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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第5章 逆襲のダリウス編
165/204

164話 王都攻防戦その4

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457




-----(第三者視点)------☆




\ギャォー/


とガオース(翼竜型怪獣)が口から超音波を吐き、


クリスタルマンエメラルド(ガレン)を襲うが、


クリスタルマンエメラルド(ガレン)は、すぐさま


バリアーを張りそれを防ぐと、それを見ていたクリス


タルマンエメラルド(ガレン)のカード怪獣の怪鳥


ウインタム(銀色の鳥)は、攻撃のため悪魔闘気が


消えたガオース(翼竜型怪獣)に向かい口から冷凍


光線を吐く。


「クェー!」


\*ピキピキピキ*/


怪鳥ウインタム(銀色の鳥)の吐く冷凍光線を浴びた


ガオース(翼竜型怪獣)は、たちまち凍り付くと、


「今だ!」


と言う悪特隊西支部のダンキャップの号令と共に、


怪鳥ウインタム(銀色の鳥)の背中に乗っていた


悪特隊西支部のメンバー達がそれぞれ持っているバズー


カーを放つ。


\ボスッ/、\ボスッ/、\ボスッ/、


\\ドカーン//、\\ドカーン//\\ドカーン//


悪特隊西支部のメンバー達が放つ3発のバズーカー


砲による攻撃で、粉々になり……そしてその破片は


地上に落ちると同時に\\ボカーン//と爆発する


のだった。


 一方、地上では……


\シュ=/、\シュ=/、\シュ=/


\ズボッ/、\ズボッ/、\ズボッ/


\ズパッ/、\ズパッ/、\ズバッ/


\\ドカーン//、\\ボカーン//、\\ドカーン//


 クリスタルマン(ニム博士)は苦無くないで、


クリスタルマントパーズ(グロル)は槍、そして、


クリスタルマンルビー(カラン)は2本の手斧トマホークで、


怪獣達を次々に倒して行く中、クリスタルマン


エメラルド(ガレン)の別のカード怪獣であるミラ


タウロス(ウシ型の2足歩行)は、怪獣オクトボール


(丸いタコ)をその怪力で、頭までの高さに持ち上げ、


そこから地面に向って叩きつける。


\\ドッスンッ//


そして、それを見たもう1体のカード怪獣であるアキュラ


(トリラトプス型)は、地面に叩きつけられ気絶し、悪魔


闘気が消えた怪獣オクトボールに向かい、口から炎を吐き


浴びせると……。


\\ドカーン//


と爆発四散した。


既に246体いた怪獣は半分の118体にまで減っており、


この事態にピッポリト※1は、地団太を踏み


「えぇ~い!小癪こしゃくな!」


と叫ぶとそれを見たクリスタルマン(ニム博士)が一言、


「俺達は元々怪獣退治の専門家なんだよw」


と皮肉たっぷりに言い返すと、ピッポリト※1は、皮肉を


言うクリスタルマン(ニム博士)を睨みつけ、


「ボティス!」


と叫ぶとピッポリト※1の体は見る見る大きくなり、身長


40mの氷のドラゴンへと変わり、


「お前達出番だ」


と118体の怪獣の中から5体の怪獣を指名する。


「なっ・何……」


氷のドラゴン(ピッポリト)の側に立つ5体の怪獣を見て、


クリスタルマン(ニム博士)は驚く。


そこに立っている5体の怪獣はそれぞれ、『宇宙怪獣ダットン』


クリスタルマンの最終回でクリスタルマンを唯一倒した宇宙怪獣


に、クリスタルマンエメラルドが物語の中で唯一倒せなかった


宇宙ロボット『エンペラ―ジョー』、それに、クリスタルマン


トパーズを物語の中でバラバラに切り裂いた『ブラッドキング』


に、クリスタルマンサファイアと同等の力を持つ『サファイア


キラー』、そして、クリスタルマンルビーを最後まで苦しめた


『マントル星人』の姿がそこにあったからだった。














------(テンタ視点)------☆





 エリマキトカゲ(ダックル)を倒すと、広場に居た


デーモンシープヘッド達の様子がおかしくなる。


 何か正気が抜けたと言うか……。



\ピッ/


【シープヘッド】


HP    1,200


MP      580


運動性    90


攻撃力   800


防御力  1,200


命中      90


回避 70



  下半身の羊の毛は物理攻撃無効

  

