109話 トム救出作戦その1『ホワイトキャッスル』
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------(第三者視点)------☆
大陸の西にある四方をバーン王国、ルベル国、ドウブ国、
コラクル国の4ヶ国に囲まれた深く大きな森がある。
名前をグロルの森と言い、魔物が闊歩する危険な森。
その森のルベル国の北、ドウブ国の西に大きく開けた場所が
ある。
その場所には、冒険者ギルド西支部とクリスタル教会西支部が
ある。
ここ冒険者ギルド西支部の支部長は(ギルドマスター)は、チーム
『バンダム』なのだが、このチーム『バンダム』は他のチームと違っ
て30人と大所帯。
しかし、30人といても実際に魔物と戦うのは主要の4人だけ、
後の26人は支援をするメンバーとなっている。
その主要のメンバーの経歴は以下の通りである
冒険者名【アロム・ビダン】
本 名『ルーク・スカイラーク』
ブランチ『バンダム』と言う巨大ロボット
年 齢 18歳
元バーン王国 スカイラーク公爵家嫡男
転生前は 桝本真司と言う日本人で、バンプラ
(バンダムのプラモデル)作りと機械いじりをこよなく愛する17
歳の高校2年生の男の子他のメンバーのキャスバル・ジェラグや、
ゲルト・シュバイガー、フレヂー・ヴァルカスとも同じ高校に通い
3人と共にアニメ研究会を立ち上げたりもしていたが、修学旅行先
で乗っていたバスの事故で他の3人共々亡くなる。
因みに、テンタのスーツの設計をしたのもこのルーク・スカイラ
ークである。
冒険者名【スレンダー・ハイ】
本 名『フレヂー・ヴァルカス』
年 齢 20歳
ブランチ『Bファイター』と言う地上でのバンダムの支援メカ
元コラクル国ヴァルカス子爵家3男
転生前は 木村哲也と言う日本人で、アニメ好き
でルーク同様バンプラ(バンダムのプラモデル)作りをよなく愛する
17歳の高校2年生の男の子でルーク・スカイラークと同じ高校に通
い、ルーク達とアニメ研究会を立ち上げたメンバーでもある。
ルークと同じように修学旅行先の乗っていたバスの事故で他の3人
共々亡くなる。
冒険者名【サー・アズナベール】
本 名『キャスバル・ジェラグ』
年 齢 22歳
ブランチ『サー専用ザム』と言うバンダムの居る連合軍の敵シオン軍の
巨大ロボット
元ルベル国王子
転生前は 土田正明と言う日本人で、アニメ好き
でコスプレ好き。
17歳の高校2年生の男の子でルーク・スカイラークと同じ高校に通
い、ルーク達とアニメ研究会を立ち上げたメンバーでもある。
ルークと同じように修学旅行先の乗っていたバスの事故で他の3人
共々亡くなる。
彼は、元ルベル国王子、だったが数年前のルベル国の反乱事件で
国を追われ、それ以降正体を隠すためお面を着けている。
因みに現在反乱が収まっり、再びルベル国を治めたアルテイシア
・ジェラグ女王の兄でもある。
冒険者名【ダンバ・ダル】
本 名『ゲルト・シュバイガー』
年 齢 22歳
ブランチ『シオン軍陸上型白兵戦専用ダム』と言うバンダムの居る
連合軍の敵シオン軍の巨大ロボット
元ドゥブ国シュバイガー男爵
転生前は 村上修治と言う日本人で、アニメ好き
でルーク同様バンプラ(バンダムのプラモデル)作りをよなく愛する
17歳の高校2年生の男の子でルーク・スカイラークと同じ高校に通
い、ルーク達とアニメ研究会を立ち上げたメンバーでもある。
ルークと同じように修学旅行先の乗っていたバスの事故で他の3人
共々亡くなる。
以上の4人がメインのメンバーで、同じ時期に亡くなったのだが、
