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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第4章 オトアピンチ!ブランチキャンセラー編
106/204

105話 液化炭酸ガス

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457






------(テンタ視点)------☆





 前方の敵サハギンスパイダーを一掃したシェリーさんと


タミーさんは、後方でサハギンマンティスと戦うーム


『ポテンツァ』の応援に向かったのを見て俺は、スカイ


バリアンを着陸させ、その場にいた、ミリー(トム妻)さん


とアナ(ガイゼル妻)さんと合流し、逃げたガイスト


(ピエロ)を追う。


ガイスト(ピエロ)は、凍りかけた左腕を、\ズバーン/


と自ら引きちぎり、すぐさま自身の左腕を再生していた。


「待ちなさい、ピッポリトと言う悪魔はどこに居るの!」


と逃げるガイスト(ピエロ)を追いかけながら言うミリー


(トム妻)さんだが、そのミリー(トム妻)さんの問いに


「さぁな」


ととぼけるガイスト(ピエロ)に俺は、奴の足止めをしよう


と再びベルトの右にある黄色の☆型手裏剣を取り、手裏剣を


ガイスト(ピエロ)に投げつけた。


”シュッ”☆==


((((クルクルクル))))


\ズボッ/ 


俺の投げた手裏剣は今度も見事ガイスト(ピエロ)右手に


突き刺さる。


\\ビリビリビリ// 


「んぐぉ~!」


ガイスト(ピエロ)の右手から発生した電撃がガイスト


(ピエロ)の体全体へと流れて行く。


「えっぇーい、やめだ止めだ、時間稼ぎするのはやめだ」


と言いなが右手に刺さった手裏剣を抜き、それを捨てながら


言うと、


「ディィーバァンク!」


と叫んだ。


すると、奴は見る見ル8mほどの大きな青白い炎の姿へと変わる。


奴を追いかけていた、俺とのミリー(トム妻)さん、アナ(ガイ


ゼル妻)は、奴が体から発する炎の熱で、思わす立ち止まる。


「ぐぅぅっ……」


「うっ……」


「なんて熱さだべ」


するとガイストは炎の中に目と口を現すと、


「どうだ、熱いか?お前らはここで死ぬのだ」


と俺達に言う。


そこへ、後方に居たチームは『ポテンツァ』の魔法師のチャッピー


(キャットピープル)さんが、ミリー(トム妻)さんの側に駆け付け


「お手伝いします」


と言うと、ミリー(トム妻)さんは、チャッピー(キャットピープル)


さんに言う。


「あなた氷結系の魔法使える?」


その言葉にチャッピー(キャットピープル)さんは、頷きながら、


「あっ、はい」


と答えると、


「じゃぁ~行くよ」


とチャッピー(キャットピープル)に言うと、2人は持っていた魔法の


杖の先を合わせて


「「空と大地を渡りしものよ 優しき流れたゆとう水よ 我が手に集い


て氷の龍となれ、フリーザードラゴン!」」


と声を合わせ呪文を唱えると、


空気中の水分を凍らせ見る見る大きな氷の龍を出現させた。


そして、


「「いっけー!」」


と2人が声をそろえ、氷のドラゴンに命令すると、氷のドラゴンが、


巨大な炎となったガイストを襲う。


\\ガオー// 


だが、ガイストを襲おうとした氷のドラゴンは、ガイストの所


までたどり着く前に、蒸発してしまった。


「「え――っ!」」


その光景に驚くミリー(トム妻)さんとチャッピー(キャットピープル)


さん 。


そんな2人にガイストは勝ち誇った顔で言う。


「冥途の土産に、教えてやろうピッポリトは、グロルの森に居る」


と言いながら、ガイストは自身の炎を温度をさらに上げながら


俺達の方に迫って来る。


(ヤバイ、熱い……息苦しい)














------(第三者視点)------☆




「電磁ヨーヨー」


「オリハルコーン!」


\ポコン/


\グサッ/


 マリーナ(マカナ)の投げた電磁ヨーヨーは、サハギンス


パイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)の体に触れると電撃が消え、


ただ\ポコン/と当たるだけで、トリン(ナイア)の突き出


した三俣の槍も本来なら矢先が光り輝き相手の急所まで突け


るのだが、今はどちらも悪魔闘気に邪魔され、その威力を落と


していた。


「ソルジャークロー!」


 唯一、仮面ソルジャーブラック、楊黒暗ヨウヘイアンが、


放つ鋼鉄の爪は、的確にサハギンスパイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)


の急所を捉え倒しているのだが……。


200体もいるサハギンスパイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)に圧倒さ


れる3人。


そんな中、三毛猫オトアを庇うかりゅうは、


自身の念力で、闘技場の壁にある、槍、薙刀、剣などの


武器を引きはがし、三毛猫オトアに迫るサハギンス


パイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)にそれをぶつけて、一度に


20体のサハギンスパイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)を倒しはしたが、


それを悪魔伯爵シャッキー(髪の毛が無数の蛇で目玉が一つ


の男)の隣で見ていたゲー大隊長(白い三角頭巾に白いローブ風)


