェリ~!タミ~!」


「ルナ~!」


と崩れた建物に居たであろう家族やパートナーに向かって叫ぶ。


その崩れた建物から体長30mの巨大ななワイバーンの


ようなものが、今まさに飛び立とうとした時だった。


バルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)がよく見ると、


そこには2つのドーム状のバリアが見えた。


その1つのバリアの中には、バリアを張るバルジャン(トム)の


妻ミリーとガンボー(ガイゼル)にアナ(ガイゼル妻)が居て、


もう1つのバリアの中には、チーム『ガシャーン』の魔法師の


ルナがバリアを張り、その中にバルジャン(トム)の娘のシェリー


とタミーの姿があった。


そして、


「ふんっ!」


\\ガラガラガラ//


とその近くで建物の残骸を押しのけ出てくるチーム『アメヒロ』の


超人マッスル(バル)。


その後から、同じくチーム『アメヒロ』のサイキックレディー(アル


ウェン)と光速サンダーマン(エル)。


「ふぅ~みんな無事か……」


とバルジャン(トム)がため息をついたその時だった。


\キェ~ィ/


 地上に居た巨大ななワイバーンは、奇声を上げ空中に居るバルジャン


(トム)とガシャーン(ブルーノ)目掛けて翼を羽ばたかせ飛び立つ。


 それを見たバルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)は、


ワイバーンを迎え撃とうと、バルジャン(トム)は乗っていた


バーバリアンの機首を下に向け直し、また、バルジャン(トム)の


動きを見たガシャーン(ブルーノ)も自身が乗っているアマンダー


ジェーットの機首を下から迫る巨大なワイバーン(カッツ)に合わ


せたその時だった。


\\バリバリバリ//


巨大なワイバーン(カッツ)は、全身の鱗をバルジャン(トム)


とガシャーン(ブルーノ)に向けマシンガンのように打ち出した。


\\バシュン//、\\バシュン//


「ぐわっ~!」


「な・何っ!」


バルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)は、巨大なワイ


バーン(カッツ)が放た無数の鱗にそれぞれが乗っていたバー


バリアンとアマンダージェーットが被弾して、


((((くるくる))))


と錐もみしながら地面へと落ちて行くが……。


\\ドカーン//


「チョー!」


「とー!」


バルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)はそれぞれ乗機


を乗り捨て、地上に着地した。


「何てやつだ」


「味方の悪魔達も巻き込むとは……」


バルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)は、空に居る巨大


なワイバーン(カッツ)を見上げ、自分達を攻撃するため、周りに


居た蝙蝠の羽をはやした山羊頭の男達を巻き込んだ攻撃に呆れる。


それに対して、巨大なワイバーン(カッツ)は言う。


「何をほざくが、我等悪魔は精神生命体、死んだのではなく、単に


憑依した肉体を失っただけじゃわい、それに……ほれ」


と言うと、自身の周りに新たに7,400体の蝙蝠の羽をはやした


山羊頭の男達を召喚する。


「っく、」


「何と!」


それを見て驚くバルジャン(トム)とガシャーン(ブルーノ)。


「これで終わりだよ」


と巨大なワイバーン(カッツ)が言うや否や、再び地上に居る


バルジャン(トム)達目掛け全身の鱗をマシンガンのように


飛ばす。


\\バリバリバリ//


と、


その時であった。


((((クルクルクル))))


\カキーン/、\カキーン/、\カキーン/、\カキーン/


バルジャン(トム)達の頭上に、高速回転する物体が現れ、


巨大なワイバーン(カッツ)が放つ無数の鱗を弾き飛ばすと


同時に跳ね返された無数の鱗は、巨大なワイバーン(カッツ)


と共に上空に居る蝙蝠の羽をはやした山羊頭の男達を襲う。


\\バシュン//、\\バシュン//、\\バシュン//


\グェ~/、\グワァ~/


あっという間に500体の蝙蝠の羽をはやした山羊頭の男達


を倒して行った。


「な・何が起こった!?」


自身の頭上で起こったことに驚き、バルジャン(トム)が、


そう言葉を発すると……。


((((クルクルクル))))