転生した時期はそれぞれ異なるが、この西の大陸の4か国のバーン
王国、ルベル国、ドウブ国、コラクル国は、お互いの王侯貴族や
騎士団との交流があり、その中のあるパーティーにて4人は知り合い
お互いが転生前に同じ高校のアニメ研究会のメンバーだったとしり、
仲良くなっていた。
数年前に起こったルベル国王で巨大ゴーレム軍団を使ったガレン
・ジェラグ公爵の反乱の時、国を追われたキャスバル・ジェラグと
その妹の現女王のアルテイシア・ジェラグ女王を保護しただけではなく、
キャスバル・ジェラグと協力して、自分達のブランチである巨大ロボット
で、反乱を鎮圧したのだが、その能力を恐れる各国の以降もあり、キャス
バル・ジェラグは王位継承権を捨て、他のメンバー達もそれぞれの国と身分
を捨て冒険者となったのだった。
先ほどこの4名以外のメンバーはこの4人を支援するメンバー
と言ったが、4人が冒険者となった居り、各自の部下の一部が、
彼らに同伴したため、この大所帯となった。今は、空飛ぶチーム
ハウス『ホワイトキャッスル』の航行要員と成っている。
彼らのチームハウス『ホワイトキャッスル』は、お城のような形を
していて、チームハウスとしては大きいが、城としてみた場合かなり
小柄な城である。
形は、四方に4つの塔と中央部に太く大きな塔が立っている。
そしてこのチームハウスは、冒険者ギルド西支部の建物の裏に立って
いて、いつでも移動できる変わった建物だった。
「ホワイトキャッスル浮上!」
冒険者チーム『バンダム』のチームハウス『ホワイトキャッスル』
の中央にある太い塔の上層部にある、四方をぐるりとガラスで囲まれた
この『ホワイトキャッスル』のコントロール塔の中央の一段高くなった
王様の椅子に掛けた、中世の騎士のような服を着たキャプテンブライ
がそう叫ぶと、全面のガラス付近にある船の舵のような舵輪を操作す
るミラと言う女性が、
キャプテンのブライの命令を
「ホワイトキャッスル浮上します」
と復唱しながら城の操舵をする。
中央の一段高くなった王様の椅子に掛けた、キャプテンブライの椅子
の前には、同じような王様が座る椅子が4つ並んでいる。
そのには、右から、キャスバル・ジェラグ、ゲルト・シュバイガー、
フレヂー・ヴァルカス、ルーク・スカイラークが順番に座っている。
席順は単に年齢順。
この4人は、『機動戦記バンダム』に出てくる制服姿。
フレヂー・ヴァルカス、ルーク・スカイラークは、『機動戦記バン
ダム』の連合軍の制服で、キャスバル・ジェラグ、ゲルト・シュバ
イガーは、その敵国のシオン軍の制服姿だ。
そして、コントロール塔の後ろに臨時で縦に2つ置かれたソファーに
は、前列にエドガー・ド・カリオストロ(ルペン4世)、ミリー(ト
ム妻)、シェリー、その後ろのソファーにはタミー、アナ(ガイゼル
妻)とガイゼルが座っていた。
「マーカー、小槌の反応が出たら知らせろ」
とキャプテンのブライさんが自身の右に居るマーカーと呼ばれる男
に指示を出す。
「畏まりました」
とマーカーは、何やら機械を触りながらキャプテンブライにそう
返事をするのだった。
こうして、『バンダム』のチームハウス『ホワイトキャッスル』は、
西支部からグロルの森の中央部に向けてゆっくりと進んで行くのだ
った。
◇
『バンダム』のチームハウス『ホワイトキャッスル』は、
しばらく、グロルの森の中心部に向け、静かに航行していたが、
突然、マーカーと呼ばれる男が、声を張り上げ言う。
「北北西20.3kmに小槌の反応あり!」
その言葉に、中央の一段高くなった王様の椅子に掛けた、キャプ