が、


「ディィーバァンク!」


と叫び、白い三角頭巾に白いローブ風の姿から、下半身が体長4m


の大サソリの姿に変わったかと思うと、


「ええぇ~い、邪魔だ犬!」


と叫んだかと思ったら、上半身を倒し、下半身の大サソリのしっぽ


を持ち上げると、毒針をかりゅう目掛けて飛ばした。


”ピシュー”===


\グサッ/


\キャイン~/


かりゅうは、ゲー大隊長(下半身が大サソリ)の毒針を受け、


その場に倒れてしまった。


\ドサッ/


「あっ、かりゅう!」


側に居た三毛猫オトアが思わずかりゅうの側に駆け寄ろうと


するが、それをさせじと、サハギンスパイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)


が手に持ていた槍で三毛猫オトアを突こうとする。


それを、かろうじて避ける三毛猫オトア


「オトアちゃん、こっちへ」


と叫ぶ仮面ソルジャーブラック、楊黒暗ヨウヘイアンだったが、


次々と襲ってくるサハギンスパイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)に邪魔され


仮面ソルジャーブラック、楊黒暗ヨウヘイアンは、なかなか三毛猫オトア


の側に近づけないでいた。


そんな時、三毛猫オトアにテンタからの念話が入る。


≪オトア、オトア、大丈夫か!≫


三毛猫オトアは、テンタの念話にすぐに答えたかったが、敵の攻撃を


避けるのに必死で、答えられないでいいた。


そんな三毛猫オトアに、バズーカーのようなブランチキャンセラーを


構え、三毛猫オトアに照準を合わせようとしていた悪魔伯爵シャッキー


(髪の毛が無数の蛇で目玉が一つ)は、ちょこまか逃げる三毛猫オトア


照準がつけられず、苛立っていた。


「えぇーい、ちょこまかと動きよって!、誰かあの猫の動きを止めよ!」


その悪魔伯爵シャッキー(髪の毛が無数の蛇で目玉が一つ)の言葉に、4体の


サハギンスパイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)が三毛猫オトアを囲んだ。


「あっ!」


三毛猫オトアは、周りを囲まれ、動けなくなった。


その時、三毛猫オトアの体の中に居た光の精霊エードラムは、


≪しかたない≫


と呟くと、


「精霊力解放!シャイニングノバ!」


と叫んだかと思うと、三毛猫オトアの体からまばゆい光が放たれ、


三毛猫オトアを囲むサハギンスパイダー(悪魔+魚人+蜘蛛)を全て


消し飛ばした。


「な・何と!」


「一瞬で……」


それを見て驚く悪魔伯爵シャッキー(髪の毛が無数の蛇で目玉が一つ)


とゲー大隊長(下半身が大サソリ)。


 しかし、あまりに膨大なエネルギーを解放したためか、三毛猫オトア


はフラフラとしてその場に\バタン/と倒れこむのだった。


それを見た悪魔伯爵シャッキー(髪の毛が無数の蛇で目玉が一つ)は、目を


輝かせ


「もらったぞ!」


と言いながら、ブランチキャンセラーの引き金を引くのだった。













 一方、冒険者ギルドの外で戦うガンボー(ガイゼル)達は……。


突然現れた、チーム『デビライザー』達の空中での戦いを見ていた。


まず、初めに変身ブランチした男3人のザマタン(黒い悪魔)


、イマタン(黄色い悪魔)、ガマタン(赤い悪魔)達は、真っ先に


冒険者ギルド南支部上空に居るデーモンサハギンホッパー(悪魔+


魚人+バッタ)200体の所に向かい、3人が持つ腰のレイピアを


抜くと、お互いのレイピアの剣先を合わせ、


「「「スパオ!」」」


と叫び、彼らの合わせた剣先から音波のようなものが出て、


”ビヨ~ン”~~~


デーモンサハギンホッパー(悪魔+魚人+バッタ)達の悪魔核を破壊する。


すると、悪魔の支配が解かれたサハギンホッパー(魚人+バッタ)達は、


混乱しお互いを傷つけあっていた。


そこへ、身長30mのデーモンレディーが現れ、


「デーモンディスチャージ!」


と叫んで、全身から高圧の電気を放出し、”あっ”と言う間にサハギン


ホッパー(魚人+バッタ)達を焼き尽くす。


その間にザマタン(黒い悪魔)、イマタン(黄色い悪魔)、ガマタン


(赤い悪魔)達は、デーモンサハギンマンティス(悪魔+魚人+カマキリ)