×4,500


(ああ、エリマキトカゲ(ダックル)を倒したから、配下の


レッサーデーモン達の憑依が解けたのねw)


と俺が気が付いたのと同時に、


「シルバーバスター!」


「パープルバスター!」


「イエローバスター!」


”ビシューン”=======


”ビシューン”=======


”ビシューン”=======



バルジャン(トム)さん、シェリーさん、タミーさん達


コンバットスーツ組も気が付き、3人はビーム攻撃に切り替える。


それを見た、ミリー(トム妻)さんも、広範囲魔法攻撃を繰り


出す。


「全ての力の源よ 夜のしじまを照らすもの 輝き燃える


赤き炎よ空と大地を渡りしものよ 永久を吹き過ぎゆく風よ


盟約の言葉により 出でよ フレア・スクエア!」


詠唱と共に、ミリー(トム妻)さんの前方へ群がっている


シープヘッドの5m×5mの地面に四角い炎が一斉に吹き


上がる。


\\グエ~//


20体のシープヘッド達は足元から吹き上がる炎で焼かれて


炭になる。


そして、チーム『アメヒロ』の光速サンダーマン(エル)は、


光速でシープヘッド達の間をすり抜けて行くと、彼がまとった


稲妻がシープヘッド達を襲い、”あっ”と言う間に500体


のシープヘッド達が黒焦げになるのに続き、チーム『ガシ


ャーン』のルナ(魔法師)も攻撃に加わり、


「全ての力の源よ 輝き燃える赤き炎よ 我が手に集いて力


となれファイヤー・ショット!」


と詠唱をし、無数の炎の矢を放つ。


\\ギョエー//


それにより、20体のシープヘッド達が燃え尽きた。


悪魔が憑依していたために魔法攻撃が効かなかったが、憑依が


解け、魔法攻撃が出来るようになったおかげで、形勢がこち


らに有利に進みだした。


 中でも、圧巻だったのは、禍龍かりゅう


自身の魔法攻撃が通じないと言うのは言うまでもなかったが、


悪魔が憑依した魔物は”不味い”と言う理由で食べなかったが、


魔物から悪魔の憑依が解けたと知るや否や、


「あうん」


\\ムシャムシャムシャ//


とシープヘッド達を食べだした。


(うわぁ、)


「んっ、まあまあイケるなw」


仲間たちが次々食べられるのを見たシープヘッド達は、禍龍かりゅう


から逃げ出そうとするが……。


”ピィー”========


\*ピキピキピキ*/


とシープヘッド達を目から放つ冷凍光線で凍らせ、凍らせた


シープヘッド達を次々狩りとり食べる。


\\バリバリ//、\\ボリボリ//


「んっ、凍らせてもイケるなw」


4,500体も居たシープヘッドは2,000体まで減り、俺はそれを


見て、側に居たチーム『アメヒロ』のサイキックレディー(アルウェン)



「後を頼みます」


と声を掛け、


「チョー!」


とジャンプして広場前のバルコニーへと飛び移るのだった。














「待て、ダリウス!」


バルコニーへと上がった俺は、そこに居たダリウス(オトア体)


に声を掛ける。


俺の言葉にダリウスが反応し、それと同時に側に居たカッツ※2


がダリウスを庇おうとダリウス(オトア体)の前に出るが、


「カッツ、よい、下がっておれ」


と庇うカッツ※2にそう言うと、俺と向き合い、


「おのれ~、よくも儂を謀ったな!」


と言うと、俺の前に進み出るダリウス(オトア体)。


ダリウス(オトア体)は俺に右手をかざし、


「バルス!」


と言って魔弾のようなものを放った。


『あっ、ダメ~コントロールできない!』


俺のヘルメット内の右モニターに映るオトアが、悲鳴のような


声をあげる。


「えっ、何が!?」


と俺がオトアに聞こうとした時だった。


ダリウス(オトア体)が放つ魔弾のようなものが俺にぶち当たる。


\\ドカーン//


\うっわ!/


俺はダリウス(オトア体)が放つ魔弾を胸に受け、その場から


吹っ飛んだ。


”☆ビリビリビリ☆”