テンブライが、椅子から立ち上がり、舵輪を操作するミラに
向かって言う。
「進路、北北西に向けろ!」
「はい進路北北西に向けます」
ミラと言う舵輪を操作する女性はすぐさま復唱し、操舵する。
すると、『ホワイトキャッスル』は、ゆっくりと進路を変え、
進んで行く。
しばらくして、『ホワイトキャッスル』は停止した。
すると、キャプテンブライの前に座っていたサー・アズナベール
(キャスバル・ジェラ)達が立ち上がり、サー(キャスバル)が、
キャプテンブライに向かって言う。
「俺達は出るが、ホワイトキャッスルはここで待機!」
と命令すると、キャプテンブライは、
「畏まりました」
とサー(キャスバル)に返し、すぐさま舵輪を操作するミラと言う
女性に
「ホワイトキャッスルはここで待機!」
と命令し、命令を受けたミラは、
「ホワイトキャッスル待機します」
と復唱する。
その間にサー(キャスバル)、アロム(ルーク)、スレンダー
(フレヂー)、ダンバ(ゲルト)の4人は、エドガー・ド・カリオス
トロ(ルペン4世)達の前にある転移魔法円の上に乗り、サー(キャ
スバル)が、エドガー・ド・カリオストロ(ルペン4世)に声を
掛ける。
「俺達が攻撃を仕掛けるのが合図だ」
そうサー(キャスバル)に声を掛けられたエドガー・ド・カリオス
トロ(ルペン4世)は、黙って頷いた。
サー(キャスバル)はそれを見て、他の3人と共に転移魔法円で、
中央の塔の下にある建物へと転移して行った。
◇
中央の塔の真下にある建物の最後尾にあるにある手に魔法円に降り
てきたサー(キャスバル)達はさっそくブランチに変身する準備を
する。
まず、スレンダー(フレヂー)が、転移魔法円の前にある巨大
ロボットを射出する足形のあるカタパルトの少し前に行き、
「スレンダーBファイター出る!」
と言うと、\ピッカーッ/と体が光、見る見るスレンダー(フレヂー)
の体は、長さ40mの重爆撃機の姿に変わった。
それを見たアロム(ルーク)は、すぐさま、
「アロム、バンダム行きまぁ~す」
と叫ぶと、スレンダー(フレヂー)同様\ピッカーッ/と体が光、
見る見る銀色の巨人の姿に変わる。
そして、壁に掛けてあった巨大なライフルを手に取ると、それを腰の
後ろにあるウエポンラックにセットし、自身のブランチ能力で
出したビームアサルトライフルと盾を持ちバンダム(アロム)は、
Bファイター(スレンダー)の背中に乗る。
\ズシン/
それを確認すると、Bファイター(スレンダー)は近くに居た作業員に
言う。
「ハッチを開けてくれ」
それを聞いた作業員が前方に居る作業員に合図を送ると、前方に居た2
名の作業員たちは『ホワイトキャッスル』の城門部分の跳ね橋
を下す。
\ガラガラガラガラ/
跳ね橋ことハッチが開いたの見たBファイター(スレンダー)
はエンジンの出力を上げると同時にBファイター(スレンダー)後方に
箱型のジェット・ブラスト・ディフレクターが隆起する。
「出る!」
とBファイター(スレンダー)が言うと、Bファイター(スレンダー)が
背中にバンダム(アロム)を乗せたまま飛び出して行く。
”シュン”=====
それを見送ったサー(キャスバル)とダンバ(ゲルト)。
ダンバ(ゲルト)が徐にサー(キャスバル)に言う。
「少佐私も行きます」
その言葉にサー(キャスバル)が頷くと、ダンバ(ゲルト)は、先ほど
Bファイター(スレンダー)が発進した位置の少し後ろにあるロボット
を射出する足形のあるカタパルトに向かうと、
「ダンバ・ダル出る!」
と言うや否やバンダム(アロム)達と同じく\ピッカーッ/と体が光、
見る見る黒い巨人の姿へと変わった。
