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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第5章 逆襲のダリウス編
163/204

162話 王都攻防戦その2

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457



-----(第三者視点)------☆




 一方、ルベン国の王都東側の守備についていたピッポリト※1


は、王都東側の中央部に怪獣246体の側に背中から蝙蝠の翼


を出し浮いていた。


そして、その南北を守る750機の【魔導騎兵】の内、南の


守備に付いているはずの150機の【魔導騎兵】に憑依した


デカレッサーデーモン達が居ないことに気が付き、南の守備を


していた【魔導騎兵】に憑依したデカレッサーデーモン※2に


念話で尋ねると、尋ねられたデカレッサーデーモン※2は、


≪δΞΛЖΘΔ§ΦπΩβЙλЮД(トオギジョウノカクニンニイキマシタ)≫


と答えた。


それを聞いたピッポリト※1は、そのデカレッサーデーモン※2


に、


≪闘技場……闘技場がどうしたのか!≫


と尋ねると、そのデカレッサーデーモン※2は、ピッポリト※1


に、


≪ЮДΛЙΞ(トツゼンキエマシタ)≫


とデカレッサーデーモン※2の答えを聞いたその時だった。


「?んっ!デカレッサーデーモン150体の反応が……消えた」


そして、再びそのデカレッサーデーモン※2にピッポリト※1


は尋ねる。


≪これはどういうことか!≫


≪……≫


 しかし、尋ねられたデカレッサーデーモン※2は、答えられない。


≪ええ~いっ!、もうよい≫


と答えないデカレッサーデーモン※2に対し、癇癪を起して


怒鳴ったピッポリト※1は、西の守りに付いているバット※3


に念話をしてみる。


≪バットよ、こちらの150体の※デカレッサーデーモンが消滅


したが、それは【魔導騎兵】の不具合か何かか?≫


それに対し、バット※3は、


≪こちらもだ、確か侵入してきた転生者を追っていたはずが≫


と答えると、


≪ではその転生者にやられた……とでも?≫


≪わからん!≫


と聞くピッポリト※1にそう答えるバット※3だったが、その時、


\シュパッ/、\シュパッ/、\シュパッ/


\ボト/、\ボト/、\ボト/


そして、首を斬られた怪獣達はその場に崩れ落ち……。


\\ドカーン//、\\ボカーン//、\\ドカーン//


と爆発四散した。


≪何っ……≫


とピッポリト※1の目の前で10体の怪獣の首が斬り飛ばされ爆発


するのをを見て驚いた。


ピッポリト※1は、慌ててバット※3との念話を打ち切り、怪獣


達の首を斬り飛ばしたであろう物体が飛んできた方向を見ると…


…。


そこには、空中に浮かぶ身長40mのエメラルドの巨人が飛ばした


であろう巨大なブーメランを持ち浮かんでいた。


「おいおい、倒されると爆発するところまで再現すんなよ」


と空中に浮かび呆れて言うクリスタルマンエメラルド(ガレン)。


それを見たピッポリト※1は、


「おのれ~……だが、1人で来るとは前回のことを懲りていない


ようだな」


と言い、側に控える飛行型怪獣50体に向かい命令する。


「やってしまえ!」


\\ギャオー//


ピッポリト※1に命令された飛行型の怪獣達は飛び上がり、空中に


居るクリスタルマンエメラルド(ガレン)に襲い掛かろうとした時


だった。


\ズバーン/、\ズバーン/、\ズバーン/


と3体の飛行型怪獣が真っ二つに切り裂かれ、


\\ギャオー//


と悲鳴に似た声をあげると、


\\ドカーン//、\\ボカーン//、\\ドカーン//


と爆発四散する。


「へへ、ここにもいるぜ」


と言い飛行型怪獣の後方にるクリスタルマンサファイア(ルフーン)


がニヤリと笑い両刃の剣を持って空中に浮いていた。


「お・おのれ……」


それを苦々しく見つめるピッポリト※1。


 だが、そんなクリスタルマンサファイア(ルフーン)に向け


飛行型の怪獣達の1体のエレキビジョン(電気鳩)が嘴を大きく開け


電撃を放とうとしていたが……。


その時、別の方向から銀色の怪鳥ウインタム(エメラルドのカード


怪獣の1体)が現れ、その背中に乗る悪特隊西支部の面々がバズー


カーのようなものを構え、\ボシュッ/と放つと、バズーカーから


放たれた弾は、エレキビジョン(電気鳩)の口の中へと命中し、


次の瞬間、\ブヘッ/と口から血を吐き地上へと墜落し、地上に


落ちたエレキビジョン(電気鳩)は、


\\ドカーン//


と大爆発して、地上に居た怪獣2体を巻き込んで四散した。


そしてさらに、\シュパーン/とどこからともなく槍が飛んできて、


怪獣の1体の胸を貫く。


胸を貫かれた怪獣は、その場に倒れ……。


\\ドカーン//


とこれも側に居た怪獣2体を巻き込んで爆発四散する。


そして槍が飛んできた方向には、クリスタルマントパーズ(グロル)