\ピタッ/


バルジャン(トム)達の頭上に居た物体が回転を止める。


「か・禍龍かりゅう!?」


バルジャン(トム)の驚きの言葉に禍龍かりゅう


”ニヤリ”と笑い、くわえていた尻尾を離し、体を


起した。


「お・にょれ~!邪龍め!」


その様子に空中に居た巨大なワイバーン(カッツ)が、


苦虫を噛んだような顔で言い、口から火球を放つ。


\ボシュッ/


 しかし、禍龍かりゅうもすかさず、口から火球を吐き


\ボシュッ/


\\ズドーン//


巨大なワイバーン(カッツ)の火球を弾き飛ばし、巨大な


ワイバーン(カッツ)の体に命中するも。


\パッ/


巨大なワイバーン(カッツ)の体から発せられている悪魔闘気


に触れ、禍龍かりゅうの火球は消滅した。


「ふん、儂にはぬしの攻撃は効かぬわぁ」


勝ち誇ったように言う巨大なワイバーン(カッツ)に、禍龍かりゅう


は再び”ニヤリ”と笑うのだった。













 再び”ニヤリ”と笑う禍龍かりゅうは、崩れたバルコニーの残骸を


自身の念動力で、上空に居る巨大なワイバーン(カッツ)と蝙蝠


の羽をはやした山羊頭の男達に向け飛ばす。


\\ビシュンッ//、\\ビシュンッ//、\\ビシュンッ//


\\ズバーン//


 中でも一番大きな残骸が、巨大なワイバーン(カッツ)命中、


\\グェーッ//


巨大なワイバーン(カッツ)は、大きな瓦礫が当たり体をくの字に曲げ、


墜落しそうになるが、何とか翼を羽ばたかせ体制を元に戻す。


「おの~れっ!」


 しかし、巨大なワイバーン(カッツ)の周りに居たと蝙蝠の羽を


はやした山羊頭の男500体は、禍龍かりゅうが飛ばした瓦礫に


当たり、地上へと落ちて行くのだった。


 その時、それまで地上で、禍龍かりゅうと巨大なワイバーン


(カッツ)達の闘いを見ていたとチーム『アメヒロ』の光速サンダ


ーマン(エル)は、隣に居た超人マッスル(バル)に、


「俺を奴の所まで投げてくれないか」


と声を掛けると、


「んっ、ああ、わかった」


と一瞬考えた超人マッスル(バル)だったが、光速サンダーマン


(エル)の言葉に頷くと、


「ふん!」


と言ってその丸太のような太い腕で、光速サンダーマン(エル)


を空中に居る巨大なワイバーン(カッツ)のもとへと投げつけた。


”ピユー”========


超人マッスル(バル)に投げられた光速サンダーマン(エル)は、


自身の能力で稲妻となり光の速さで飛んで行く。


そして、手に持ったレイピアを巨大なワイバーン(カッツ)の


首元に突き刺すが……。


レイピアの切っ先が突き刺さるも、


\ズボッ/


レイピアは、


\ポッキン/


と途中で折れてしまった。


「っく、」


そして、光速サンダーマン(エル)は、そのまま地上へと


落ちて行き、落ちて来た光速サンダーマン(エル)を地上


で\バシュッ/と受け止める超人マッスル(バル)。


「くっ、剣が途中で折れてしまった」


超人マッスル(バル)に受け止められた光速サンダーマン


(エル)はそう悔しがる。


「ふん、そんな細い剣が儂に通用するとでも?」


と勝ち誇ったように言う巨大なワイバーン(カッツ)だった


が、それを見ていたバルジャン(トム)は、自身から少し


離れた場所に居る娘の1人に言う。


「タミーあの首元の剣先を狙え!」


その言葉に、


「えっ、あ、わかった」


とタミーはバルジャン(トム)に返事を


返すと、2人はそれぞれビームガンを構え、


「シルバーバスター!」


「イエローバスター!」


と叫び巨大なワイバーン(カッツ)の首元に刺さる、剣


先を目掛けビームを放った。


”ビシューン”========


”ビシューン”========


\\ビッカー//


2人の放たビームは見事、巨大なワイバーン(カッツ)


の首元に刺さる、剣先に命中し、その剣先を通じて、


巨大なワイバーン(カッツ)の体内にビームを流し込んだ。


\\グァァァッ//


自身の体内にビームを流し込まれた巨大なワイバーン


(カッツ)は、悲鳴のような声をあげ絶命し、


\\ドスーン//


と地上に落ちるのだった。


そして巨大なワイバーン(カッツ)がなくなった後、


空中に居た蝙蝠の羽をはやした山羊頭の男達は、次々と


レッサーデーモンの憑依が解け、唯の人間の死体となり


地上へと次々に落ちて行くのだった。













------(テンタ視点)------☆





「さぁ、魂をもらおうか」


\\☆バリバリバリ☆//


俺の体に電流のようなものが走り、


「ぐわぁ~~!」


体がしびれ動けなくなると同時にモニターに映るオトア


も苦しみだし、オトアが映るモニター自身も点滅を始める。


(やばい、やばいぞ!)