そして、バンダム(アロム)同様、壁に掛けてある巨大なライフルを手
に取るとカタパルトの足形に自身の足を合わせ。
「ダンバ、ダム出る!」
と言うと、足形のカタパルトが”ギュイーン”=====と
加速して、ダム(ダンバ)を加速させそのまま空中へと飛び出した言っ
た。
そして、残ったサー(キャスバル)も、
「サー、ザム出る!」
と言って\ピッカーッ/と体が光、見る見る金色の巨人の姿に
なり、ダム(ダンバ)同様壁に掛けてある巨大なライフルを手に取ると
カタパルトの足形に自身の足を合わせ、”ギュイーン”=====と
発進して行った。
◇
Bファイター(スレンダー)の背中に乗り飛ぶバンダム(アロム)。
森のある一点にビームアサルトライフルの照準を合わせビームを
放つ。
”ビシューン”=====
と同時に、Bファイター(スレンダー)もBファイター(スレンダー)に
備え付けられた2対のビームキャノン砲を放った。
”ズキュン”=====
バンダム(アロム)の放ったビームとBファイター(スレンダー)が
放ったビームが森に着弾する。
\\\ズバーン///
バリバリバリ
”ボー”
着弾と共に森に大きな穴を開けると同時に森の木々が燃え出した。
”メラメラ”
と次の瞬間!、地面から、巨大な魔物が次々と現れた。
\ピッ/
【デーモンヴァジェト(悪魔+コブラ)】
H P 1500+180
M P 500+140
運動性 250+ 90
攻撃力 1000+140
防御力 800+ 80(魔法攻撃軽減)
命中 90+ 5
回避 65+ 10
※
・悪魔闘気(魔法無効)
・毒液(金属や岩を熔かす)
・噛みつき
・魔法攻撃各種
体長15m
×20
テンタが地下のダンジョンで戦ったヴァジェトに
レッサーデーモンが憑依した姿。
【デーモンキュクロープス(悪魔+巨人)】
H P 2000+180
M P 600+140
運動性 200+ 90
攻撃力 2200+140
防御力 1800+ 80
命中 90+ 5
回避 65+ 10
※
・悪魔闘気(魔法無効)
・目から石化光線
・魔法攻撃各種
身長20m
×20
と巨大な魔物が現れると同時にバンダム(アロム)とBファイター
(スレンダー)の脳裏に浮かんだ。
「ほう~ら、おいでなすった」
とBファイター(スレンダー)言うと、バンダム(アロム)は、
右手に持ったビームアサルトライフルを消し、腰の後ろにある
マガジンラックから巨大なライフルを取り構える。
”シャー!”
と言いながら、巨大な羽の生えたコブラであるデーモンヴァジェト
2体が、バンダム(アロム)達に襲い掛かろうと大きな口開け迫っ
てくるが……。
それを冷静に見ていたバンダム(アロム)は、構えた巨大ライフル
放つ。
”ビシャーン”=====
”ビシャーン”=====
バンダム(アロム)が構えたライフルから何やら液体が勢いよく
飛び出し、口を開け襲い掛かるデーモンヴァジェト2体の口の
中に命中すると、
\ブフェ/
っとデーモンヴァジェト達が口から血反吐を吐き、そのまま
地上へと落下して行く。
それを見たBファイター(スレンダー)は嬉しそうな声で、
「ヤリーw」
と声を上げるのだった。
【訂正】
冒険者名【スレンダー・ハイ】
本 名『フレヂー・ヴァルカス』
年 齢 20歳
ブランチ『Bファイター』と言う地上でのバンダムの支援メカ
『誤』 元元コラクル国第一『正』騎士団長→【ヴァルカス子爵家3男】
『誤』数年前に起こったルベル国王で巨大ゴーレム軍団を使った
レベーリヨ伯爵の反乱の時→ガレン『正』ガレン・ジェラグ公爵の反乱の時