が立っていて、


さらに、さらに、


\シュン/、\シュン/、\シュン/


と無数の苦無くないが飛んできて、別の怪獣の胸を貫いた。


\\ドカーン//


爆発する怪獣の側にはクリスタルマン(ニム博士)が立っていた。


そして、


(((((シュルシュルシュル))))))


と回転した2本の手斧トマホークが、2体の怪獣の首を


跳ね飛ばす。


首を跳ね飛ばされた2体の怪獣は当然のごとくその場に倒れ、


\\ドカーン//、\\ボカーン//


と大爆発……その傍らには、クリスタルマンルビー(カラン)


が立っている。


そして、クリスタルマン(ニム博士)がピッポリト※1に


向かって言う。


「観念せいピッポリト!」


とピッポリト※1に向かって指を指すと、怒りをあらわに


したピッポリト※1が、クリスタルマン(ニム博士)に向か


って、履き捨てるように言う。


「ええ~ぃ、5人そろったところで、この数の怪獣を全て


倒すなど、できわせぬわい!」


そしてさらに、


「お前ら、こ奴らをやってしまえ!」


と怪獣達に命令するのだった。












========================


※1ピッポリト(タツノオトシゴに人間のような手足が生えてる男)


※2デカレッサーデーモン(レッサーデーモン10体を1つにした


下級悪魔)


※3バット(ナマズ顔で、角が生えていて、人間の手足の男)









------(テンタ視点)------☆





\\ドゥィ~ン//


かりゅうが、犬の姿から元の龍の姿に変わると、


\\バキーン//、\\ボキーン//


群がるデーモンシープヘッド達を自身の尾で掃い飛ばすと


同時に、あらかじめ飲み込んでおいた人の頭ほどある金属球


をまるでサクランボの種を口から飛ばす様に、


\ペッ/、\ペッ/、\ペッ/、と次々に口から飛ばし、


次々とデーモンシープヘッド達を倒して行く。


その傍らでは、ミリー(トム妻)さんが、


「床の岩よ我が求める形となれスパイクホーム!」


と魔法の呪文を唱え、土俗魔法で広場の石畳を円錐形の


棘だらけにし……。


\グェー/、\ギョエー/、


デーモンシープヘッド達の足を貫かせる。


そして、そのミリー(トム妻)の横では、アナ(ガイゼル妻)


さんが、


「こ~の~!」


と言いながら小柄な体に似合わず大きな槍斧ハルバート


振り、デーモンシープヘッド達を次々に倒して行く。



 しかし、この人数で3,000のデーモンシープヘッドを


倒すのにはなかなか骨が折れる。


(何とか千体は倒したけど……)


俺は手に持ったカムイさんを振るいながらそう考えてい


ると、俺のヘルメット内の左モニターに映るエードラム様が、


『テンタ君、行くわよ』


と俺に声を掛けるので、俺は何のことかわからず、


「あっ、はい」


と返事をした瞬間、俺は赤い光に包まれ、光の速さで加速する。


(あ・あっ……また後で体が痛くなるやつだ)


と思いながらも俺は光速移動で、カムイさんを振るい


次々にデーモンシープヘッドに斬りつけ魂を奪って行く。


光の速さで加速する俺にとって、デーモンシープヘッドの動き


は、殆ど止まって見えるので、あっという間に1,000体の


デーモンシープヘッド達を倒した。


その時、それを横で見ていたバルジャン(トム)さんは、自身の


ブランチスキル『ゲームチェンジャー』を発動し、俺の技を盗ん


だのか、バルジャン(トム)さんも銀色の光に包まれたかと思う


と、あっという間に俺と同じく1,000体のデーモンシープ


ヘッドを倒しのだった。


 因みに、バルジャン(トム)さんが手に持つ俺と同型の刀は


、以前俺達が三日月魔王国の吉原ってところで遭遇した刀、


妖刀魂吸刃ようとうこんきゅうじんをガレン(クリスタルマンエメラルド)さん


が、あの後魔王からもらい受けたそうで、その後、名前を


妖刀魂吸刃ようとうこんきゅうじんから『ソウルスレイヤー』


と改め今回の件のためにトムさんに渡したって事なんだが、


妖刀魂吸刃ようとうこんきゅうじんって人を操るんじゃ


無かったっけ?)