その時、俺は苦し紛れに左太腿の装甲版を開きそのまま


左手で銃をつかむと、


\\バキュン//、\\バキュン//


\\バキュン//、\\バキュン//


と銃に残っていた4発の弾丸をダリウス(オトア体)の俺の


バックルをつかむ右腕に0距離から放つ。


「グッ」


ダリウス(オトア体)は慌てて俺のバックルから右手を離し、


俺から距離を取る。


 残念ながら、銃弾が当たったダリウス(オトア体)右腕


は、少し赤くなっているものの、傷一つ付いていない。


「おのれ~小僧!」


ダリウス(オトア体)は赤くはれた右腕を庇っていたが、


直ぐに腫れは引き元通りになると、


「グラビティー・ブリット」


と叫び無数の重力弾を俺に放つ。


本来ならバリアでそれを防ぎたいところだが、あいにく


モニターに映るオトアは気を失っているようだ。


(しかたない)


「リフレクターソーサー」


俺は背中のスリットから2枚のリフレクターソーサーを


飛ばし、奴の重力弾を防ごうとするが、なんせ数が多す


ぎる。


俺は、リフレクターソーサーで防げない重力弾を回避する


が、すべて回避できずに、体に3発の重力弾を浴びてしまう。


\\バキンッ//、\\バキンッ//、\\バキンッ//


「うわぁ~!」


俺はその場に崩れ落ちる俺。


「っく」


右肩、左わき腹に右太腿に被弾し、装甲がもげ、俺の生身が


むき出しになっていた。


(むき出しの所を狙われたら俺は……)


「フフフ、観念せい小僧!」


と不敵な笑みを浮かべるダリウス(オトア体)。


ジリジリと俺の方に近づいてくるるダリウス(オトア体)に


咄嗟に再び左太腿の装甲版を開き中から手りゅう弾を出し、


手に持つと、ダリウス(オトア体)は、一瞬身構え、歩みを


止めた。


(今だ!)


俺は手りゅう弾のピンを抜き、ダリウス(オトア体)に投げつ


ける。


 しかし、それを素早く手で掃うダリウス(オトア体)だったが、


\\ドカーン//


掃った手りゅう弾が爆発し、ダリウス(オトア体)の側で


手りゅう弾が爆発し、一瞬怯んだその隙に、俺は素早く再び


左太腿の装甲版を開き中から、今度は小槌を出し叫ぶ。


「スカイバリアン!」


小槌から素早くスカイバリアンを出した俺はそれに跨り、


ダリウス(オトア体)から遠ざかる。


「無駄だ小僧!」


ダリウス(オトア体)は、スカイバリアンデ逃げる俺を


追ってくる。


 何もない暗闇の中俺はひたすらスカイバリアンで逃げた


……が、突然俺の後を追いかけていたであろうダリウス


(オトア体)が俺の目の前に現れた。


「な・何っ!」


俺は思わずスカイバリアンを止めてしまう。


「フフフフ、無駄だと言うことがわからんのか」


そんな俺に不敵な笑みで言うダリウス(オトア体)


に対し、俺はスカイバリアンのフロント部分を開き、


”キュイーンキュルキュルキュル”


\\バリバリバリバリ//


とスカイバリアンに備え付けてあるミニガンでダリウス


(オトア体)を撃ったのだが……。


ダリウス(オトア体)は両掌を突き出し、ミニガンの


放つ弾丸を全て弾き返して見せる。


そして、スカイバリアンに乗る俺の首を絞める。


「このまま死ね」


\\バキバキバキ//


ダリウスに(オトア体)に首を絞められ、俺のコンバット


スーツの首の装甲にヒビが入り、


\\バッキーン//


と首の装甲が弾け、そのまま俺は直に首を絞められ……


そして気を失った。













-----(第三者視点)------☆





ダイウス(オトア体)は、ぐったりするテンタの首


からゆっくり手を離し、そして、テンタのベルトバックル


に再び手を掛けると……。


\\ピカッ//


バックルに掛けた手が光ると、手には青白い光の球が


在った。


そして徐にその光の球を口にすると、その光の球は


ダリウス(オトア体)に吸い込まれる。


すると、突然ダリウス(オトア体)の目が光、そして


体まで光り輝き……。


「フフフフ、我完全復活」


と喜びを顔に表し言うのだった。






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