の所に行き再び、


「「「スパオ!」」」


を放ち、デーモンサハギンマンティス(悪魔+魚人+カマキリ)の悪魔核を


破壊した。


そしてその後先ほどと同じように、身長30mのデーモンレディーが


「デーモンディスチャージ!」


と叫び、全身から高圧の電気を放出し、”あっ”と言う間にサハギンマ


ンティス(魚人+カマキリ)を黒焦げにした。


それを見ていたガンボー(ガイゼル)が目の前の光景に、


「?あいつら……こんなに強かったっけ?」


と呟くのだった。


そんな、ガンボー(ガイゼル)や支部長ギルマスの仮面ソルジャー


バイオレット(黄雷オウレイ)に仮面ソルジャーホワイト(周雪シュウシュエイ)


それに仮面ソルジャーレッド(呉火ゴフォー)に向かって、上空の巨大な


悪魔デビルレディーが言う。


「地下の闘技場にも悪魔が侵入しています、ルビー柱が向かっているはずですが、


支部長ギルマス達も早く応援に!」


それを聞いた支部長ギルマスの仮面ソルジャーバイオレット(黄雷オウレイ


はみんなで顔を見合わせ、


「何だって!」


と言うや否や、4人で地下の闘技場に向かうのだった。













------(テンタ視点)------☆






「パープルバスター!」


「イエローバスター!」


後方で、デーモンサハギンマンティス(悪魔+魚人+カマキリ)と


戦っていたシェリーさん、タミーさんに加えチーム『ポテンツァ』


のレオン(獅子族)さんとジョージ(虎族)さんもこちらに加わり、


目の前のガイストに対峙していた。


あまりの暑さにコンバットスーツ着用のシェリーさんタミーさんが


今は前衛をしてくれている。


先ほどのシェリーさんタミーさんのビーム攻撃もまるで、ガイストには、


まるで攻撃が効いてない。


「どうしたそうした、それで終わりか!」


ガイストは、ほほ笑みながら、ジリジリと迫って来る。


「このままじゃ俺達は黒焦げだぜ」


と俺の側でぼやくレオン(獅子族)さんだが……。


それに対して、ミリー(トム妻)が、


「確かに、それになんだか息苦しくない?」


と聞くと、レオン(獅子族)さんが、


「ああ、確かに息苦しい」


とミリー(トム妻)の言葉に同意すると。


「あれ、私達は全然平気よw」


とミリー(トム妻)に言い返すタミーさんだが、


「そりゃ、あんたたちはその鎧が守ってくれてるんだから」


とあきれ気味に返すミリー(トム妻)さん。


俺は、皆の話を聞いてふと考えた。


(熱いのは当然だが……息苦しい……って、あっそうか!)


息苦しいのは奴の炎は、ここの酸素を消費してることに気が付いた。


そこで、皆にある作戦を伝えると……。


「えっ、酸素?なんだそれ」


とレオン(獅子族)さんに言われてしまったが、そこにミリー(トム妻)


さんが補足してくれた。


「水の中では炎は消えるでしょ、それに息が出来ないでしょ」


ミリー(トム妻)さんの補足説明に、


「ああ、」


と納得……してくれたようだった。


そこで、俺は小鎚からある物を出す。


それは、チームは『ナル』のマリーナ(マカナ)さんから、万が一


水中戦になった時様にと、彼女からオキシドールキャンディーの


入った瓶をもらっていたのだった。


 本来ブランチ能力で出した武器や乗り物や道具などは、ブランチを


解除すると消えてしまうのだが、何故かこのマリーナ(マカナ)さん


のオキシドールキャンディーだけは消えないのだ。


これを、バトルスーツを着ているシェリーさんとタミーさん以外の


人達に配る。


そして、俺は


赤着せきちゃく!」


と言ってコンバットスーツ姿に変わった。


 本来俺のコンバットスーツは、エードラム様の精霊力をエネルギー源と


するのだが、別に魔力でも動かせる。


 俺もこの世界に来てから少しづつではあるが魔力が体にたまって来ている。


 しかし、エードラム様の精霊力でもないし、俺の少ない魔力でこのコンバット


スーツを動かせるのはせいぜい1分程度だけれどね。


この1分で、決着をつける。


なので、俺はすぐさま、左腕のガントレットから魔法のナイフをある物を


イメージしながら引き抜いた。


俺が引き抜いた魔法のナイフは、俺のイメージ通り、液化炭酸ガスのボンベ


だった。


俺はそのボンベに付いているホースをガイストに向けボンベ栓を開いた。



\シュー/====


白い粉状の物がホースから出る。


そう、これは所謂ドライアイス。


その粉状のドライアイスは、ガイストの熱でたちまち気化する。


確かドライアイスの気化する時の膨張率は750倍だったかな?そんな


気化した炭酸ガスがこの広い洞窟内を覆うのにはそんなに時間が掛からなかった。


「グオー」


すごい気圧に俺達は襲われるが、俺の考えた通り、ガイストの炎は、


見る見る小さくなり、やがて……消えていった。


「「やったねw」」


とそれを見て、俺にハイタッチを求めてくるシェリーさんとタミーさんだった。


(ふぅ、何とか倒せたか)















※訂正 仮面ソルジャーブラック、×(周雪シュウシュエイ

                〇楊黒暗ヨウヘイアン


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