と思いつつ、


「痛てててて」


体のきしむ痛みに俺が思わずその場に座り込むと、素早く、


シェリーさんとタミーさんが俺の前に立ちフォローに入ってくれた。


 俺のヘルメット内の左モニターに映るエードラム様が、素早く


回復魔法を掛けてくれたので、すぐさま戦線には復帰できたんだが、


戦線に復帰と言えど、もうすでに殆どのデーモンシープヘッドは、


倒されていた。


そんな時、


「テンタ、ダリウスを追え!」


とバルジャン(トム)さんに言われ、


「あっ、はい」


と返事を返した俺は、すぐさまバルコニーに向けジャンプしようと


した時だった。


突然、そのバルコニーから白いゴリラが俺の前に飛び出してきて、


「おのれ~、許さんぞ小僧!」


と言ったかと思うと、白いゴリラことダックルが


「ボティス!」


と言うと、ダックル※4は、見る見る姿を変え、全長30mの巨大な


……トカゲ!?、いや、エリマキトカゲの姿に変身する。


そして、


「城に残るシープヘッドよこの広場に集まれ!」


と叫ぶと、城中のデーモンシープヘッドが、背中に蝙蝠の羽を広げ


この広場へと集まって来た。


その数、7,000。


(えー、あー、数が多すぎる……)


と俺が心でぼやいた時だった。


\ピッカッ/


と広場中央が光ったと思ったら、そこには、ルペン四世(カリオストロ


と共に、チーム『ガシャーン』とチーム『アメヒロ』のメンバーが立って


いた。


そして、チーム『アメヒロ』のサイキックレディー(アルウェン)さんが、


俺に向かってウインクして、


「救援に来てあげたわよw」


と言ってくれた。














 チーム『ガシャーン』のガシャーン(ブルーノ)さんが、


「アマンダ!」


と3台のロボット犬の内の1台を呼び出し、


「アマンダ―ジェット!」


と叫ぶと、


\ワオーン/


とアマンダ―が遠吠えで返事をしたかと思うと見る見る姿を変え、


小型ジェット機に変形すると、


「ガンボーこれを使って空から攻撃しろ!」


とガンボー(ガイゼル)さんは、自身の方に飛んできた小型ジェット機に


飛び乗ると、コックピットのキャノピーを開けたまま両手に持っている


マシンガンで、空に居るデーモンシープヘッドを打ち落とす。


そしてそれに続いて、バルジャン(トム)さんが、


「バーバリアーン!」


と自身の能力でエアーバイクを呼び出すとそれに


「チョー!」


と飛び乗り、ガンボー(ガイゼル)さん同様空に居るデーモンシープヘッド


に自身のソウルスレイヤーで次々に斬りつけ魂を奪って行くのだった。


俺はと言うと、エリマキトカゲ(ダックル)と対峙していた。


「テンタ殿、奴の表皮は我が刃では斬りつけられません」


と俺が手に持つカムイさんが俺に忠告する。


と突然、エリマキトカゲ(ダックル)は襟巻を立てると、その


襟巻で太陽光線を吸収すると、


「カー!」


と叫びながら口を大きく開け、光線を吐く。


「チョー!」


俺は素早く横っ飛びで光線を避けるが……。


俺が元居た場所の石畳はドロドロに溶けてしまっていた。


(あれ~悪魔なのに太陽の光を使える!)


と俺が心で驚いていると、それを察したのか、エリマキトカゲ


(ダックル)は俺に言った。


「俺は低級な悪魔と違い、高級な悪魔なんでな、太陽の光では


死なないし、それを利用できるんだよバーカ!」


と俺を馬鹿にしたように言い、再度襟巻を立て、


「死ね!」


と口を大きく開けた時だった。


チーム『アメヒロ』の超人マッスル(バル)さんが、エリマキ


トカゲ(ダックル)の口を目掛けて何かを投げ付けた。


「うんがグックン」


超人マッスル(バル)さんが投げた何かが見事エリマキトカゲ


(ダックル)の口の中に入り、それをそのまま思わず飲み込んだ


エリマキトカゲ(ダックル)は、次の瞬間!、


\グハッ/


と口から血を吐き、その場に\ドスン/と倒れた。


恐らく超人マッスル(バル)さんが投げたものは、デーモンレデ


ィーさんの尻尾から出る毒液だろう。


それを見たエードラム様が一言。


「口のわりにあっさりだわね」


と言うのだった。


========================


※4ダックル(真っ白なゴリラ)           

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