ヘルメット内のランプが点滅し、俺の頭に警告音が鳴り響く。


『あの鎧のせいね』


俺のヘルメット内の左モニターに映るエードラム様が呟く。


『鎧のせい……ですか』


と右モニターに映るオトアが聞き返すと、左モニターに映る


エードラム様が頷き、


『ええ、あれは魂の回廊を阻害する働きがあるようね』


そんな会話が俺の頭の中で行われている間にダリウス


(オトア体)は俺の前まで近づいてくる。


俺は咄嗟に腰の後ろに収納された(カムイ)さんを


抜くとダリウス(オトア体)に斬りつけるが……。


\\バリバリバリ//


ダリウス(オトア体)の周りに張られたバリアのような


ものに阻まれ刀の刃が通らない。


「ふん、ブレイド人か」


俺の握る(カムイ)さんを見て不敵に笑みを浮かべる


ダリウス(オトア体)。


 俺は、思わず後ろに飛んで、近寄って来るダリウス(オトア体)


から距離を取るが……。


それを嘲笑(あざけわら)うようにダリウス(オトア体)は、


「どうした小僧、このカラダを取り戻したいんだろう~」


と俺に言う。


(俺はどうしたらいいんだ、俺は……)


と俺は打開策を考えるのだった。













-----(第三者視点)------☆





 一方、傾いた巨大魔導騎兵(ビクダイン)のコントロールルームでは……。


中に乗っていたジェラグ元公爵と元公爵付き魔導士リキシア(女性)


それに元公爵護衛騎士のケダルンは気を失っていた。


「うっ……」


気を失った3人の内、魔導士リキシア(女性)が先に気が付いた。


気が付いた魔導士リキシア(女性)は、自身の前にある


コントロールパネルを操作するが、どれも反応はなかった。


すると自身の隣に座る元公爵護衛騎士のケダルンを揺り動か


すと同時に後ろに座るジェラグ元公爵にも声を掛ける。


「ケダルン、ジェラグ様、起きてください」


すると、リキシア(女性)に揺り動かされた元公爵護衛騎士


のケダルンが、


「うっ……」


と気が付いたようだ。


「ケダルン、巨大魔導騎兵ビクダインが動かないのよ」


と気が付いたのケダルンにリキシア(女性)が言う。


それを聞いたケダルンは、自身の前にあるコントロールパネル


を操作するが……。


「ダメダ動かん!」


と言うや否や、


「リキシア(女性)、ジェラグ様を頼む」


と言い残し、巨大魔導騎兵ビクダインのコントロールルーム


から、動力室へと向かうのだった。














「ジェラグ様、「ジェラグ様……」


「うっ……」


リキシア(女性)がジェラグ元公爵を揺り動かすと、


ジェラグ元公爵は、ゆっくりと気が付いた。


「あっ、ジェラグ様w」


気がついたジェラグ元公爵は、自身を揺り動かすリキシア


(女性)を見て、


「おお、リキシアか……して、状況は?」


と尋ねると、リキシア(女性)はジェラグ元公爵に


巨大魔導騎兵ビクダインのコントロールがロスト


しています」


と答えると、


「な・何っ!」


と驚き自身の前にあるコントロールパネルのスイッチを


いくつか操作するが……。


動かない状況に


「ん――どうなっておる」


と呟くが、そんなジェラグ元公爵にリキシア(女性)が、


「今、ケダルンが動力室を……」


と言いかけた時だった。


その動力室から戻って来た元公爵護衛騎士のケダルンが、


コントロールルームに戻るや否や言う。


「リキシア駄目だ、動力源のデカレッサーデーモンが


消えている。!」


その言葉を聞いたジェラグ元公爵は、


「何じゃと!」


と驚き叫び、そして、


「バット様はどうしたと言うのじゃ」


と言うとそれを聞いた元公爵護衛騎士のケダルンは、


「ここに居ても何にもわかりませぬ、巨大魔導騎兵ビクダイン


を放棄して外の出ましょうジェラグ様」


と元公爵護衛騎士のケダルンに促され、


「んっ……そうじゃな」


と一言言いながら頷くと、元公爵護衛騎士のケダルンと


魔導士リキシア(女性)に支えられながら、ジェラグ


元公爵達は、巨大魔導騎兵ビクダインから外に出る


のだった。







=================


※1ピッポリト(タツノオトシゴに人間のような

手足が生えてる男)

※2カッツ(電球のような頭で、電球のソケット

部分に目と口がありの男)







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